2000年9月2日(土曜日) 鹿嶋港

仕事よりも釣りが重要!?

今週の月曜から、新しい仕事に着任しました。これは、FFつくば閉鎖理由とは別の、IT革命緊急異動??ですが、おかげで、仕事がむちゃくちゃ忙しくなりました。金曜も夜10時過ぎまで会議です。

(最終バスに乗れなかったら、明日の朝に帰るしかないから、明日の釣りは無理だなあ・・・今週はきむさんがいないから、無理に釣りに行かなくてもいいけど、M・Tさんに少し(^^)誘われてたしなあ・・・)

と思っていると・・・(A氏、B氏はお偉いさん(^^;;です)

A氏「今日はそろそろ終わりにしようか。」

B氏「あ、そうですね。Aさんはそろそろ最終の時間ですね。」

(お、今なら私もつくばに帰れるぞ。釣りに行けるかな。)

A氏「うん。ところで、君たち、土曜と日曜、どっちがいい?」

(あ、やば〜〜い。明日になると釣りは難しいな。)

B氏「資料は準備できてますから、早いほうがいいですね。」

A氏「じゃあ、明日にしようか。明日の午前中みんな考えておいて、午後1時から再開しようか。」

(午後1時? それなら鹿嶋から直行すれば釣りに行っても間に合うかな・・M・Tさんは午前4時には来てるって言ってたしなあ・・)

と考えつつ、慌てて私も最終バスに飛び乗ります。で、バスの中で早朝釣行を決心します。今週は忙しくて体が疲れてはいましたが、体の疲れを取るより、心のストレスを取るほうが重要と判断しました。(単に仕事より釣りがしたいだけ(^^;;;;)

場所はM・Tさんに会うため、当然某堤です。狙いは、当然(^^)、カワハギです。M・Tさんやアジのタタキさんからカワハギの情報が入りはじめて以来、カワハギが釣りたくて釣りたくて・・・

自宅に到着は12時過ぎ、早速カワハギ狙いの餌付け用サビキ仕掛けを作ります。ハリスを太くし、針をうなぎ針にした、私オリジナルの(^^;;「カワハギ・シマダイ専用仕掛け」です。竿1本分の1組だけなので1時には作り終えました。

さて、少し早いけど出発しようかな・・・と思ったところで、先週自転車が壊れていたのを思い出しました。そこで修理のためのレンチを探しますが・・・これが見つかりません。結局レンチを探して1時間さまよいました。それでも見つからないので、釣行を諦めようかなと思ったとき、ふと、アイディアがひらめき、自転車を修理することができました。方法は・・・かなづちでたたいて治す・・・という乱暴極まりないものです。こんなことをしたら、自転車が傷むのは分かっているのですが、何しろ、この自転車の使用予定も、あと数回ですから、まあいいかな。

000902p1.jpg (5199 バイト)このアクシデントで、結局つくば出発は2時過ぎになりました。鹿嶋堤防付け根到着は3時半頃、で、釣り場への到着は4時過ぎで、すでに空は白み始めていました。

太刀魚はどうしたのかな

まだ薄暗いので、カワハギ釣りには早すぎますが、とりあえず準備です。カワハギが釣れそうな場所の近くに荷物を降ろし、カワハギ用の仕掛けをセットし、とりあえず餌をつけて足元に垂らします。今日は餌も冷蔵庫に凍らせてあったオキアミだけ。釣具屋にも寄らず、イソメも持たずにここに来たのは初めてです。

カワハギは明るくならないと釣れないので、次に、一応太刀魚を想定してルアーを準備します。準備ができたので、試しに1回だけ投げてみます。もちろん、当たりはありません。ちょうどそのとき、後ろで聞きなれた(^^;;;;自転車の音がします。

「あ、MTさん!!」

「よう。」

「どこに行くんですか?」

「太刀魚やってみようと思って。」

「じゃ、私も行きます。」

「釣れるかどうかわからないよ。」

「いいです。」

ということで、MTさんと一緒に去年太刀魚がよく釣れたというポイントに行ってみることにしました。しかし、すごい人です。

「ここですか。」

「うん。でも、場所が無いね。」

「本当ですね。」

「まあ、30分だけやってみよう。」

ということで、ルアーを投げます。今日のルアーは太刀魚狙いなので、ヨーズリのブランカのピンク28グラムです。本当は20gが定番なのですが、私は遠くまで飛ばしたいので、28gを愛用してます。但し、フックは太刀魚用に20gと同じ小さ目のものに換えてあります。

