2002年9月21日 土曜日 ウニお目見え
ウニ発見、マンボウ発見
今週はお客さんがあるので、超豪華?御刺身を準備する予定です。そこで、いつもよりちょっと早めにベルサイユの魚屋に到着しました。
早速魚屋を見て廻ります。もちろん、一番の期待はウニですが・・・私がウニを良く買う店にはウニがまだ出ていませんでした。
でも、私が一番好きな店にはありました。この店のウニは高いので、普段はあまり買わないのですが、高いだけあって、やはり入荷も早いようです。値札にBRETONとありましたので、ブルターニュ地方のウニでしょうか。
このウニ、上部の肛門部(生殖管を兼ねる)から、かなり身を出していたので、ひと目で雄雌が区別できます。でも、これが出ているということは、中身は減っているということですから、あまり良い状態ではありません。でも、他の店にはウニは無かったので、この店で買うしかありません。
最近はお店のお兄さんに完全に憶えられてしまっているので、私の買いそうなものが分かっているようです。この店員さん、ウニとアワビだけは日本語で言えるのも、日本人がいかにこの二つを良く買うかを物語っていますね。
ホタテも、やっと殻付きのものが出回り始めました。
魚の方は、刺身ですから、基本的には鯛とマグロに決めています。
今日は珍しいことにマンボウが売っていました。値札はrollmopsとなっていましたが、辞書を引いてもこの単語はありませんでした。英単語としては、ニシンでピクルスを巻いた物をこの名で呼ぶようですが・・・パリの魚屋のことだから、適当な名札を値札に使っているのかも知れませんね(笑)
さて、結局、今日は純日本風料理に徹することになっていたので、以下のものを買いました。
前代未聞超豪華刺身(笑)
さて、以上の品のほとんどは刺身になりました。今日は大根があったので、ちゃんと刺身のつまも作り、尾頭付きにしてキュウリとシソで飾りました。
アジはタタキに、トロの一部はネギトロになっています。あまりに魚の種類が多すぎて、イカをお皿に乗せるのを忘れてしまいました。
お客様には、これ以外に、ホタテの浜焼きと鯛の味噌漬け焼きを出しました。もちろんスープは鯛と冥加のスープです。メインはちらし寿司でした。
アワビはサイズは良かったのですが、ちょっと堅かったですね。他のものはとても良い具合でした。初物のウニは、量は少なかったのですが、まあまあの味でした。
本当はイカの炒め物(内臓と墨和え)もあゆみが作ったのですが、予想以上に墨が強かったので、お客さんに出すのは中止しました。でも、アジはGoodでした。
アワビは肝も刺身にして出そうかと思ったのですが、これもこちらの方にはちょっと無理があるだろうと判断して止めました。アワビの食べ方については、良いページを見つけたので、ご参考にどうぞ。
http://www6.ocn.ne.jp/~maeda/ryouri/awabi-sabaki/sabaki.html
ということで、お客様には大好評でした。
日曜は残り物
アジのタタキは味噌を入れてなめろうにしてから焼いてハンバーグにしました。ネギトロの残りも焼きました。
鯛のお頭はちゃんと保存しておいたので、焼いて食べました。写真の左側の黒いのは、イカの墨和えです。
これに、前日の残りの刺身(トロ、鯛、アワビ、イカ)があったので、残り物とはいえ結構豪華な食卓でした。
さて、来週は何が出てくるかな。
ではでは。