2000年4月1日(土曜日) 鹿島港

きむさん復活!!!

今日は2000年度初釣行です(^^) そして、久々にきむさんが復活です。そこで、きむさん復活記念として鹿島某堤に行くことにしました。いつも通り、朝8時のゆっくり出発です。波と風が少し心配でしたが、気象庁の波浪予想を見てもそれほど大荒れする様子はありません。天気予報でも最大で2.5mまでのようなので決行です。

「きむさん、久々の釣りが絶好の天気で良かったね。」

「うん。一ヶ月間釣りが出来なかったから、神様が僕のためにいい天気にしてくれたんだよ。」

「心配なのは風だね。北風だから、行くのは辛そうだよ。」

などと話しながら鹿島へ。いつも通り、釣り餌センターで餌を買って、某堤根元到着は9時半頃です。車は意外に少なく閑散としています。MTさんもいないようです。ということは、今日の天気予報では波が高くなっていたのでしょうか? しかし、海は静かです。

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某堤の第二ゲートは一応完成していましたが、二人でなら大丈夫。しかし北風には参りました。自転車をこぐことも出来ないほどの強風です。何とか先端に着いたのは10時半近くでした。さすがにこの強風では釣り人も少なく、先端部に二人、高台手前に一人いるだけです。

海はそれなりに荒れており、北風のせいか、流れがいつもと逆です。こんな日は北から冷たい水が入って水温が下がることが多いんですよね。今日もどうもそのようです。流れが逆の日は、あまり釣れたことがありません。ちょっと不安になります。

しかし、北西風を受けながらも、早速釣り開始です。私はカレイ狙い、きむさんはアイナメ狙いです。私はいつも通りカレイ狙いには4本竿を準備しました。しかし、全く当たりがありません。餌取りもいないようです。そこで、今度はソイ狙いの竿を2本準備し、反対側に出しますが、こちらにも当たりがありません。

「なんだか、何もいないね。」

「そうだね。」

風が強く、まっすぐ投げたはずなのに、あというまに南に流されてしまいます。前回の不調を思い出し、ちょっと不安になります。

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この頃、あゆみから電話が入ります。

「パパ、エンゼルフィッシュが死んじゃった」

「え〜〜?何で?」

「へへへ」

「あ、エイプリルフールだろう」

「わーい騙された。」

「あゆみ。今年からエイプリルフールには、嘘言っちゃいけないことに決まったんだよ。」

「え〜〜?」

「嘘だよ〜〜  わーい、騙された〜〜」

「ふんだ。ちょっとだけだもん。パパだって騙されたでしょ。」

などと電話して遊んでいられるくらい暇です。

魚探遊び

2時間近く何も釣れない時間が過ぎます。そこで、最近あちこちで使っている魚探をここでも使ってみることにしました。きむさんと二人で、堤防の両側を調べてみます。しかし、結構濁っているようで、なかなかうまく動きません。濁っていない場所では底までばっちり見えることもあるのですが、魚はいません。ちなみに、某堤の我々が良く釣る場所は、内側が水深16メートル、外側が15m(ヘチ際)でした。

そこで、いつもMTさんが浮き釣りをされる場所に行ってみます。そこの水深はやはり10mほど。MTさんの言われた通り、かなり浅くなっているようです。そして、魚影です。久しぶりに魚探で魚影を見ました。結構沢山いるようです。

「なんだろう?」

「アジじゃないよねえ・・・」

「あ、海タナゴかな。」

「そうかな。釣ってみれば分かるよ。」

「じゃあ、サビキをしようか。」

ということで、竿のところに戻って、サビキの準備を開始することにしました。

遂にカレイ!!

「とりあえず、投げ竿を一度全部上げて、餌を取り替えてから行くね。」

ということで、投げ竿を一つずつ上げていきます。すると2本目は何かついている重さです。しかし、カレイの手応えはありません。ヒトデかな〜〜と思いながら巻くと、カレイの魚影が見えます。慌ててきむさんに声をかけます。

000401p3.jpg (15444 バイト)「きむさん、タモ組み立ててくれる?」

「何?カレイ?」

「うん。僕が組み立てるから、泳がせて持ってて。」

ということで、慌ててタモを組み立てます。大津港遠征のために購入した6.1mのタモが遂に役立つときが来ました(^^) しかし、長いタモって使いにくいですね。結構苦労して、なんとがGetしたのは30cmほどのカレイでした。私の一番好きなサイズです。空揚げにも塩焼きにもぴったりでしょ(^^)

「やったね。カレイがいるね。これでやる気が出たぞ。」

「結構肉厚だね。僕も早く投げよう。」

と、投げ釣りに力が入ります。ちなみに、カレイの当たりが分からなかったのは、固定海草天秤を使っていたからのようです。

4本の竿に餌をつけ直して投げ込み、糸ふけを取ります。そして、最初の1本から順番に効き合わせをしてみると・・・・・1本目に投げ込んだ竿に重さがあります。あれ? っと思いながら巻き始めると、今度は明確な魚信です。

「きむさん、また何か釣れた。」

「何?」

「わかんないけど、魚がついてる。引きはカレイっぽいよ。」

「あ、カレイだ。」

ということで、2匹目のカレイをGetです。これは少し大きくなって33センチほどでした。

ドンコ地獄・・・そして・・・

しかし、これでカレイの時合いは終わったようです。この直後。ドンコ地獄が始まります。私もきむさんも、ドンコが続々と釣れます。普段ならすぐリリースするドンコですが、最近のボウズ続きで弱気になっている私は、今日はドンコも大型のものはキープです。

