Beryx キンメダイ キンメダイ目キンメダイ科 秋?(冬)
価格帯:不明

ごく稀に、キンメダイもしくはナンヨウキンメが店頭で売られていることがあります。このキンメダイ目キンメダイ科には、世界的にもこの二種しか存在せず、この二種が全世界に生息しています。

この魚、フランス語ではBeryxが正式名ですが、その名で売られていることはまず無く、Dorade roseやRascasseなどの名前が使われている事が多いようです。

キンメの煮付けは、日本でも美味しい料理の一つですよね。日本と同一種ですから、同じ料理方法で大丈夫です。白身で脂が乗った柔らかい身は、煮付けのほかにも蒸し物や鍋、フライでも楽しむことができます。大きなものを買ってあまったら、味噌漬にすると、これもまた美味しいですよ。

なお、キンメダイよりは高い確率で、キンメダイに近いヒウチダイ科の魚であるEmpereurが店頭に出ていることがあります。この魚、顔つきがいかにも深海魚で、実際かなり深い海で捕られる魚のようですが、なぜ「皇帝」という立派な名前を貰っているのは不明です。

日本ではヒウチダイ科の魚はあまり店頭で見ることはありませんが、食べると美味しい魚です。パリで売られているものは冷凍の解凍物が多いようですが、フランス近海でも捕獲されており、漁獲高は結構大きいようです。

 

仏語名 英語名 日本名 学名 分布 コメント
Beryx Alfonsino キンメダイ
ナンヨウキンメ
Beryx splendens
Beryx decadactylus
全世界 両者を区別していないと思われる。
Empereur Orange Roughy ヒウチダイ Hoplostethus Atlanticus 大西洋  OECD分類ではHoplostete rouge、日本のヒウチダイはHoplostethus Japonicus