2000年5月27日(土曜日) 鹿島港

アジが来たかな?

みなさんご存知の通り、先週から鹿島でアジ好調との情報が入り始めました。今週はアジ釣りと決めておられた方も多いのではないでしょうか? 当然ながら(^^)我々も「アジ釣り」に出発することにしました。

鹿島でアジを釣るなら、無理して某堤に行くより、釣り公園、北新堤防、ラジオポート、公共埠頭、港公園などのほうが釣果も期待できるのですが、今回はアジ釣りの合間にフッコ釣りもしたかったので、某堤に行くことにしました。なぜフッコ釣りかというと、あゆみがカレイ・アイナメは飽きたから、フッコを釣って来いとのたまうからです(^^;;;;

さて、気象状況は土曜はOK、但し日曜は海が荒れそうです。この情報を見る限り、釣り人は土曜に集中しそうだということで、いつもより早く、午前一時につくばを出発しました。

堤防到着は2時半頃です。予想通り、既に多くの人が来ています。ちょうど帰りつつある人もいるようです。そのうちの一組の方から、声をかけられました。

「Gakuさんじゃないですか?」

「え?」

「TODOですよ。」

「ああ、TODOさん。今帰りですか。」

「ええ、今から別の場所へ行くんです。すごい向かい風で、戻ってくるのに一時間以上かかっちゃいました。」

「で、どうでした?」

「アジは釣れましたよ。2〜3時間で50匹は釣ったかな。大きいのは先端がいいみたいですよ。」

というTODOさんの情報を聞いて、期待が高まります。

堤防上は確かに強い南風です。軽々と前に進みます。でも、”行きはよいよい帰りは怖い〜〜”の歌が頭に浮かびます。今日の予報では、帰りはさらに強い南風なのです。

3時過ぎには釣り場に到着です。事前の予想通り今日は人が多いので、混雑する先端付近は避け、誰もいないだいぶ手前に陣取ることにしました。その後も後から後から人が来て先端に向かっています。

早速きむさんはアジ釣りの準備、私はフッコ釣りの準備です。ここでのフッコ釣りは朝はルアー、夜は浮き釣りが定番ですが、今日はアジ釣りの傍らなので、1本針に餌をつけたぶっこみ釣りです。投げ竿を4本準備し、青イソメをたっぷりつけて投げ込みます。仕掛けにはフロートが付けてあるので、針は水中で浮いた状態になっているはずです。これはドンコに餌を食われないためにも役立ちますが、アイナメなどの当たりも減るので、フッコかイシモチがいないと、何時までも餌が残ることになります。

アジ釣りのほうはきむさんがあちこちを探っていますが、どうも当たりがないようです。空は明るくなってきましたが、アジの気配はありません。フッコ釣りのセットが終わったので、私もアジ釣りに参入しましたが、だめ。やはり先端で無いと釣れないのでしょうか・・・・ちょっと不安が漂い始めます。ぶっこみのほうもドンコが来るばかりです。

M・Tさんとともにアジが来た(^^)

5時頃、M・Tさんが到着です。

「おはようございます。」

「やあ。どう?」

「全然釣れないんですよ。」

「そう? へんだね。」

「先端、すごく混んでますよ。きっと。」

「やっぱり?。明日ダメだから、みんな今日来たんだなあ。」

と話しているところで、突然きむさんが自分の竿に向かって走ります。当たりがあったようです。上がってきたのは20cm弱と小型ながら、アジ2匹。

「アジがいましたねえ。」

「M・Tさんの登場とともに、アジもやってきましたね。」

「よし釣るぞ!」

ということで、M・Tさんは先端を見に行くようです。私ときむさんはアジ釣りに集中です。

000527p1.jpg (8831 バイト)その後きむさんが数匹を追釣します。25センチ以上の良型も釣ります。しかし、すぐに当たりが途絶えてしまいます。どうもアジの群れはあまり大きくなく、左右に移動しているようです。30分に一度くらいパタパタと釣れて、それ以外の時間は釣れません。サイズも25センチ以上の良型が混ざるものの、大半は20cm以下の小型です。私は良型アジを狙って針を大きくしていたので、この20cm以下のアジはかかりません。仕方がないので、もう1本、8号針の仕掛けを出します。

