99年12月25日(土曜日) 鹿嶋灘

きむさんとの釣り納め

さて、年末ですね。そろそろ魚も釣れなくなってきました。ということで、きむさんとの釣り納めは冬の風物詩、「カニ釣り」に決定です。

カニ釣りは夜の方が型がいいので、夜釣りです。普通なら冬の夜釣りは辛いのですが、カニ釣りの場合は砂浜なので、砂浜で焚き火をしながらの釣りが可能です。

筑波を2時過ぎに出発し、目的地の鹿島灘の突堤に到着したのは午後4時前です。カニは鹿島灘のあちこちで釣れるので特にポイントはありません。ともかく車で入りやすいところに行くのが簡単です。海は今まで見たことの無いような凪です。

「すごい凪だね。」

「これなら投げ釣りが出来るね。」

「ヒラメ狙いによかったかもね。」

などど話ながら夕暮れを待ちます。

海にはサーファーとハマグリ取りの人が数人いますが、波が無くてサーファーはむなしく波間に揺れています。

午後5時過ぎ、薄暗くなってくると、これらの人もどんどんと上がってきます。そのうちの一人の人から、ホッキ貝を頂きました。

カニはポツポツ

さて、薄暗くなってきたところで第一投です。仕掛はもちろんカニ網で、今日の餌は冷凍サンマです。しかし、今日は潮の流れが悪く、網が沖に出ていきません。凪ぎすぎて網が動かないのです。

「網が流れないね。」

「まだ潮が動かないのかな。」

「もうちょっと待ってみよう」

ということで、きむさんは火守じいさん?と化して、焚き火の世話です。私は網が流れる澪筋を探して歩き回りますが、なかなか良い場所が見つかりません。しかし、きむさんの網に今期初のカニが掛かりました。

「お、いるね。」

「うん。いるよ。」

ということで、やる気が出ます。その後も網は横に流れるだけで沖には出ていきませんが、やっとポツポツとカニが掛かるようになりました。

空は晴天で、木星や土星が明々と輝いています。冬の星座オリオン座も真正面に見えます。そして、月も昇ってきました。

結局10時頃までかかって全部で11匹と、カニ釣りとしては貧果でしたが、型が良かったし、美しい夜空と綺麗な月、そして暖かい焚き火を堪能出来なので、まあ良しとしましょう。

これで、今年のきむさんとの釣りは終わりです。私はまだ行くかもしれませんし、年末にはあゆみとのハゼ釣り競争も計画されていますが、ちょっと風邪を引いたのでどうなる事やら・・・

 

では。