99年6月19日(土曜日) 東海村

梅雨到来

本格的な梅雨になりましたね。今週末は天気予報も雨。金曜までの打ち合わせの結果、雨が大丈夫そうなら北新堤、小雨なら夕マズメのタチウオ釣り、大雨なら中止ということで。きむさんとは打ち合わせ済みです。

土曜は午前中は曇りで、雨は降っていなかったものの、アメダスを見ると午後は雨になりそうです。で、きむさんに電話します。

「こんにちわ。どうする。微妙な天気だよね。」

「どうしようかあ。」

「北新堤は無理だよね。行くとしても夕マズメのタチウオかな。」

「そうだね。そうする?。」

「じゃあ、そうしよう。2時に行くね。」

ということで、2時に筑波出発です。途中で上州屋土浦店でルアーを購入し、一路東海村某堤防へ。3時半頃には駐車場に到着です。早速荷物を準備し、カッパを着て出発です。今日は竿1本なので荷物も軽く、軽快です。

赤潮来襲

しかし、歩いて湾のそばまで行って驚きました。海がごげ茶色です。最近赤潮が噂になっていましたが、昨日までの空梅雨で、ここにも赤潮が押し寄せて来ていたようです。

「赤潮だね。」

「すごいね。こりゃあだめかな。」

「でも人は結構居るね。」

「釣れてないみたいだけどねえ・・・」

と言いながら一文字に向かいます。今回はなぜか一文字の入り口が工事車両で封鎖されていました。立入り禁止が強化されるのでしょうか。ただ、誰も居なかったので、そのまま通りぬけます。一文字では10人ほどが釣っていました。早速ポイントに向かいます。しかし、ポイントに向かう途中アクシデントが起こります。ちょっと気を抜いたとたんに滑って、水溜りの中でおもいっきり転んでしまったのです。背中はびしょびしょです。

きむさんは相当先に行っているので気づかれなかったと思ったのですが・・見てたようです。

「さっき転んだでしょ。」

「あ、見てた? おもいっきりぬれちゃった。」

「大丈夫?」

「うん。大丈夫だよ。ところでどう? 釣れてる?」

「さっきあそこで1匹上がったよ。」

「そう。じゃあ、いるんだ。」

この言葉に勇気づけられて、早速準備開始です。といっても竿1本ですから、あっという間に準備も終わり、第一投は午後4時頃でした。

で、数投目に1回目の当り。1匹目が釣れます。結構簡単に釣れたので安心しました。しばらくして2匹目が釣れます。きむさんも1匹釣ったようです。しかし、ここで当りが途絶えます。

ソイ登場

あたりが無い中、何度か投げつづけます。この間、きむさんは色々ルアーを取り替えて投げていたようです。しばらくして、きむさんの方を見ると、何か大きな魚を釣り上げています。駆け寄ってみると、30センチを越えるソイです。今日はタモも持って来ていないので、抜き上げたようですが立派なソイに感動です。

「やったね。すごいじゃん。」

「すごく引くから何が釣れたかと思ったよ。」

しかし、このソイ以降また当りが止まります。堤防の状況を見ると、30メートルほど先にいるグループだけが釣っているようです。

「きょうは、あっちが釣れるみたいだね。」

「移動する?」

「行ってみようか。」

ということで、移動して、そのグループよりさらに50メートルほど先に入ります。するとすぐに釣れました。これは爆超か! と思ったのですが、やはり赤潮のせいか食いは悪いようです。とりあえず2匹釣れたので、入れ物を取りに元いた場所に戻ると、ちょうどそこにいた釣り人が、釣ったタチウオを下さるようで声をかけられます。

「それいらない?」

「あ、頂きます。」

「持ってっていいよ。あれ? ああ!!」

「ああ、アジさん。こんにちわ。」

「今日はどう?」

「タチウオ4匹くらいです。アジさんはもうやめるんですか?」

「うん。この赤潮じゃあだめだよ。」

「今日はノビタさんは来てないんですか?」

「あっちでイカやってたみたいだね。」

「ああ、そうですか。タチウオありがとうございます。」

「うん。じゃあ、がんばって。」

ということで、偶然アジさんに声をかけられて、タチウオを頂いてしまいました。

結局この後、一時的にきむさんが入れ食い状態を見せたものの、私のほうはルアーを無くしてしまった後はポツポツとしか釣れず、6時過ぎに納竿としました。今日の釣果は太刀魚7匹です。

きむさんは立派なソイを釣ったので大満足でした。来週は私もきむさんも釣りが出来ないかもしれないので、とりあえず釣りの感触が楽しめて良かったというところです。

さて、7月になったら鹿島の北新堤に通う予定です。ぜひここを見てくださっている皆さんと一緒に釣る機会を作りたいと思います。7月17日に予定が空いている方、開けていて下さいね(^^) ぜひ一緒に釣りましょう。

ではでは。