2014年1月上旬

今回の狙い

年末に一緒に釣行した義弟が、もう一つのフィールドを紹介してくれるということで、新年初の釣行も義弟と海に出ることになりました。今回も私のボートに義弟のエンジンを積んで出発する計画です。

狙いは第一弾として義弟はティップランや中錘餌木でイカを狙い、同じ場所で私はカワハギを狙うことに、その後は海の状況次第で深場に出てアジやアマダイを狙うことになりました。

深場の釣りは、100号の錘を使うとのことで、私の持ち竿では対応できません。早速上州屋に行って、一番安い50号〜150号対応の船竿を買ってきました。この深さなら、どうせ繊細なあたりは取れないし、それほど大物を狙うわけでもないので、一番安い竿で十分という判断です。上州屋で買った竿は、ケースや袋、竿先カバーさえついていない安物竿でした。

義弟からは前回の経験もあり、電動リールも勧められたのですが、上州屋では一番安いのでも4万円するし、そんな深場に何度もでかけるとは思えないので、電動リールは買わず、最近出番の少ない投げ用の大型スピニングリールで対応することにしました。これならPE3号が200メートル巻いてありますので、何とかなりそうです。

今回は6時半出航予定で5:30に現地に到着、30分で準備ができたので、6時過ぎには出航しました。

初の釣り場にワクワク

釣り開始は6:45分過ぎ。場所は岬の南側です。さっそく義弟はイカ狙い、私はカワハギ狙いを開始しますが、当たりがありません。アンカーを入れずに釣りますので、段々と深いところに移動します。義弟はもう一本竿をだし、こちらはエビ餌です。

7時頃から、義弟のエビ餌に当たりが出始めますが、釣れるのはトラギスやクラカケトラギスばかりです。

それでも、魚が釣れているだけ楽しそうです。私の方は、カワハギに見切りをつけ、今回購入した深場竿をだし、コマセアジ仕掛けで参入します。まだ浅いので、とりあえず錘は30号です。この竿の初釣果は、なんと良型カワハギでした。以前にもこの時期にアジコマセで良型カワハギを何度か釣っており、冬の大型カワハギ釣りには、これも有効なのかもしれません。

しかし、船用の竿に投げ用のスピニングリールをセットして使ってみると、やはりいろいろな問題があることが分かりました。

@ スピニングリールが大きいので、リールから第一ガイドまでに角度が出来てしまい、第一ガイドでの抵抗が大きくなる。巻き上げ時に摩擦で熱を持ってしまいそう。

A 当然ながら25m毎の色分けなので、繊細な深さが分からない。

B 最初に糸を出す時は何とかなるが、底の方で深さを調節するたびに、ベイルを起こして糸を出して、ちょっと巻いてという動作を繰り返すのがとても面倒。後半はリールを逆回転可能にして対応してみましたが、これも結局逆回転スイッチのオンオフをしなくてはならないので、やはり面倒。

C 私は竿を左手で持って右手で巻くのですが、スピニングリールは、元々竿の下に来るときにハンドルが右手巻きになるようにしてあるので、両軸リールのように竿の上で巻こうとするとハンドルが逆になる。

などです。最後のCは、ハンドルを付け替えればいいのですが、面倒なので、結局そのまま、ガイドを下にして使うことにしました。

その後は私も義弟もトラギスの猛攻にあいます。この時に一匹、義弟が、ちょっと珍しいトラギスを釣りました。

私はその時には気づかなかったのですが、自宅に帰って調理しようと義弟にもらったトラギスを取り出すと、一匹だけ模様が違うのです。調べてみるとオキトラギスというトラギスの仲間であることが分かりました。

写真集に一種追加です。

さて、暫くすると、突然トラギスより強い当たりがあります。

何だか、不思議な引きで、カワハギとも違うようです。

なんだろうな、と楽しみながら上げてみると、立派なコチでした。

マゴチかな、と思ったのですが、どうも少し模様や体型が違う感じです。ただボート上ではそれ以上分からないので、自宅に帰ってから、これも調べてみました。

メゴチ(いわゆるスズキ目ネズッポ科のガッチョではなく、カサゴ目ゴチ科の仲間の正式名称メゴチ)か、イネゴチだと思うのですが、背鰭の模様からするとイネゴチでしょう。

これも写真集に追加です。

しかし、その後はまたトラギス。

結局トラギスしか居そうもないので、大きく場所を移動することにしました。

深場釣りでビギナーズラック

次の場所は、水深50mから150mまで大きく変化する谷の部分です。

9:00頃、釣り開始。最初30号の錘で試してみましたが、深いので底まで時間がかかるだけでなく、大きく流されてしまうことがわかり、ついに100号錘を使ってみることにしました。

100号を付けて落とすと、確かに早く落ちるのですが、重すぎて当たりが分かりません。

竿が安いせいもあるのかもしれませんが、どうも竿に当たりがある気がします。しかし、持ち上げてみても錘の重さだけで魚を感じません。どうも、魚が付いているのかどうかわからない状態です。

結局感触ではよく分からなかったので、とりあえず上げてみることにしますが、さすがに投げ用のスピニングリールで100号錘を上げるのは重労働でした。隣で義弟が軽快に電動リールを使っているのを見ると、電動リールがちょっと欲しくなりますね。

さて、重労働で上げてみると、ちゃんと魚が付いています。

それも狙い通りの立派なアマダイです。

これは間違いなく、ビギナーズラックというやつですね。

正式名称アカアマダイが、写真集の仲間入りです。

次に釣れたのは、義弟が狙っていたもう一つの狙い、マダイ・・・ですが、10センチ弱のチャリコでした。一応マダイではありますが、これはリリースです。

その後船が流され、徐々に浅いところになったので、錘を30号に戻して釣り始めると、またも良型カワハギが釣れました。

その後15センチほどの、何とかキープサイズカワハギを追釣しました。

風の予報を信じ釣り場変更

さて、今日の天気予報では、12時前から北風が強くなり、10mほどになるかもしれません。北風が強くなったときに、すぐに帰港できるように、その前に釣り場を移動します。

船を走らせ、11時頃、朝と同じ浅場に再度入りました。

この場でまた釣りを開始しますが、この場ではトラギスしか釣れませんでした。

魚探には何度か群れが通るのですが、どうしても掛かりません。あの群れは何だったのでしょうか・・・

その後、さらに場所を移動し浅場に行ったり、島の裏側に行ったりしましたが、釣果はありませんでした。

島には沢山の人が渡船で渡っており、釣りをしていました。あれは何を釣っていたのでしょうか。一人はイシダイ狙いのようでしたが・・・

結局14:00になったので、納竿し、戻ることにしました。

今日の釣果

結局今日の私の釣果は、

アカアマダイ1匹、イネゴチ1匹、カワハギ3匹、クラカケトラギス数匹、トラギス数匹、チャリコ1匹でした。写真に写っているオキトラギスと大きめのトラギス、クラカケトラギスの一部は弟の釣果です。

カワハギ2匹は25センチ超、アマダイ、イネゴチは30センチ超で、十分な釣果でした。小型のトラギスやチャリコはリリースされました。

写真集にも新たに三種を追加できましたので、満足の釣りでした。

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