98年7月11日(土曜日) 西伊豆

今週は西伊豆遠征なので、茨城の皆さんにはお役に立てません。でも、たまには伊豆辺りに行ってみるのも楽しいですよ。魚は腐るほど居ます。釣れませんけど・・・・・

さて、金曜の夜11時に筑波を出発し、常磐自動車道、首都高速、東名高速を経由し、大雨の中沼津インターに到着したのは午前1時半頃でした。24時間営業の釣具屋さんで餌を仕入れ、一路西伊豆へ。今回の目的地は、西伊豆の岩地海岸で熱帯魚と遊ぶことです。

岩地到着は午前3時半頃。堤防の上では先客が釣っています。起きて様子を見ているとあゆみも起き出てきました。

「パパー、どうしたの。」

「アオリイカ釣ってみようかとおもうんだよね。あゆみは寝てな。」

「一人で寝てるのいやだー、私も釣るー」

「でも釣れてないみたいだよ。」

「いいのいいの」

ということで、二人で別の堤防の先端に陣取り、アオリ狙いです。私はイワシ餌の浮き釣り、あゆみは擬餌エギを投げます。でも全く当たりは有りません。

「ぱぱ、もう飽きた、別の釣りする。」

「じゃあ、浮き釣りでもしたら？」

「うん、仕掛けつくって。」

「ハイハイ。」

あゆみように浮き釣り仕掛けを作ってやります。で、釣り始めると、すぐに当たり。釣れたのはキタマクラです。

「あーキタマクラだよ。」

「これでもいいの。もっと釣って、水族館作る。」

「でも、こいつ針飲んでるからダメだよ。針を飲まれないように釣りな。」

「わかった。」

しかしこの後もあゆみは針を飲まれつづけます。仕方がないので、少しづつ針を大きくして、流線の7号にしたところで、やっと飲まれなくなりました。

「パパ、違うのが寄って来た。チョウチョウウオだよ。」

「本当だ。釣れないの？」

「うん、餌食わないみたい。チョウチョウウオ釣りたいよー。」

でも、あゆみの努力も空しく、チョウチョウウオは釣れません。しかし、キタマクラ以外のものが釣れました。ニシキベラです。

「やったー、水族館の仲間が増えたぞー」

ちなみに今回は、大きめのバッカンにブクをセットして水族館にしています。ブクさえ入れておけば、結構魚は元気に生きています。

「あゆみ、ここ釣れないから、パパもう一つの堤防でサビキしてみるね。」

「じゃあ、私も行く。」

行ってみると、足元にはコバルトスズメやチョウチョウウオ、ニシキベラなどが群れ泳いでいます。しかし、サビキでは釣れません。外側のサビキでやっと釣ったのがカゴカキダイ。しかし結局これで終わりでした。

仕方がないので網で熱帯魚を追いかけたりしましたが、８時半頃には日差しが暑くなったので、一旦ホテルに戻ることにしました。

今回泊まったのは松崎プリンスホテルです。インターネット経由で予約して、ルームチャージのみでツインルームが２２０００円でした。

午前中はホテルのプールで遊び、午後2時過ぎに岩地に戻ります。そこでカネゴンと合流しました。カネゴンから、魚を捕まえるポイントや捕まえ方などを聞き、あゆみと二人で泳ぎながら魚取りです。家局大きな魚は取れませんでしたが、小さなコバルトスズメを数十匹採ったのを始め、ミナミハコフグやアミメハギ、オハグロベラなど、色々な魚を捕まえることが出来ました。

　さて、4時頃まで海で遊び、今度は真鯛狙いで宇久須港に行くことになりました。ホテルで着替えた後、コンビニで夕食を買って宇久須港到着は午後6時頃です。既にカネゴンと簑原さんは釣り始めています。私も早速1本針の投げつり仕掛けを作ります。狙いはもちろんマダイです。

「パパ、私の仕掛けも作ってよー」

「何釣るの？　投げ釣り？」

「トリックサビキがいい。内側で遊ぶの。」

「なんかいるの？」

「うん。小魚がいっぱい居る。」

「はいはい。じゃあ、トリックサビキね。針はどうする。」

「大きい方がいいな。ふぐかもしれないから。」

ということで、あゆみにトリックサビキ仕掛けを作ってやります。早速あゆみはこの仕掛けで釣り始めます。

「パパー釣れたよ。」

「えー、何？　ふぐじゃないの？」

「やっぱりふぐ？」

「あれ、ふぐじゃないや。ネンブツダイだ。」

「わーい。ネンブツダイのから揚げ食べる。いっぱい釣ってやるー。」

あゆみはネンブツダイ釣りに熱中し、次々に釣り上げます。鈴なり状態を目指しているらしく、追い食いさせて、一度に５〜6匹釣り上げます。

私のほうは餌とりに餌を取られるばかりで、何も釣れません。と思ったら、海毛虫です。海毛虫を釣ったのは始めてなので、ちょっと嬉しかったのですが、針から外すのは苦労しました。

結局カネゴンが20センチ強のマダイとキス・アナゴを釣ったところで納竿としました。あゆみはネンブツダイを数十匹釣っていました。この後カネゴンには大物が来たようです。

結局今回の遠征では、泳ぐことを中心にしたので、釣りのほうは惨敗でした。でも、伊豆の海をたっぷり楽しめたので満足です。また来年も行きたいですね。