201311月上旬

今回の狙い

先週港で小カワハギを釣ったのですが、やはり肝は小さく、肝和えを食べるには至りませんでした。

こうなると、カワハギの肝和えが食べたくなります。しかし、カワハギ釣り場は近くにはありません。こうなると、遠征です。

以前から、船酔い気味のきむさんに、酔い止め飲んでボート釣り体験を勧めていたこともあり、今回はボート釣り遠征に出かけることにしました。

場所は波の無い内湾方面で、船酔い防止のため、エンジンは使わず、エレキ55ポンドでシステムを組みました。

といっても、元来一人で運ぶために購入した、もっとも小型サイズのボート。規格上は3人乗りとは言え、どの程度のスペースがあるのか、やってみなくてはわかりません。

狙いはカワハギに絞りつつも、きむさん初のボート釣りなので、色々なことができるように、準備もします。

カワハギ狙いのため、近所のスーパーによる行って、50%引きになったアサリを2パック買ってきました。予備として上州屋で冷凍アサリも買っておきます。

仕掛けは掛け型と吸い込ませ型で悩んだのですが、今回は浅場なので、掛け型を選びました。

現地の釣具屋で情報収集

当日は、予報通り凪です。風が時々吹くのですが、心配になるほどの風ではなさそうです。

今回は途中で待ち合わせして、現地到着は10時半。まずは釣具屋さんに寄ります。

「こんにちわ。このあたり初めてなんですけど、カワハギのポイントはどこですか?」

「ボートだよね。だったら、あの岩の左50mだよ。」

「ありがとうございます。じゃ、餌にアサリとジャリメをください。きむさんはアサリとイソメだっけ?」

「うん、イソメお願いします。」

「カワハギ釣りだよね。カワハギなら、イソメはこのオレンジイソメがいいよ。」

「ああ、これってうちの地元では赤い青イソメって名前で売ってるやつですね。」

「カワハギは、この方が絶対いいんだよ。」

「じゃあ、それお願いします。」

ということで、アサリとイソメを購入しました。私はアサリは準備していましたが、現地の釣具屋で情報を貰ったら、餌も買わなくっちゃと思ってます。

きむさんは、釣具屋さんが最初から「ボートだよね」と言ったのに驚いてました。まあ、このあたりはボートのメッカですからね。

早速釣場に移動し、ボート組み立て開始が11時。出航は11:30でした。

狙い通りカワハギ

さて、初のボートで、初のエレキ、どの程度進むものか心配だったのですが、二人乗りで荷物満載のボートを十分な速度で運んでくれます。音も全くないし、これは快適ですね。バッテリーが重いことを除けば、近場の釣りに関しては、絶対エンジより良いと思います。

釣具店で教わった場所あたりを目指しますが、初めてなので、どうしても遠目になってしまいます。

「この辺かなあ?」

「少し遠い気もするけど、ここでやってみようか。」

と開始した場所は、あとからGPSで調べてみると、岩から150m近く離れていました。

餌を降ろすと、早速当たりが出ます。最初に釣れたのは立派なキュウセンでした。この1匹目が11:39分です。

きむさんも最初はベラです。キュウセン、ササノハベラ、オハグロベラと、ベラのオンパレードですが、ついにカワハギを釣りました。私も釣りましたが、二人とも、先週の湾内での釣りと同サイズの小型です。

しばらくここから流し釣りで釣りますが、釣れるカワハギはどうも小型で、サイズアップしません。流れも岩から離れていく方向なので、この場所をあきらめて、場所を替えて、もっと岩に近寄ってみることにしました。

二回目の場所での開始は12:00頃。 ここで、やっと良型のカワハギが釣れます。

「おお、いいサイズが釣れたよ」

「本当だね。ここがポイントかな。」

「じゃあ、アンカー入れて、このあたりでしばらく釣ってみようか。」

ということで、アンカーを投入。じっくりカワハギ釣りを開始です。

きむさんはイソメ、私はアサリですが、やはり私の方はカワハギが、きむさんの方はベラが多くなります。

アサリ餌は針に付けるのが大変なのですが、カワハギは大好きだし、外道は減るしで、やはりカワハギ釣りにはアサリがいちばんですね。

きむさんもボートに慣れてきて、酔わないことが分かったようで、アサリでの挑戦を始め、良型を釣ります。

この後は、この近辺で、時々アンカーを打ち直しては、アンカーロープを伸ばしたり縮めたりしてポイントを少しずつ変えながら釣ってみました。

新種登場

暫く釣ったところで、私に新しい釣果があります。

一見カサゴのようですが、カサゴとは違います。頭が大きいし、棘は鋭いしで、どうも危ない魚のような気がします。ちょうどきむさんが魚ばさみを持っていたので、それを借りて針を外し、キープすることにしました。

この魚、帰ってから図鑑を調べてみましたが、小型なので、同定しにくいです。

イソカサゴか、コクチフサカサゴだと思うのですが、どちらも本物を見たことが無いので、決め手がありません。

もうすこし大きいのが釣れるとはっきりすると思うのですが・・・・

この場所では、これ以外にも外道で、大型のキタマクラ何回か登場しました。

こいつがかかると、カワハギのような引きをするので、一瞬よろこぶのですが、姿を見てがっかりです。

ちなみにベラはキュウセンがいちばん引きが強いのですが、カワハギに比べると直線的な引きです。

カワハギの場合は、横に走りくるくる回るので、カワハギだとわかります。引きもキュウセンより強いので楽しいですね。

この場所でしばらくカワハギ釣りを楽しみます。

今日は大型は吸い込みの方がよく釣れました。まあ、私の腕が悪いだけかもしれませんが、どうも合わせはタイミングが合いませんでした。

13:30、本日最大サイズのカワハギが登場です。25センチほどでした。このサイズが釣れると嬉しいです。

しかし、アサリ餌の方は、どんどんなくなります。お店で買ったアサリは既になく、自分で剥いてきたものもなくなりそうです。

ついに冷凍アサリの登場ですが・・・・これはどうも食いが悪いようです。やはり生アサリの方がいいのでしょうか・・・

久々のホウボウ

この後、色々とポイントを探して移動します。しかし、なかなか大型のカワハギは数が伸びません。

15:30位をめどに上がろうと思っていたのですが、もう16:00です。

ここで、久々のホウボウが釣れました。

伊豆では釣ったことがありますが、千葉・茨城の地元では初めてです。

これも図鑑に追加しました。

このホウボウでおしまいとして、寄港しました。

きむさんも酔わずに釣りを終えることができたので、今後はボート釣りも選択肢の一つになりそうです。

今日の釣果

ということで、今日の釣果は、良型カワハギ8匹、イソカサゴ?、ホウボウ、ベラ沢山でした。キュウセンベラだけ持って帰りました。

カワハギは予定どおり肝和えの刺身と煮凝りに、ホウボウは刺身になりました。キュウセンの塩焼も久々美味しかったです。

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