ポイント周辺を2〜3投ずつしながら移動していきますが、全く当たりはありません。周りでルアーを投げている人にも、当たりがないようです。しばらくして、MTさんも諦めたようです。結局太刀魚の姿を見ることはできませんでした。

イナダ出現

さて、太刀魚にふられたので、カワハギ釣りの場所に戻ります。で、そこでルアーを投げてみます。まあ、何もいないよな〜〜と思いながら、適当に投げていたのですが、突然、ガクンと何かが当たります。太刀魚ではありません。ぐいぐい引きます。しかし、回遊魚にしては、ちょっと変な引きです。力は強いのに勢いが無いのです。

「何だろう・・・・変なもの釣ったかな・・・・」

と思いながら寄せてくると姿が見えますが、上からではよく分かりません。ただ、サイズは40センチほどなので、これなら抜けるな、と抜き上げると、40cm程のイナダでした。でも、なんと、フックが目に刺さっていました。それで引きがおかしかったのでしょう。まあ、スレとはいえ、イナダ確保に一安心です。

その数投後、また、当たりが来ます。今回は回遊魚独特の力強い引きです。この引きを存分に楽しんで、同じサイズのイナダをGetしました。この2匹目のイナダには、ルアーのフックをかなり伸ばされてしまいます。太刀魚用の小型フックなので、当然です。そこで、フックを付け替えて、イナダ仕様にしてみたのですが・・・この後はあたりが止まります。

イナダの群れは、そう大きくないようです。私の見ている限り、周りではほとんど釣れていませんでした。スキップバニーで狙ってい人も多くいたのですが・・・ただ、人の数はどんどん増えます。私がいた場所は先端よりずっと手前なのですが、それでも相当な人で、さらにそれ以上の人がどんどんと先端に向かっていきます。やはり先週のワカシ豊漁情報が効いたのでしょう。これでは、とてもルアーやスキップバニーを投げる気にはなりませんね。

000902p2.jpg (11149 バイト)

この頃になると、湾内には多数の釣り舟が終結し始めました。狙いはイナダでしょうか、アジでしょうか。どうも釣り舟にも2種類いるようでした。うち1隻の船長さんの放送が良く聞こえます。

「はい、ここで下ろして・・・・」

「はい、上げてください。」

「魚は船の反対側に移動しましたよ。」

「ちょっと上げてください。移動します・・・」

やっぱり、船釣りって、釣堀のようですね。船長さんが竿の上げ下げも指示するので、釣堀より厳しいかな。ともかく、あまりやってみたいと思わない状況でした。

カワハギ狙い開始

さて、イナダの当たりが遠のいたし、イナダは2匹もいれば十分なので、今日のメインターゲットのカワハギ釣りに入ることにしました。そこで、最初に作って置きっぱなしにしておいた竿を上げてみると・・・ふぐとアジが付いていました。アジは20センチのサイズです。

早速餌を付け直して、投げ込んでみると・・・浮きが綺麗に消えます。上がってくるのはやはり20センチクラスのアジです。毎回1匹ずつしか釣れませんが、確実に釣れるので、止められません。 但し、今日はサビキ仕掛けが胴の太いうなぎ針なので、口のやわらかいアジ向きではありません。どうしても、バラシが多くなります。アジのサイズが想定したものより大きいのも、バレル原因です。何しろ、うなぎ針は、先だけ見ると袖針の4号程度の懐しか無いのに、太さは袖針の数倍あるので、口の弱いアジ向きではないのです。しかし、今日の狙いはカワハギですから、サビキを換えるわけにはいきません。

周りでは、時折ヒラマサ狙いの籠釣りの人にイナダが掛かっていましたが、私はカワハギ狙いを続けます。で、アジが少しずつ溜まっていきます。時折中途半端な引きを見せるのは、10センチサイズのメバルです。小型のシマダイも掛かりましたが、これらはリリースです。

