98年8月9日(日曜日) 九十九里浜

さて、今週は足の怪我で釣りは禁止されています。私としても来週の釣行に向けて足を直すことを優先することにしました。そこで今週は釣りはお休みにして、私が最近入手した小道具について報告します。

1.フエルト底ブーツ

980809p2.gif (12570 バイト)まず最初はフエルト底のブーツです。これまで愛用していたのはスパイク底のブーツやシューズで、フエルト底のものは使ったことがありませんでした。しかし、スパイクは結構消耗が激しく、半年と持ちません。それにテトラの上では滑るといわれているので、ちょっと恐ろしいものがあります。そこで、先週靴を忘れたのをいいことに、「アタック」でフエルト底のブーツを買いました。(写真参照)980809p3.gif (33244 バイト)

さて、このブーツの威力を試すため、日曜は九十九里浜の端にある太東岬に行ってみました。ここの釣り場は写真のようにテトラ上の石畳が波で洗われるので、コケが沢山生えてつるつるです。以前ここに普通の長靴で来て転んだことが何度もありました。しかし、フェルト靴の威力は絶大です。イシモチを狙って30分ほど竿を出しましたが(結局釣ってるやつ・・・)一度も滑ったりはしませんでした。ただ、滑らないのをいいことに前の方に出てしまうので、突然の与太波に2度も襲われ全身びっしょりになってしまいました。結局釣果は無し。しかし、近くの人が25センチほどのイシモチを1匹釣りましたので、全然いないと言うわけではなさそうです。

ちなみに一松海岸も覗いて見ましたが、ここは水深が浅くなってしまったようで、サーファーの巣窟となってしまいました。昼間の釣りは全く無理です。九十九里のイシモチ釣りはどこに行けばいいのかなあ・・・

2.生かしバケツ

980809p1.gif (12219 バイト)これは先日伊豆に行くときに、生餌用に持っていったバケツです。DAIWA製で「キャスティング」には売ってますが「上州屋」では買うことが出来ません。このバケツの特長は、バケツの上に網がついているので、魚を入れたまま海中に浸けておくことができることです。これに入れておけば活き餌は一晩でも十分生きています。

スカリやビクでも代用できそうに思えますが、実はだめなんです。スカリだと引き上げたときに水がなくなるので、中の魚が弱ります。ビクは網の部分に水深を合わせてセットしなくてはいけないので、湖沼では全く問題無いのですが、潮の満ち引きのある海では、いつのまにか口まで全部水面下に漬かっていたり、逆に全部が空中に出てしまったりするんです。それに比べ、このバケツなら、干潮ラインより下に沈めておけば絶対安全で、餌を針につけるときもバケツの中に入ってますので魚が弱りません。結構値段が高いのが欠点ですが、皆さんも一ついかがですか。

3.集魚ランタン

980809p4.gif (17759 バイト)これは数週間前の北新堤からデビューしている集魚用のランタンです。普通のランタンとの違いは水平より更に15度程度下を向くので、堤防の端に置くだけで海を照らすことが出きることです。燃料はガスで、ボンベ1本で5時間点灯します。明るさは200Wの点灯と同じです。点火もボタンいっぱつですから、とても簡単です。姉妹品に、点灯時間は短いものの、もっと明るい種類もあります。ガスボンベは1本350円程度ですから、一晩の点灯代なら安いものです。ガスの光は電灯の光と波長が違うので、水中で遠くまで届くと箱には書いてありましたが、理論的にも波長が長いので多分遠くまで届くような気がします。

このランタンの効果はここ数回の釣行で実証済みです。ガソリンエンジンを持ちこんで海面を照らしているグループに何ら遜色無く魚が集まります。それでいて重さは一キロ弱ですから、これは便利です。夏の夜釣りに必携の1品ですね。ちなみに、上州屋で5980円で買いました。

4.ポケット・ソナー

980809p5.gif (30289 バイト)最後は発売されたばかりの「おもちゃ」、バンダイのポケットソナーです。これは、任天堂の小型ゲーム機であるゲームボーイにつないで使う魚群探知機で、定価14、800円と、おもちゃとしてはちょっと高めですが、釣り人の遊び心をくすぐるものがあります。

このソナーの仕組みは、超音波発振機と受信機が一体化したプローブをフロートで浮かせて、垂直方向に探査するというもので、プローブ部分から本体まで15メートルのコードが付属しています。基本的な使い方はフロートと一緒にプローブを15メートルほど投げこみ、ゆっくり引いてくるというもので、引いてくる間に一定間隔でソナーが底までの様子を探査し、水深と底の様子、そして魚が居れば魚マークを表示するというものです。(つまり、ソナーは常に真下方向を探査しています。ですから、同じ場所に固定しておけば、そこに回遊してきた魚の棚を知ることが出来ます。)どうやって魚を判別しているのかは分かりません。この技術に詳しい方、ぜひ教えてください。

さて、このおもちゃの実用性を試すため、早速日曜日に片貝漁港に行って使ってみました。ちなみに片貝漁港では作田川向きで沢山の人が釣っていますが、全く釣れていないようです。我々は釣り人の居ないところに陣取り、プローブを投げこみます。するとすぐにゲームボーイ上に画像が出始めます。水深が数字で表示されるので、浮き下を計るのに使っても十分実用になりそうです。表示は意外に安定しており、少しくらい波があってもあまり乱れません。フロートを外してプローブだけにして海中に固定すればもっと実用性が高いかもしれません。結局魚の表示は出なかったので、場所を変え、湾内で試してみました。10メートルほどに投げゆっくり引いてくると、岸から5メートルほどのところで魚の表示が出始めました。この表示は岸壁ぎりぎりまで続きましたので、多分ふぐだとは思いますが、魚の表示が出たので感動しました。餌があればトリックサビキで魚の正体を確かめたのですが・・・・こいつのデビューは今週末ですね。この製品について詳しいことを知りたい人は、ここをクリックしてバンダイのページを見てください

ということで、今週は九十九里方面の様子をお伝えしつつ、ニューグッズの紹介をしました。来週はこれらの活躍で魚が沢山釣れるといいなあ。