2010年11月中旬
さて、年に一度のノビタさんとの出会いです。釣りよりも、ノビタさんに会って、近況報告をしあうのがメインのような会合ですが、一応獲物も決めて、朝3時に待ち合わせです。朝の釣りが釣れなかったら、別の場所でイワシでも狙おうってことになりました。
久しぶりに来た釣り場には、いつものコンビニはなくなっているし、知らない道ができているしで、ちょっと遅れて午前3:20分ころ釣り場に到着、ノビタさんは既にご到着でした。
竿の準備をしつつ、色々近況報告です。心配していたノビタさんの腕も全く問題ないとのことで、安心しました。
5:30過ぎにやっと明るくなり始め、釣りを始めてみましたが、全く魚のいる感じがしません。周りにも10人近い釣り人がいましたが、誰も釣れていません。誰か他の人が釣れるなら、まだやる気も出るのですが、誰ひとり釣れないとなると、ちょっと期待薄です。のび太さんは7時過ぎに、「今日はダメだ」宣言を出して片付け始めました。
我々も、それを見て、撤収を決定、片付けます。
「じゃ、来年の春に、また。」
「釣れ始めたら連絡しますよ」
「楽しみにしてますね」
ということで、春の釣りをご一緒する約束をして、別れました。
「これからどうする?」
「イワシ釣りに行くんじゃなかったの?」
「ここで撤収してもいいよ。Gakuさんは?」
「イワシが釣れるなら、釣りに行きたいな。」
「じゃ行ってみようか」
ということで、イワシ釣りに出発です。
午前8時に釣り場を出発し、一時間運転して、釣り餌屋に到着。
「港では何が釣れてますか?」
「アジとイワシとサバだね」
「昼間でも釣れます?」
「まずめがいいみたいだけど、昼間でも釣れてるよ。」
「じゃ、イワシねらいにするか」
ということで、コマセを買ってイワシ狙いに出発です。
9:20分に港に到着して様子を見ますが、誰も釣れている様子はありません。
確かに朝方には少しイワシやアジが来たようですが、この時間は沈黙しているようです。
湾内の他の堤防も回ってみましたが、シャコが釣れている以外は同じ状況です。
仕方がないので、別の港に行ってみます。
10時に次の港に到着しましたが、こちらは釣り人も少なく、さらに何も釣れていないようで、釣りをやめる姿がちらほら見えます。
「どうする?Gakuさんの好きな方でいいよ。」
「どっちもダメそうだよね。こうなると、シャコが釣れる前の港の方がいいかな」
「じゃ、戻ろうか」
ということで、まえの港に戻り、私はシャコ釣り、きむさんは投げサビキを試してみるようです。
結局釣り開始は10時半でした。
しかし、どんなときにも裏切らないのが、シャコです。第一投目から、立派なシャコが釣れてきます。
ただ、餌取りも多いようで、餌がすぐになくなります。
最初はシャコが餌をとっていると思っていたのですが、どうも早すぎるので、シャコ以外に餌取りの蟲がいるのでしょう。この虫に餌をとられるのが先か、シャコが見つけるのが先かで、釣れるかどうかが決まるようで、シャコが釣れる確率はそれほど高くありませんが、餌は毎回なくなります。
とはいえ、シャコもポツポツと釣れていきます。
釣れたシャコはバケツに入れていたので、通りがかりのファミリーが覗いては喜んでいます。
「立派なシャコですね。」
「狙えば簡単ですよ」
「網で釣ってるんですか?」
「いいえ、ちゃんと針ですよ。」
「餌は何ですか?」
「青イソメです。短く切って投げ込んで、15分後に上げれば着いてくるので、簡単ですよ。」
「へえ〜〜」
11時半頃、隣に来た投げ浮きサビキのファミリーがアジを釣ります。そこで、私も投げ浮きサビキを一本出してみましたが、こちらは何も釣れませんでした。きむさんのサビキにもカタクチイワシしか来ないようです。
今日、フグ以外で唯一釣れた魚は、シャコ狙いに掛かったアカオビシマハゼ君でした。
結局午後1時に納竿を開始し、帰宅しました。
釣果はシャコ6匹に終わりましたが、サイズの良いものが多かったので、嬉しい釣果です。
自宅でゆでで夕食に出したところ、家内に大好評でした。寿司屋のシャコとは全く別物ですね。