2度目の時合では私も何匹かのアジを確保しました。そして3度目の時合、大型狙いの竿の浮きが綺麗に沈みます。

「来た。強い・・・・これ、アジじゃないよきっと・・・・」

アジにしては引きが強すぎます。思わずドラグを緩めたくなる引きです。何度か突っ込みをかわして引き上げると姿が見えました。30cmはある魚です。{きっとサバだな・・・} と思いながら引き抜くと、目の前に現れたのはサバにしては太い体型です。一瞬何が釣れたのかわかりませんでしたが・・・なんと、大型のアジでした。
まるで去年のカンパチを思い出すような強い引きを堪能しました。このアジ、計測すると37センチありました。

投げ釣りはやっぱりM・Tさん

さて、こうしてポツポツとアジが釣れますが、だんだんと釣れる間隔が長くなり、良型が釣れなくなります。投げ釣りのほうも、ドンコしか釣れません。仕方がないので、遂にカレイでもいいや!と仕掛けを換え、投げる場所も変えます。他の投げ釣りをしている人も今日は釣果が無いようです。

M・Tさんも戻ってこられました。先端には拓さん達がいたそうです。やはり先端は大混雑で入れなかったようで、途中で投げ釣り中心に竿を出しています。そのM・Tさんが、何かを釣ったようです。

急いで行ってみると、周りでアジのたたきさんとN.Tさんの二人がタモを出しています。

000527p3.jpg (7310 バイト)「カレイですか?一荷?」

「そうみたい。」

「入ったよ!!」

「下も入った!」

二人がタモを上げます。上には40cm近い良型のナメタガレイです。下には・・・海草でした(^^)

「なんだ、下はゴミだよ(^^)」

「わざわざタモ出したのに(^^)」

と、みんなで笑いましたが、ナメタは立派な型でした。

「しかしナメタじゃあ、もう一枚釣れる気はしないなあ・・・」

「時合だ、って感じじゃないですよね」

とギャラリーが嘆きます。この不調の中でも、そして場所は何処でも釣ってしまうところが、さすがM・Tさんです。この後さらにカレイを釣ったようです。

小ガレイ釣って納竿へ

000527p4.jpg (11585 バイト)その後、manabuさんも登場です。拓さんも偵察にやってきました。やはり、どこもあまり釣れていないようです。

「MTさんだけは特別だよ。」

「そうだね。この状況でカレイ2枚だもんね。」

「まあ、アジ釣れたからいいじゃん。」

「でもねえ・・・・・」

拓さん、ちょっと不満のようです。でも、この後拓さんもカレイを釣ったようで、GWのリベンジに成功したようです。

外海側ではルアーを投げていた親子がシリヤケイカを釣りました。やはりイカの魚影も濃いようです。これを見て、ちょっとだけイカエギを投げてみましたが・・・ダメでした。

000527p2.jpg (13318 バイト)さて、アジの方はどんどん不調になります。たまにある当たりも、海タナゴだったり、フグだったりが増えます。偵察に回ってみると、アジが釣れているのはさらに数百メートル戻った辺りだけです。しかし、釣れているアジは小型ですし、いまさら場所を変えるのも面倒です。

投げ釣りには25センチほどの小ガレイがかかりましたが、こちらもあまり釣れそうには思えません。私はしばらく睡眠モードに入ります。

数十分後、きむさんが起こしに来ました。

「Gakuさん、どんどん南風が強くなってるよ。」

「本当だね。確か昼頃にはもっと強くなるはずだよ。」

「どうする?」

「アジ釣ったから、帰ってもいいけど。今何時?」

「9時過ぎ。もう帰ろうか。」

「じゃあ、片付けるね。」

ということで、納竿です。南風はさらに強くなっており、帰りの道のりが恐怖です。

「乗って帰る?押して帰る?」

「押しても乗っても同じだよ」

という強風の中、一時間以上かけて戻りました。

000527p5.jpg (19478 バイト)今日の釣果はアジ15匹(25センチ以上は4匹)、海タナゴ1匹、カレイ1匹で、きむさんが釣った海タナゴ3匹も頂きました。きむさんもアジは20匹程度だったようです。9時以降も釣っていた皆さんの釣果はどうだったのか、気になるところですね。

アジの数は不満ですが、朝方だけの釣りですし、まあ大アジが釣れたので、良しとしましょう。アジは刺身とタタキとナメロウで美味しく頂きました。ナメロウが一番好評でした。このナメロウ、余ったので日曜には焼いてサンガにしました。これも美味かった(^^)。

さて、来週はどうしようかなあ・・・