99年11月27日(土曜日) 鹿嶋港

波浪注意報!?

段々と冬も近づき、釣れる魚も減ってきました。週末の釣りの行き先も悩みます。で、波が無ければ鹿嶋某堤、波があったら東海某堤という予定を立てました。

金曜日の天気予報では、土曜日は晴れで、波も2.0mです。そこで、鹿嶋某堤防への釣行に決定。暗いうちにイシモチを釣るため、午前1時半にきむさんの家に集合です。

「天気予報、どうだった?」

「波2mから1.5mだって。」

「じゃあ、大丈夫だね。」

ということで出発し、3時には堤防到着です。堤防の上に出てみると、結構波があります。

「結構波があるねえ。」

「うん。ちょっとやばいかもね。途中の高台まで行って様子を見よう。」

ということで、用心しながら進みます。途中の高台まで行って先を見ると、堤防上は乾いています。天気予報では波は収まる方向だったので大丈夫と判断して、さらに進みます。

ポイントに到着しても、強風と波で、魚が釣れそうな気配はありません。きむさんは早速サビキを試してみますが、どんどん流されて釣りにならないようです。私はサビキを諦め、イシモチ狙いの胴突き竿を投込みますが、これも流されます。

波はなぜか徐々に高くなっているようです。時折低い堤防の上には波が上がっています。満潮が近づいたことも関係しているのでしょう。不安になって携帯電話で天気予報を聞いてみて驚きました。なんと茨城県には波浪注意報が出ています。これを事前に知っていたら、絶対にここには来なかったのですが・・・

「きむさん、波浪注意報出てるよ。」

「え〜本当?」

「うん。ただ、波は収まる方向みたいだけどね。」

「でも、ここは絶対気を付けないとね。ここにいれば大丈夫だよ。」

ということで、高台の影で波の収まるのを待つことにしました。夜が明けてくると、釣り人がやってきます。ということは、途中は波がかぶっていないということです。やっと安心して釣りに専念する気になりました。

ちなみに、2番目にやってきたのはN・Tさんでした。N・Tさんは、そのまま先端の方に向かわれたのですが、高台の手前で立ち止まっています。やはりその向こうは波がかぶっているようです。今日はM.Tさんが来られません。

釣り開始!!

ともかく夜が明けたので、早速釣り開始です。まず、投込んでおいた投げ竿を上げます。すると・・・・なんと10センチほどのイシモチと、良型のアナゴがちゃんと釣れていました。今日の1目目と2目目です。

しかし、投げ釣りは一旦中止し、投げサビキに専念します。数投目で1匹目のシマダイ(3目目)が釣れます。20センチほどのサイズでした、その後、小型のシマダイがどんどん釣れ始めますが、今日は小型のシマダイは全部リリースです。結局15cm以上のキープサイズは2匹に終わりました。カワハギは全く来ず、シマダイ以外に来たのは20センチほどのメジナ(4目目)だけでした。きむさんはシマダイに悩まされながら、マメアジやのウミタナゴをポツポツとGetしたようです。

ちょうどこの頃、M・Tさんが到着されました。話を聞くと、波浪注意報が出ていたので、躊躇したとのこと。皆さんちゃんと天気予報を見ているのですね。最新の天気予報の確認を怠った我々の失策?が目立ちます。(^^;;;

あんまり釣れないので、私は投げ釣りに移ることにします。しかし今日は投げ釣りも、どんどん錘が流されてすぐに根掛り状態になります。しかし、数頭目に明確な当りが出て、28cmのクロソイが釣れました。(5目目) しかし、その後はドンコ(6目目)だけで、何も釣れなくなります。

図鑑に新種だよ

その頃、少し先の方にいたM.Tさんが様子を見に来られました。

「どうですか?」

「駄目ですねえ。そちらはいかがですか?」

「今サメが釣れたよ。」

「え、またですか。図鑑用にぜひ写真撮らせてください。」

「そうだと思って呼びに来たんだよ。」

ということで、サメの写真を撮らせていただきました。しかし・・・カメラの設定ミスで、ボケちゃいました(^^;;; 残念。でも、図鑑には追加しました。

このサメは、まさにサメらしいサメの形をしたホシザメでした。ネコザメやドチザメの仲間で、蒲鉾の原料になるし、生食も出来る美味しいサメのようですが・・・・あまり食べたくないですね。M.Tさんもリリースされたようです。

