2010年9月某日 

例年の通り、今年もイナダが釣れ始めたとのことで、きむさんとイナダ狙いに行くことになりました。イナダが釣れなくても大型のサバが沢山いるとのことなので、とりあえずサバを釣ることを目的に弓角を準備して出発です。

ルアー釣りはあまり好きではないので、途中で飽きることも想定に、投げ釣り用の餌も調達します。あわよくばイシモチがいないかな、という魂胆です。

次に買い物に寄ったスーパーには、なんと特売品で「マンボウの刺身」が売られていました。これは珍しいですね。肝も一緒に売られていたので、肝和えで食べるのでしょう。刺身の量と肝の量を比べると、マンボウは結構肝が大きいのかもしれません。買って食べてみたかったけど、これらか釣りに行く人が、魚を買ってはいけないと、あきらめました。

堤防に到着は6時過ぎでした。

まずは、ワインドを試してみますが、やはり私には、遠くに飛ばないワインドは楽しくありません。ということで、投げ竿にジェット天秤と弓角をセットして、これで楽しむことにしました。

ちなみに、投げ竿は、先日新調したばかりの新しい竿です。

私の釣り道具は、釣り始めたころは釣具屋さんの1980円セットなどを使っていたのですが、1997年ころにきむさんに出会ったり、AFISの仲間に出会ったりする中で、やはり道具も重要だということに気づき、当時全面的に新調したものです。

当時一製品10000円以上のものは買わないというルールで揃えた道具は、1980円セット系の道具が2〜3年でダメになっていくのに比べると格段に長持ちしました。「FFつくばCD-ROM」を取り出して1997年ころの釣行記写真を見ると、ちゃんとこの竿が写っています。しかし、さすがに13年も経ち、フランスまで往復して、傷みが激しくなってきました。

先日の釣行で、ついに一本のガイドが崩壊し、リタイア。やむなく久々に投げ竿を購入です。今回も一万円ルールを守ろうと思ったのですが、先端のガイドがくるくる回らない機能が付いた竿が欲しかったので、一万円をちょっと超えてしまいました。でも、上州屋のはがきで割り引かれて、何とか一万円以内です。

しかし、一緒に買ったリールは、私の大好きなシマノのチタノスパワーエアロGT6000(売値も番号と同じ6000円くらい)が上州屋では手に入らないので、止む無く上位機種で在庫のあった最も安いパワーエアロ アルブリードCI4を買うことになりました。これは流石に一万円を超えてしまいましたが、初めてガラスケースに入ってるリール買ったので、ちょっとうれしかったです(笑)

この投げ竿の使用練習にジェット天秤の弓角は最適なのです。キス釣り用に遠投用の堅い竿を買ったので、ちょっと練習が必要なのです。

この弓角には、すぐにあたりがあります。サバです。なかなか良い引きで、35センチ程度のサバが上がってきました。サバは幾らでも釣れそうなので、持ち帰りは3匹と決めて、どんどんリリースしながら大きいのを狙います。弓角はトリプルフックと違い外しやすいし、飲み込むことも少ないので、リリースするとサバは元気に帰っていきます。

久々の堤防釣りで、やっと秋らしくなり始め、快適な釣りシーズンです。青空と青い海を堪能しながらの釣りはいいですね。

さて、弓角釣りを楽しんでいるときに、大失敗をします。周りを確かめて投げたつもりが、針の先を良く見ておらず、きむさんのタックルケースに針先が引っかかっていたのです。

投げようとした瞬間タックルケースをひっくり返してしまい、きむさんの天秤おもりが一つ海中に飛んで行ってしまいました。あわててそれを片付けているうちに、弓角は根掛かりして、ロストしてしまいました。

止む無く弓角をあきらめ、ミノーにしてみましたが、やはり飛ばないので楽しくありません。ということでルアーはあきらめ、サビキに変更です。

サビキをしてみると、チダイが釣れることが分かりました。そこでチダイを餌に泳がせの竿も出してみます。

きむさんも回遊魚が一段落したので、タコ釣りに入っているようです。

しばらくチダイの泳がせとサビキを楽しみますが、残念ながら、チダイはエサには大きすぎるようで、あたりが出ません。サビキはやはりサバです。

ついにこの釣りに見切りをつけ、投げ釣りに移行することにしました。朝方沢山いたルアーマン達も帰っていき、投げ釣りに良い環境が整いました。

投げ釣りはイシモチ狙い二本と、しゃこ狙い二本の四本の竿を並べます。

で釣果は以下の通り・・・・・

当たりは頻繁に出るのですが、イシモチ狙いにはドンコやアイナメ、シャコ狙いにはチダイが来ます。シャコは食いませんでした。

ちなみに、今回初めて、ダイソーで買った四組100円の投げ釣り仕掛けを使ったのですが、仕掛け全体の長さが短くて、驚きました。砂ズリが短いので、全誘導などには向きませんし、全長が短いということはさびいても餌があまり踊らないので、キス釣りにも向かないと思いますが、置き竿で狙うシャコ釣りならこれでも十分でしょう。

結局投げ釣りでは目立った釣果はなく、全てリリースしました。ちなみに、底の様子が相当変わっているようで、変な場所で根掛かりします。冬のカレイ釣りが心配です。しばらくは釣り場調査のやり直しになりそうです。

さて、結局それ以降はドラマもなく、最後にサビキに大型のサバが掛かってしまったので、きむさんにもらった一匹を加え、サバ5匹を持ち帰ることにしました。

塩焼と、しめさばと、味噌煮にしましたが・・・・・五匹持ち帰りはちょっと多すぎましたね(笑)