Hareng ニシン ニシン目ニシン科 年間通じ供給(秋冬)
価格帯:3eur/kg

  

日本では、ニシンが店頭に並ぶことはあまりありませんが、ニシンの卵であるカズノコは正月料理に欠かせません。また、ニシンの仲間のコノシロは寿司だね(コハダ)として有名ですし、同じニシンの仲間のサッパは岡山県でママカリの材料として有名な魚です。

パリではニシンはほぼ一年中売られていますが、秋から冬にかけてが本番で、新鮮なものが店頭に並びます。日本のものより脂が少ないのですが、酢締めで食べると美味しい魚です。

パリの魚屋でもう一種類良く見るニシンの仲間がAloseです。春に店頭に出ますが、全長1メートル近くあるものが多く、その大きさに驚きます。日本にはこのサイズのニシンの仲間はいません。

Aloseは河口域に生息し、大きな川の下流域でも捕れることがあります。白身の魚で、切り身にして焼いて白ワインとたまねぎのソースをかけて食べると美味しいそうで、フランス料理では重要な食材の一つです。値段もそれなりに高く、10〜20eur/kg程度です。

仏語名 英語名 日本名 学名 分布 コメント
Alose Shad (ニシンの大型) Alosa spp. 大西洋・地中海 投げつりや毛ばりで釣る
Alose feinte Twaite shad (ニシン類) Alosa fallax fallax 大西洋・地中海 マイワシに似ている。半淡水性。
Alose vraie Allis shad (ニシンの大型) Alosa alosa
Clupea alosa
大西洋欧州沿岸 銀色の大型の魚。Grande alose, Poisson de maiとも。
Bogue Bogue (コノシロに似ている) Boops boops 地中海  
Hareng Herring ニシン Clupea harengus 大西洋、北太平洋 20センチ以上釣り許可
Kipper Kipper ニシン燻製     Speatと呼ぶことがあるのかも。


コノシロ(98/10/3 鹿島港北新堤防[釣り人:木村])