2004年10月16日 土曜日
イシモチが食べたい again
先週イシモチ(シログチ)を沢山釣って、塩焼きが美味しかったのですが、やはりシログチは刺身向きではありませんでした。こうなると、ニベの刺身が食べたくなります。しかし、今週末は学会で、土曜日も昼間は東京です。そこで、丁度実家に荷物を運ぶ用事もあったので、東京の学会に車で行き、そこから実家に寄った上で釣り場に行くことにしました。
釣り場到着は9時過ぎ、早速釣り始めます。イシモチ釣りは、その日の波と潮で釣れる場所が変わるので、まずは場所探しです。30分ほど過ぎたところで、別の釣り人がやってきました。
「釣れますか?」
「私も30分ほど前に来たところですが、今のところ釣れませんね。」
「そうですか、人も少ないし、釣れてないのかなあ・・・」
そう言いながら、その釣り人は去っていきましたが、その直後に当たりがあります。しかし乗りません。しばらくして、やっと1匹めが釣れますが、15センチほどの小型です。そのせいでなかなか針掛りしないのでしょう。
久々の入れ当たり状態にうつつを抜かし・・・
その後、どんどん当たりは多くなります。まともなサイズのものも釣れるようになって来ました。しかし、やはり小型が圧倒的に多いようで、小型独特の鋭い引きが頻発します。この小型に餌を取られる事も多く、餌付けに時間を取られます。
今日は学会から直接だったので、ちょっと疲れているようで、一度テトラの上でふらつきましたが、こんな入れ当たりは滅多に無いので、止める気にはなりません。これが災いしました。
またも餌取りで餌が無くなったので、餌を付けに戻ろうとした瞬間、足下が滑って、テトラの隙間に落下します。
「あ、落ちた。こりゃあ死ぬかな?」
と思いましたが、2メーターほど落下して、下の岩にお尻を強打して止まりました。下が海ではなく陸だったのは不幸中の幸いでした。胸や腕、頭も打ったようで、あちこちに痛みがありますが、動けないほどの痛みではありません。何とか這い出してテトラを上ります。当然竿も落下し、こちらは海に落ちていましたが、仕掛け部分がテトラ上に残っていたので、これを引っ張って、海から竿を引き上げます。
地上に立ち上がって、全身をチェックしたところ、痛みは多いものの、奇跡的に折れたり出血したりはしていないようです。しかし、釣りが続けられるコンデションではありません。納竿して帰宅することにしました。
結局この日の釣果はイシモチ(ニベ)18匹、(うち8匹は小型)ということになりました。
帰宅中に段々と痛みが増してきて、右足が痺れるので、アクセルやブレーキの踏み加減が分からず、身体も痛いので、ハンドルを切るのが辛く、さらに当然お尻はすごく痛いので、座っているのが辛くて、大変な帰宅ドライブでした。
次の日、お尻は腫れあがっていました。そして、段々と内出血がお尻全体に出ました。やはり相当重症だったようです。
それでも、イシモチは処理しなくてはなりません。気温も下がってきたので、久々に、イシモチの干物を作ることにしました。この干物、美味しくって、私は大好きです。
結局、怪我の方は、その後肋骨にひびが入って折れかけていることが発見されるなど、相当の重症でした。家内から、一人での釣行禁止命令が出ました・・・・
まあ、自業自得ですね。