98年9月6日(日曜日) 東海村
さて、前日のアジ釣りは結構好調でしたが、徹夜だったので疲れました。おまけに昼間は家内の付き合いでほとんど寝れませんでしたので、ダウン寸前です。でも実は、きむさんと約束があったんです。夜9時頃きむさんから電話です。
「今実家から帰ってきたよー、ノビタさんから情報あった?」
「うん、でもカンパチはダメだって。で、ノビタさん日曜はダメそうなんで今朝行ってきたよ。」
「で、どうだったの?」
「やっぱりカンパチはダメだったけど、アジは釣れたよ。20センチくらいのが結構沢山。真面目にやれば相当釣れると思うよ。」
「アジが釣れるの? じゃあ行きたい。」
「行く? じゃあ、行こうか。運転できるよね。僕はもう眠くて運転能力は無いよ。」
「うん、大丈夫。」
「何時にしようか。」
「今から準備したりするから、12時くらいかな。」
「O.K. じゃあ、12時に行くね」
ということで、12時に筑波を出発し、1時過ぎには現地につきました。昨日と同じ道を歩いて同じ場所まで行きます。近くの釣り人はライトをつけてアジ釣りをしている一組だけです。アジはポツポツしか釣れていないようです。
とりあえず暗いうちはイシモチとアナゴ狙いで投げ釣りをします。でも餌を取られるだけで何も釣れません。仕方ないので、サビキや活き餌釣りの準備をして朝を待ちます。そのとき、もう一組の釣り人の一人が叫びます。
「タモ持って来て」
そちらを見ると相当強い引きのようです。近くにいた人が駆け寄ります。
「多分この時間だからアナゴだよ」
と言いつつも、私も見に行きますが、水面に現れたのはやはりアナゴ。太さは7センチほどで、相当の大物ですが、ここのアナゴはマアナゴではないようです。ゴテンアナゴかな? 太さの割に寸足らずのアナゴでした。きむさんも小型のアナゴを釣りますが、これも同じ種類のようです。
結局暗いうちは何も釣れないので、休憩です。きむさんはサビキでドンコを釣ったりしていますが、アジは来ないようです。朝が近づくと、釣り人がポツポツやってきますが、皆夜明けまで待つようです。隣には3人組みがやってきました。このグループもアジ釣りのようで、サビキの準備をしています。暗いので顔は見えませんが、ベテランの人が、他の二人に教えているようでした。
さて、明るくなり始めると、突然アジが釣れはじめました。しかし前日のような入れ食い状態ではなく、群れが回っているようです。ポツポツとしか釣れません。おまけにハナダイの動き始めるのが早く、邪魔をし始めます。でも隣の3人組みは結構好調に釣っています。
「がくさん、隣の人、ノビタさんに見えるんだけど違う? 大学生と高校生の娘さんならぴったりじゃん」
確かに似ています。娘さんを二人連れている釣り人も珍しいですし、多分ノビタさんのような気がしますが、暗いので良く見えません。そこで近づいてみると、やはりノビタさんです。
「おはようございます」
「・・・おはようございます・・・ああ、ガクさん。」
「へへ、また来ちゃいましたよ。きむさんも一緒ですよ。」
「こんにちは、木村です。」
ということで、今日は休みのはずだったノビタさんですが、娘さんのご希望だったのか?再登場でした。
さて、アジ釣りの方は苦戦が続きます。ハナダイ餌のカンパチ狙いも外れです。遠くで20センチ超のメバルが釣れたりもしましたが、全体に不調のようです。しかし、この不調の中でもきむさんは15センチほどのハナダイを釣ります。
さて、深夜からライトを付けて釣っていたグループのうちのお一方が話しかけてこられました。
「江藤さんですか?」
「はい、そうです。」
「私昔、そこのコの字についてメイルした○○です。」
「ああ、ありがとうございました。今日はノビタさんに教えてもらって来たんですよ。」
ということで、昔この場所についてメイルを頂いた方でした。その方によると、やはり今日は不調なのだそうです。アジも余りつれていないとの事でした。やはり運が悪かったようです。
結局アジは8匹ほどしか釣れませんでした。ハナダイは全部リリースしました。
「今日はアジは不調だったね。」
「うん、期待外れだった。」
「昨日は釣れたんだけどねえ」
「この距離を歩いてくるほどの場所じゃあないかもね。」
ということで、寂しく引き上げとなりました。
来週はアイナメを目指して牡鹿半島遠征です。あまり皆さんには役に立たない情報になりそうだけど、こうご期待!!