2003年6月21日 土曜日 Viveを買ってみました  

車復活?

一週間以上ガレージから出てこなかった車ですが、ついに修理代が40万円かかると言う連絡が来ました。40万円あれば、新しい中古車が買えそうです。修理すべきか、買い換えるべきか・・・ちょっと悩むところでしたが、ガレージのお兄さんが、この修理で絶対治ると保障するというので、たまにはフランス人を信じてみることにしました(笑)

で、車が治って戻ってきましたが・・・・治ったというより、調子が悪いエンジンを無理やり動くようにしたという感じです。以前のような安心感のあるエンジン音では決して無いのですが、止まったりはしないのでクレームも付けにくい、微妙な状態で治ってきました。さすがフランスですね(笑)

ともかく車が戻ってきたので、早速ベルサイユに出かけます。今日のベルサイユ、これまで見たことも無い大型のアンコウが売っていました。日本なら間違いなく吊るし切りにして捌くところですが、こちらではやはりまな板の上で捌くようです。このときに内臓を全部捨ててしまうのは、本当に勿体無いですね。胃袋なんて、すごく美味しいのに・・・

今の時期は肝も小さいので、これも捨ててしまうようです。なんて勿体無いんだ!! 思わず、私に下さいといいたかったのですが、フランス語が・・・・残念。

今日はシイラも久々に店頭に出ていました。いつも通り、売り名はDorade Coryphèneです。頭が付いていないと、シイラとは分かりませんね。バター焼きにして食べたら美味しそうです。

今日は、珍しく初めて見る物がありました。活きエスカルゴです。いわゆるブドウ畑のカタツムリです。バターや香草を詰めて焼くだけでよい状態になったものはいつでも売られていますが、活きているものが売られているのを見たのは初めてです。

確かに、活きている姿は、まぎれも無くカタツムリでした。この状態だと、どうやって食べればいいか、戸惑いますね。美味しいことは知っているのですが・・・・

Viveを食べてみよう

さて、今日の魚は、これまで買ったことの無かったViveにしてみました。同じ種のPetite vive(マムシミシマ)はブルターニュで釣りをしたときに釣れたので、食べたことがあるのですが、魚屋で売っているGrande vive(トゲミシマ)はこれまで食べたことが無かったのです。

Viveは写真で見える背中のとげや、えらのとげ、それに目の前のとげなどに強い毒があるので、調理の際は注意が必要です。魚屋さんでとげを取ってから売っているのかと思ったら、そのまま売っているのですね。フランス人は、みんなとげに毒があることを知っているのでしょうか、不思議ですね。

このVive、スープや塩焼きで食べられることは分かっていましたので、今日はあえて日本の煮付けにしてみることにしました。なんとなく体型がアイナメに似ていることもあって、煮つけが美味しそうだなと思ったのです。

結果は・・・確かに美味しい白身の魚なのですが、ちょっと身が硬く、煮つけでは美味しさが十分に味わえませんでした。こちらの舌平目と似た肉質です。やはり三枚に下ろしてバター焼きなどにするのが一番美味しい食べ方でしょう。

Viveだけでは娘に叱られそうだったので、一応タイと、マグロの切り身も買って帰って刺身にしました。こちらはいつも通りの美味しいお刺身になりました。

ではでは。