1匹目はクジメ、2匹目は・・・・99年11月22日(月曜日) 鹿嶋港
久々の港公園カワハギ狙い
今日は休みを取って千葉の病院に行きました。そして、病院帰りの恒例コースで、鹿嶋の港公園でカワハギ狙いをすることにしました。ここにあゆみと来るのは久々です。平日とはいえ、休日に挟まれた谷間だけあって、港公園もほぼ一杯です。多くの人が投げサビキでアジを狙っているようですが、釣れているのは10cmクラスのマメアジと25cmほどのボラです。投げ釣りの人には何も釣れていないようです。
「あゆみ、何する？ アジなら釣れてるみたいだよ。」
「いや。カワハギ釣るの。」
「じゃあ、短い竿でいいね。」
ということで、あゆみにはカワハギ狙いのへち仕掛けを作ってやります。私は投げサビキに似た仕掛けを作りますが、コマセを持ってきていないので、各針に餌をつけるタイプです。これでアジを狙ってみますが、釣れません。段々面倒になってきたので、餌を赤イソメに代え、この竿でへち釣りをすることにしました。
1匹目はクジメ、2匹目は・・・・
最初の1匹はあゆみさんが釣ります。でも、カワハギではありません。上がってきたのは20センチほどのクジメでした。
「クジメでも釣れればいいの。」
「そうだね。でも、カワハギ釣ってよ～。」
「いないみたいだよ。」
「そうかなあ・・ちょっと竿貸して。」
今度はパパがあゆみの竿で兆戦です。あゆみは私の竿で釣ります。
やっとカワハギ
あちこち探り歩くと、当りは頻繁にあります。しかし、どうも針掛りしません。やっと掛けたのが15cmほどのカワハギでした。
「ほら、カワハギいたぞ。でも小さいなあ・・・・」
「ふーん。でも釣れるだけいいジャン」
ということで、釣りつづけます。しかしパパの次の獲物は１０センチほどのメジナでした。
「メジナはいらないなあ、逃がすよ。」
「・・・・・」
よく聞き取れなかったのですが、リリースします。
「あ～、駄目って言ったのにい。
「あんな小さいの要らないよ。」
「でもとっとくの。」
と、あゆみが言いながら、竿を鋭く合わせます。で、何か魚が釣れました。
「何それ？」
「何だろう？？」
「ああ、ソイだよ！！」
釣れたのは・・・なぜかクロソイです。それも10センチほどのミニサイズ。こんな小さいクロソイははじめて見ました。
「これどうする？逃がす？」
「ううん。とっとくの。」
あゆみに釣られた魚は不幸かもしれませんね。でも、他の人が捨てたボラは救助して歩くのですから、食べる事に集中しているということかも知れません。
タカノハダイ！！
さて、ここで竿を交換して、また釣ります。パパは足元での浮き釣りです。このウキが勢い良く沈みます。反射的に合わせると乗りました。結構強い引きで抵抗します。これは大型のカワハギかな・・・と思ったのですが・・・上がってきたのはなんだかアカっぽい魚です。縞縞まであります(^^;;;;
「あ～、こんなの釣れちゃったよ。」
と言ってると、隣の釣り人が見に来ました。
「何ですか？」
「タカノハダイですね。あんまり美味しくないんですよ。」
「餌は青イソメですか？」
「いいえ、アカイソメです。カワハギ狙いなので。」
味は悪いと有名なタカノハダイですが、図鑑の新種ですから嬉しいですね。サイズは30㎝弱でした。
同じ物が釣れない日・・・
ということで、ここまでで五目釣りを達成。実はクサフグも釣ったので六目です。しかも、いずれも１匹しか釣れていないのですから不思議です。
そして、あゆみが七目めを釣ります。カゴカキダイです。
「今日は一種類ずつしか釣れないね。」
「これで、アジとボラ釣ったら９目だよ。やる？」
「いや。これでいい。」
あゆみはへち狙いを続けます。で、遂に２匹目を釣ってしまいました(^^;;;; チビカワハギです。これもキープされます。
今日はカワハギが小さかったのが残念です。全体的にサイズが小さくなっているようですね。２年前は２０センチクラスしか釣れなかったのですが・・・・
最後はメジナ
さて、夕方になってきたので片付け始めますが、私の竿のウキにあたりが出て、止められません。でも、どうしても釣れないのです。遂に諦めてあゆみに渡します。
「あそこに投げると必ず引くよ。でも釣れないんだ。」
「ふーん。じゃあ、やってみるね。」
とあゆみに釣らせながら片付けを開始します。すると、あゆみが魚をぶら下げて戻ってきました。
「ほーら。」
「おー、いいサイズのメジナだね。結構引いたでしょ。」
「うん。やっと正体をあばいてやったぜ。」
ということで、あゆみさんが20センチ超のメジナを釣り、これで納竿としました。
正味２時間ほどの釣りでしたが、色々な種類の魚が釣れたので、まあ、満足です。
今日の釣果は、カワハギ2、ソイ１、メジナ２、カゴカキダイ１、タカノハダイ１、クジメ１でした。
さて、今週末はどうしようかなあ・・・