000401p4.jpg (13520 バイト)このドンコ地獄、1時間以上続きました。仕方がないので、この間にサビキ釣りに行って見ましたが、全くダメでした。魚群探知器に写ったあの魚影は何だったのでしょうか・・・・

ともかく、このドンコ地獄を避けるため、ちょっと遠投してみます。近くはドンコだらけのようで、アイナメ狙いのきむさんは、全ての餌がドンコに取られると嘆いています。遠投によって私のドンコ地獄はやっと終わりますが・・・・始まったのが・・・アナゴ地獄(;;)

今度は仕掛けが無茶苦茶です。釣れるアナゴのサイズは30〜40cmで、ちょうど食べごろサイズなのですが、仕掛けをだめにしてしまうので厄介物です。

近くはドンコ、遠くはアナゴという状況が、この後2時間近く続きます。

カレイ二度目の時合い

その後、しばらく何も釣れない時間が過ぎます。きむさんはちょっと場所がえです。私はイシモチやフッコを狙ってみましたが、空振り・・・・途中かもめ(ウミネコ)を釣るアクシデントもありましたが、カモメは自分で絡んだ糸を外して逃げていきました。

4時頃、また竿に重みがあります。あがってきたのは、またも同じサイズのカレイ。きむさんがいないので、自分でタモ入れします。ここから、カレイの時合いが始まりました。5分後、もう1本の竿にも当たり。早速巻き上げると、確実にカレイの手応えです。しかし・・・・痛恨の根掛かり。無理をすれば切れるのは間違いありません。そこで、根掛りをカレイに外させることにして、しばらく放置することにしました。

その間に、別の竿にまたカレイです。4匹目は、ちょっと模様が違うカレイでした。でも、マコなので、多分底の様子が異なっているのでしょう。

4匹のカレイをGetしたので、結構余裕が出てきました。そこで、根掛りしたままの竿も、「切れてもいいや」位のつもりで、強引に外してみることにしました。竿を2〜3回大きくあおると、外れました!! そして、竿には重さが残っています。上がってきたのは35センチのマコカレイ。このカレイは拾い物でした。

夕方になって、かぜが収まり、釣りやすくなってきましたが、結局、この後、さらに1匹を追加し、夕暮れとともに納竿しました。波も急速に収まり、日曜に来る方は、最高の釣り日よりだろうな・・・と思いながら某堤を後にしました。

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今日の釣果は、マコカレイ 30cm〜35cmを6匹、アナゴとドンコ多数・・・でした。まともなサイズのカレイ6枚は満足しました。しかし、水温が下がったためか、アイナメは釣れず、アイナメ狙いのきむさんには辛い釣行となりました。

「今日はカレイが釣れて良かった。」

「やっぱりカレイ釣りはGakuさんだね。」

000401p6.jpg (20237 バイト)「神様が公平だったってことだよ。」

「??」

「きむさんは1ヶ月釣りが出来なかったから、神様がいい釣り日和をプレゼントしてくれて、私は1ヶ月ボウズに苦しんだから、神様が釣果をプレゼントしてくれたのさ。」

「え〜〜 だって、僕は釣りに行けなくて、悶々としてたんだよ。」

「だから、今日は釣りに来れて満足したでしょ(^^) 僕なんか、毎回ボウズで悲しかったんだから(^^)」

「あ、そうかぁ・・」

ということで、神様に感謝した一日でした。

結局きむさんが釣ったドンコ、アナゴのうちキープされた良型は私が全部頂きました。代わりにカレイが2匹木村家に嫁入りしました。(^^)

カレイは煮付けと空揚げに、ドンコはさつま揚げになりましたが、ドンコのさつま揚げはイマイチでした。味付けが悪かったかなあ・・・・

では。来週はどうしようかなあ・・・

 

コメント

M.Tさん: 鹿島某堤防では なぜか40cmをこえるカレイは釣れませんね。しかし カレイを6匹も釣ったら 大満足でしょう。これを見て 釣り人がどっと 押し寄せるのではないかと 密かに 心配しています。
4/1、私は出張で山口県にいました。土曜日は 釣りをすると宣言しているのですが どうにも抗する術がないことがあります。晴れ渡った空を見上げ 釣りをしているGakuさんをおもいだして 恨めしい気分になりました。

Gaku:M.Tさんはご出張中だったのですね。先端にいらっしゃらない様子なので、きむさんと二人で不思議がっていました。今回は偶然にも6匹釣れましたが、海が荒れて刺し網が入っていなかったのが数が出た理由だと思います。あそこの釣りは本当に奥が深くて難しいですね。

らいだ〜さん: 地獄のような業務を抱え土日に起きられなくなってしまったらいだ〜です。・・・
今日こそは今日こそはと思いながらも 釣行に出る体力すら残っておらずで 皆さんの情報を見ながら 釣りに行った気になっております。
5月過ぎれば少しは余裕も出てくる気もするのでその頃には・・・ 復活したいですね。 ちょうど釣れる頃でしょうし (^^;

Gaku:らいだ〜さんの復活楽しみにしていますね。