98年5月10日(日曜日) 鹿島港
午前11時過ぎ、前日のイシモチ釣りの疲れでぐっすり眠っていると、東金の家内の実家に帰っているあゆみからの電話で起こされます。そうです。今日は実家に行かなくては行けないのです。
「パパー、何で寝てるの。」
「だって昨日の夜、4時頃帰ってきたんだもん。」
「で、釣れたの?」
「イシモチ10匹だけ。」
「シャコは?」
「シャコは狙ってないから。」
「えー、シャコ食べたい。釣ってきて。」
「だって今から行くとそっちに着くの5時頃になるよ。」
「ちょっと行って、30分だけ釣って来ればいいジャン。」
「30分じゃ1匹くらいしか釣れないよ。」
「それでもいいから釣ってきて。」
結局娘には勝てず、シャコ釣りに行くことになりました。自宅を出たのは11時半。鹿島港のアルコール埠頭に向かいます。鹿島港でシャコを確実に釣るなら、ここか港公園しかありません。もっと水のきれいな公共埠頭や北埠頭(釣り公園)でも釣れないことは無いのですが、確率がかなり落ちます。アルコール埠頭辺りは水も余りきれいではないので、ちょっとそこのシャコを食べるのはいやなのですが、まあ、毎日食べるわけではないので大丈夫だろうと、人の多い港公園を避けることにしました。
アルコール埠頭についてみると、結構沢山の人が釣っていますが、運良く一箇所空いていました。隣の人に断ってそこに入れてもらい、早速シャコ狙いです。今日は大き目のシャコが欲しかったので、針は9号の流線を使うことにしました。
4本の竿全てをシャコ狙いにして投げ込みます。で、ゆっくり昼食です。弁当を食べ終わって、投げておいた竿を軽く合わせてゆっくり巻くと、上がってきました。ねらい通りシャコです。隣の家族連れが珍しそうに見に着ました。
「ほら、海老さんが動いてるよ。あんな風に動くんだね。」
その後、ポツポツとシャコが連れます。しかし、針に乗らないことや、途中で落ちることもも多く、数は伸びません。
左隣の釣り師は前日の夜から釣っているそうで、スカリにはカレイやアイナメ、アナゴが入っていました。その人の話では、前日の夜10時頃はアジも釣れていたそうです。私が行った頃にはサビキにかかるのはサッパだけでしたが。
結局1時間ほどで4匹のシャコを確保しました。最後に一度だけカレイ狙いでもしようかと思っていたところ、シャコ狙いの竿が大きく引き込まれます。針が小さいので、大きく合わせるとすっぽ抜けるかもしれません。とりあえず軽く合わせて巻きます。確かに魚が乗っているようで、クイクイと引きます。この引きはアイナメではなくカレイです。でも、変です。まるで、魚がこっちに向かって泳いでいるかのように軽いのです。カレイならば、もう少し重みを感じるはずです。結構最初の引きは強かったのですが、これは小型のカレイかなと思いながら巻いてくると、手元近くでまた強く引き込みます。そのとき、キラっと魚体が光りました。
「あれー、イシモチだー」
釣れていたのは30センチほどの立派なイシモチでした。まさかここでイシモチが釣れると思わなかったので、まったく想定外でした。思わず苦笑いです。結局これを最後に納竿しました。
結局釣果はシャコ4匹とイシモチ1匹です。まあ、2時間ほどの釣りですから、こんなもんでしょう。
来週は日立にカレイ最終戦に赴く予定です。カレイが釣れなければ、本当に最終戦になります。釣れちゃうと・・・また行くかもしれません。
では。