ちょうどその頃、M・Tさんが通りがかりました。

「また移動されるんですか。」

「うん、どこに行こうかな。」

「ここはいかがですか。アジは釣れますよ。」

「うん。ここアジ釣れるでしょ。ここも魅力的だけどなあ・・・」

といいながら、どこかに去って行かれました。この行動力がM・Tさんの釣果の秘密なのですよね。M・Tさんのその後の釣果はどうだったのでしょうか・・・・

さて、しばらくして、浮きがすっと消えたのに合わせると、アジとは明確に違う強い引きが伝わって来ました。一瞬「カワハギか!!」とも思ったのですが、カワハギにしては引きが強すぎます。これは、シマダイの20センチ超かな・・・と思いながら上げてみると、予想外の「メジナ」でした。サイズは25センチ程です。カワハギではなかったので、ちょっとがっかりしましたが、サイズがいいのでキープです。

その後もアジがぽつぽつと来ますが、段々と釣れなくなってきました。しかし、サイズは逆にどんどんと良くなります。針が小さいので、強い引きが来たときのスリルが楽しめます。いかにばらさずに、上手く上げるかという、針のサイズさえ合っていれば気にする必要の無い変なスリルです。(^^;;;; で、ついに30cmクラスのアジまで釣れました。少し離れたところの人が、「今のはアジですか?」と見にくるほどの良型でした。

この頃、TODOさんが出現です。

「小さいアジ釣れません?」

「だめ、大きいのばっかり。どんどん大きくなってる。」

「やっぱり・・小さいの釣れないんですよね。ヒラメ釣りの餌がほしいんだけど。」

「ヒラメにはメバルじゃだめだね。」

「まあ、この12センチほどのやつでやってみますよ。」

「ヒラメなら12センチでいいんじゃない?」

「どうも食い逃げされるんですよね。」

さて、この後TODOさんはヒラメを釣ることに成功したでしょうか・・・・

強風で早めに納竿

000902p3.jpg (13389 バイト)7時を過ぎると、急に南東風が強くなり、釣りにくくなります。本当は8時くらいまでは釣りたかったのですが、ちょうど良いので、これで止めることにしました。結局4時過ぎから7時過ぎまで、3時間弱の釣りでしたが、イナダにアジ、おまけでメジナまで釣れたので、満足です。

片づけをしていると、今度はN・Tさんがいらっしゃいました。

「どうですか」

「イナダ2本とアジです。」

「イナダは朝の一瞬だけしか釣れないね。」

「そうですね。ナブラも無いし。船の人も釣れてませんでしたね。」

N・Tさんも朝方はイナダを上げたようです。

帰りは強い風でなかなか自転車が進まず、苦労しました。結局堤防根元に到着したのは8時過ぎでした。慌ててつくばに帰って、シャワーを浴びて、そのまま東京に向かいました。

結局今日の釣果は、イナダ40cm2匹、アジ30cm1匹、25cm1匹、20cmクラス9匹、メジナ25cm1匹、それに小メバルと小シマダイぽつぽつ(リリース)でした。イナダは夜つくばに戻ってから刺身で食べました。脂も乗ってきて、かなり美味しくなってきました。でも、一番好評だったのは・・・次の日に塩焼きで食べたメジナでした。アジとメジナを塩焼きにしたのですが、家内もあゆみも、「メジナが美味しい!!」といって喜んでいました。やはり、ここ暫く青物系が多かったので、青物には飽きがきているようです。これは何としても、次はカワハギだなあ・・・・・

さて、来週はきむさんが復活です。15日のOLMに向けて調整(^^)です。OLMには、フィッシング大洗さんが正式に協賛してくださることになりました。高価なものではありませんが、沢山賞品(景品)が準備できそうです。みなさん、ぜひ参加登録してくださいね。(別に、登録してて来れなくなっても、何の問題も無いので、参加される可能性のある方は、ぜひ登録しておいてください。登録をお願いしているのは、準備する参加賞の数を把握するためと、名札を作るためです。)

ではでは。