その後、投げ釣りには30p超のアイナメ(7目目)が1匹来ましたが、あとはリリースサイズのドンコだけ。そのうち、そのドンコのあたりも無くなってしまいました。

先端に移動

「Gakuさん、僕、先の方に行って来るね」

「空いてる?」

「先端じゃなきゃ空いてるよ。」

「じゃあ、僕も行こうかな・・・・」

ということで、二人で先端に移動することにしました。きむさんの発案だったのですが、私の方が先に移動を開始したので、きむさんが狙っていた灯台下に入ってしまいます。で、きむさんはさらに先端に入る事になりました。

灯台下では、カワハギ狙いとカレイ狙いをしてみたのですが、結局釣れたのはササノハベラ(8目目)とシマダイだけで何も釣れません。先端ではN.TさんやM.Tさんが、アイナメやカレイをポツポツ釣っていますが、やはり今日はあまり良くないようです。結局2時間ほどここで粘りましたが、またもとの場所に戻ることにしました。

この頃アジのタタキさんもいらっしゃいました。波浪注意報が出ていたので、午後からにしたそうです。しかし、やはり投げ釣りはあまり当りが無いようです。今日は堤防全体が不調の様子でした。ただ、先端の一部だけは釣れており、N.Tさん、M.Tさんはカレイ・アイナメをポツポツと上げています。きむさんは良型のカサゴを上げたようです。

ウスメバル!!

元の場所に戻ってしばらくして、また33センチほどのアイナメが釣れましたが、その後はドンコの猛攻です。でも、当りが無いよりは楽しいので、当りがあるたびに上げ、ドンコをリリースする繰り返しです。何度かこれを繰り返した後、また同じ当りがあったので、合わせて上げようとしたところ、合わせに失敗した様で軽い手応えです。仕方が無いので投げなおそうと、リールを巻いていると、途中で大きなあたりがあり、魚が掛かりました。しかし、アイナメとは違う引きです。

上がってきたのは、なんとウスメバル(9目目)。24センチの良型です。小型は昨年ここで釣りましたが、良型を釣ったのは初めてでした。これに気を良くして投げ釣りを続けますが、結局その後は何も釣れませんでした。

アジとイシモチ

夕方になり廻りを見まわすと、反対側でアジが釣れています。10センチ弱のマメアジに混ざって、20センチ超の良型アジが釣れている様です。アジのタタキさんもそこで釣っています。

「アジ、釣れますか?」

「ええ、結構釣れましたよ。」

「投げサビキですか?」

「いいえ、ウキはいらないですよ。足下で釣れますよ。」

「じゃあ、やってみようかな・・・」

ということで、まずきむさんを呼びに行きます。近くにmanabu@我孫子さんも来ていてウキふかせをしていました。

「きむさん、どう?」

「釣れないよ。納竿にしようか。」

「あっちでアジが釣れてるから、刺身用にちょっと釣って帰らない?」

「そんなサイズ?」

「うん。マメアジに混じって、時々いいサイズが釣れてるよ。」

ということで、二人でアジ釣りに参戦です。

私の方が近くにいたので、すぐに参戦。早速足元で25cmほどの良型アジ(10目目)を釣ります。後からきむさんも参戦です。すぐにきむさんにも魚が掛かりますが・・・・上がってきたのはなぜかイシモチです。暗くなってきて、釣れる魚がアジからイシモチになったようです。アジより石持が好きなきむさん、イシモチを次々に釣ります。

「イシモチの棚は?」

「良く分からないけど、上のほうでも釣れたよ。」

と言っていると私にもイシモチが掛かります。結局ここでアジとイシモチを数匹ずつ釣って納竿としました。きむさんが釣りつづけている間に片付けをします。きむさんは結局ここでイシモチを10匹以上釣ったようです。

結局今日はこの場所にしては不調の一日でした。私の釣果は、ソイ1匹、アイナメ2匹、メジナ1匹、シマダイ3匹(リリース多数)、ウスメバル1匹、ササノハベラ2匹、アナゴ1匹、ドンコ3匹(リリース多数)、良型アジ3匹(マメアジ数匹)、イシモチ3匹でした。

なぜか種類は多いのに、種類当りの匹数は少ない釣果で、これは一つの釣りに集中しないで、浮気ばかりしていた証拠ですね。

今週は天気予報を良く確認しないで来たので、ちょっと恐い目に会いました。ここは波2.5の時には絶対入れないのですが、2.0でもうねりがある時には時々大きな波が来るので入るのは危険です。皆さんも十分注意してくださいね。

さて、海は段々と冬に近づいてきたようです。そろそろ坊主も覚悟した釣りに入る必要がありそうです。来週はどこにしようかな〜〜〜

(ところで、私は今週の水曜から沖縄出張です。このため、HPの更新は火曜の夕方のあとは土曜以降になります。最近出張が多くて皆さんに御迷惑ばかり掛けていますが、よろしくお願いします。ちなみに再来週も出張です(^^;;;;)