97年11月24日(月曜日) 日立港

今週は仕事が忙しく、自宅に帰ってきたのは土曜日の朝。土曜は天気も悪そうだったので、土曜の釣行は前日のうちに木村さんと相談して中止にしました。で、日曜はまた東京で仕事で、終わったのが午前4時半。仕方が無いので、東京から日立まで直通で釣行することにしました。木村さんは実家に帰ったので、今日は一人です。

日立到着は午前6時。しかし、徹夜明けの疲れで、歩く距離の長い釣り場に入る気になりません。沖堤も考えたのですが、木村さんと行こうという約束もあるので、今回は今まで釣ったことのない場所で釣ってみることにしました。

いろいろ考えた結果、まず最初は第二埠頭と第三埠頭の間にあるテトラ帯から投げてみることにしました。ここは以前はテトラ置き場になっており、車では入れなかったのですが、今は車で横付けができるのでロケーションは非常に快適です。ただ、水深があまりないので、釣れない可能性が高いのですが、それは承知の上です。

仕掛けはシンプルなセイゴ13号1本バリ(他に、カレイ針、むつ針等も使ってみた)で、50メートほど先と、10メートルほどの足元の2個所に投げ込みます。餌は赤イソメと青イソメのミックス掛けです。竿を3本並べたところで、50メートルほどに投げ込んだ竿に明確な当たりがあります。期待感に胸打ち震わせて合わせてみたものの、空振り。その後はあたりがありません。しばらくして、やっと上がってきたのは、10cmほどのハゼ。さっきのあたりもハゼだったのでしょうか・・・

PE糸で探った感触では、この付近の底は完全な砂地で、結構堅く固まっているようです。50メートル前後のところに海藻群らしきものがあり、そこで必ず根掛かりをします。その海藻群と砂地の境目あたりが狙い目だとは思うのですが、なかなか底の様子が正確にはつかめません。

8時頃になると続々と人が増え始めます。しかし釣果の方は全く延びません。隣に家族連れで入って来たグループのお父さんと色々情報交換をしますが、お互いこの場所は初めてなので、情報がありません。釣れるのはハゼとメゴチだけです。結局10時前に、この場所に見切りを付けることにしました。

疲れたので帰ろうかとも思ったのですが、取りあえず第一埠頭を覗きに行きます。あまり釣れている様子はなかったのですが、南側の根元辺りにちょうど場所が空いていたので、まだ片づけていなかった竿を出して見ることにしました。4本投げて、15分くらいで上げてみますが、餌を齧られた後もありません。これは駄目だと思いながらも、第二投を投げ込み、車の中で朝食をとりますが、徹夜明けのこの朝食が急激な睡魔を生み出します。そのまま車の中で寝てしまい、起きたら11時半。投げておいた竿を上げてみると2本は糸を切られています。これはまず間違いなくシャコです。残りの2本には、シャコとハゼ。やはりここもハゼとシャコしか釣れないようです。

結局12時に納竿とし、釣果は全部リリースしてやりました。ハゼ類は丈夫なので、この寒い時期だと、バケツの水を1時間に1回くらい換えてやれば、十分生きているのです。

さて、釣果が全くなくなった(元々無い)ので、自宅に電話です。

「あゆみ、今日何にも釣れなかったから、なんか買って帰ろうか。」

「えー、何にも釣れなかったのー。ちょっと待って、ママに聞いてみる。・・・・ 焼き魚か煮魚になるもの4人分買ってきてだって。」

「了解。カレイかアイナメでいいか。」

「うん。」

ということで、日立お魚センターに行ってみます。こういった地元の「お魚センター」は、お土産を買うだけでなく、地物の魚が出ているので釣りの情報収集にも結構役立ちます。で、調査してみると、カレイはほとんどありません。地物は20cm弱のマコだけです。やはり今年の日立のカレイは不調のようです。アイナメに至っては、全く見つけることができませんでした。イシモチはありましたが、20cm弱のサイズのものばかりで、地物としてたくさん売られていたのは、タコとメヒカリだけです。やはりエルニーニョの影響でもあるのでしょうか。市場のメイン物品は豊漁のサンマとイワシでした。

で、結局アンコウのぶつ切り(肝つき)を買って帰りました。鮟鱇鍋は美味しかったのですが、釣果には不満が残りました。来週はもう少し仕事が暇になって、体調万全で釣りに行けると嬉しいのですが・・・・2月まではこの忙しさが続きそうなので、釣りに行くこと自体駄目かもしれません。まあ、茨城の皆さんも、そろそろ冬眠時期でしょうし、日立沖堤防挑戦を最後に、このホームページも来年春までお休みにしようかなあ・・・・などとも思っています。さて、来週は沖堤防にいけるかなあ・・・