200554日 水曜日 

イシモチ調査第5回

先週イシモチ初釣りを実現したものの、まだ茨城県への到着は確認していません。そこで、今日は週末の釣りに向け、イシモチの調査とアジの調査をすることにしました。

まずは釣り餌屋さんで情報収集です。

「こんばんわ。イシモチは釣れましたか?」

「まだだねえ。波崎の港には入ったみたいだよ。」

「ということは、もうすぐですね。」

「そうだね。水温さえ上がればねえ。」

ということで、茨城県にもイシモチが到着しているようです。早速釣り場に向かいます。到着は一時半過ぎでした。

しかし、釣り場には全く人がいません。釣れていない証拠ですね。それでも、一応実釣調査をすることにしました。

とりあえず、投げ竿を2本左右に投げわけ、浮き釣りで色々な場所を探ります。南東風で少し波が高く、濁りも入っているようなので夜釣り向きではないかもしれません。

しばらく釣ってみますが、投げ竿にも浮き釣りにも全く当たりがありません。投げ竿を上げてみると、南に投げた竿の仕掛けはゴミだらけで戻ってきました。相当底荒れしているようです。北側に投げた竿は、餌がそのまま戻ってきました。やはりイシモチはまだ来てないようです。

とりあえず投げ竿2本は納竿とし、浮き釣り一本だけでもう少し釣り続けてみることにしました。

しばらく釣っていると、浮きが奇妙な動きをします。明確なあたりではありませんが、何かが浮きを押さえているようです。イシモチの当たりとは違いますが合わせてみると、乗りました。魚の手ごたえです。しかし、この手ごたえも、イシモチとは違います。サイズが小さいわりに、強引な引きです。何が釣れたのかわからないまま抜き上げると、シルエットは30センチクラスのイシモチに見えたのですが・・・・残念、セイゴでした。

サイズは35センチ。このあたりでは一般的なサイズのセイゴですが、この釣り場で釣ったのは初めてです。驚きましたが、これでイシモチがいない可能性がさらに高まりましたので、ここで納竿としました。

イシモチは釣れなかったものの、予想外のセイゴを確保したので、一応満足して、この釣り場を後にしました。

アジ調査第1回

さて、イシモチ調査が失敗に終わったので、次はアジ調査です。こちらはさらに可能性が低いとは思ったのですが、週末の釣りに向けて一応調査しておく必要があります。釣り場到着は4時半頃でした。

つり始めはちょうど夜明けのゴールデンタイムです。場所はアジ釣りの定番場所。しかし・・・・当たりがありません。やはりアジには早かったでしょうか。

仕方ないので、2本のサビキ竿を準備して置き竿仕掛けにしようと準備している間に、一本目の浮きサビキが岸近くに流されてしまいました。このサビキにあたりが出ます。しかし、アジのあたりではありません。不思議に思いながら上げてみると、釣れたのは小型の沖メバルと、25センチほどのアイナメでした。沖メバルはリリース、アイナメは、今日は持ち帰りが少なくなりそうだったので、キープします。

その後は2本のサビキ仕掛けを出し、コマセを巻いて魚を寄せますが、何もつれません。

こうしてアジ釣りをしていると、後ろを通る釣り人が一様に、「アジは釣れましたか?」と聞いてきます。皆さん、アジが釣れるのを楽しみにしているんですね。でも、今年はアジの到着が遅れており、みんな釣り物が無く困っているようです。この場所の釣り客は、ルアーのスズキ狙いが半分、残りのうち7割が投げ釣り、残り3割が浮きふかせという感じでしたが、どの釣りもあまり芳しい釣果を上げてはいないようです。

サビキにあまり反応が無いので、投げ竿を2本作り、近くに投げ込んでみます。しかし、この場所は投げ釣りにはあまり向いた場所ではありません。釣れるのはヒトデばかりです。

日が高くなってくると、サビキに当たりが出るようになりましたが、犯人は河豚です。コモンフグなので、食べることもできません。浮きふかせの釣り人も、このコモンフグに悩まされているようです。こちらも、時々サビキの針を取られるので、針が段々と減っていき、サビキの交換が必要になるので、困ったものです。

結局最後までサビキの当たりはフグだけで終わりました。

投げ釣りにカレイ

さて、あまりにサビキが不調なので、ちょっとだけ真面目に投げ釣りをすることにしました。カレイポイントに移動し、2本の投げ竿を投げ込みます。最初に釣れたのは小型のアイナメ、その後ドンコも釣れます。このうち、堀を飲みこんで救命できなかった小型のアイナメと、ドンコのうち大きかった1匹はキープし、他のドンコは全部リリースしました。

何度目かの聞き合わせで、明確な当たりがあります。この引きは、間違いなくカレイです。重さもかなりあり、40センチ以上のカレイの感触です。手前は根掛りゾーンなので、早く浮かせようと思いますが、なかなか浮かんできません。期待感が高まりますが・・・・最初に水中から上がってきたのはヒトデです。このヒトデが重さを演出していたようです。勿論、その下にカレイが着いていましたが、期待したほどのサイズではありません。

ここで失敗に気づきます。今日は真面目に投げ釣りをするつもりが無かったので、タモが組み立ててなかったのです。廻りを見渡すと、ちょうどタモを背負った釣り人が自転車で帰ろうとしているところで、こちらの竿の動きを見て、何がが釣れたらしいと見ているのが目に入りました。

「すいません。ちょっとタモ貸して頂けますか?」

「このタモは短いから、届かないよ。」

「ああ、そうですか、じゃ、いいです。」

「あ、階段のところなら届くよ。こっちに持っておいで。」

「はい、ありがとうございます。」

ということで、階段近くまで引っ張ってタモ入れしてもらったのは、35センチの肉厚マコガレイでした。

このカレイで満足したので、まだ餌は沢山残っていましたが、納竿とすることにしました。週末にもう一度釣りに行く予定なので、ここで餌が残っても大丈夫という判断です。堤防上の風が強くなってきたのも撤退の決断を早めました。

イシモチ釣り場再見学

帰り際に、昨晩釣ったイシモチ釣り場を再見学したところ、かなりの人数が釣り場に入っていました。それをしばらく眺めていましたが、誰もイシモチを釣り上げる人はいません。少なくとも入れ食いというような状況ではないようです。ということで、イシモチ調査結果を再確認して帰宅しました。

結局今日の釣果は、マコガレイ(35p)、セイゴ(35cm)、ドンコ、アイナメ2(持ち帰り分) でした。

あと数日でイシモチが到着するのは間違いないと思うのですが、そのチャンスにめぐり合うことができるでしょうか・・・・

ちなみに、今回の釣果は翌日刺身とムニエルになりました。セイゴ、カレイのムニエルは当然美味しく、アイナメのムニエルもそれに劣らずおいしかったのですが、ドンコのムニエルは生臭くてダメでした。やはりドンコは持ち帰ったその日に食べなくっちゃね。