2014年6月下旬

今回の狙い

以前から、きむさんの友人の松本さんが北の方でボート釣りをしていることが話題になっていました。

回遊魚を追いかけたり、ヒラメを釣ったりしているそうです。昨年は、ボートで大型のサメ退治もしたとか。最近は回遊魚が釣れるそうで、一度機会を見て行ってみたいね、ときむさんと話をしていました。

すると、この日曜日に松本さん出航する予定とのこと。一緒に出れる機会は貴重なので、きむさんも乗り気になり、日曜に北の方にボート釣りをしに行くことになりました。

状況を詳しく聞くと、基本はヒラメ・マゴチ狙いで、近くでナブラが出たら、すぐ回遊魚狙いに切り替えるのだそうです。

「ヒラメならまず外れは無いらしいよ」

ということで、ヒラメ・マゴチに期待して出撃です。

餌は冷凍の魚で良いとのことで、先日のあゆみとのシャコ釣りの際に釣って、冷凍庫に保存してあったメゴチとサビハゼ、それにきむさんがサヨリ釣りの際に釣ったイカナゴを持っていくことにしました。

当日は、朝3時半に出発、きむさん家を経由して北に向かいます。現地の釣具屋で6時に待ち合わせです。

釣具屋では冷凍の豆アジを確保し、釣り場に向かいます。

釣り場到着は6時半頃。ボートの準備を整え、7時頃出航となりました。

小型魚はフグ

松本さんからもらった地図を頼りに、船を進めます。今回は後ろにジェイモ1馬力、前にエレキ1馬力で、合わせて2馬力という免許不要型式セットです。

とりあえず釣り場まではジェイモで向かいます。確かに全力を出すとうるさいエンジンですが、ちゃんと一馬力の役目は果たしました。ガソリンの消費も少ないので、快適に使えそうです。

松本さんが教えてくれた最も良さそうなポイントに入り、早速釣り開始です。

魚探を付けてみると、中層には時折小さな群れが走ります。底近くには時折大きな魚の群れが現れます。私の方は、とりあえずこの小魚の群れにサビキを突っ込んで、魚種を確認することにしました。

しかし・・・・サビキを準備し、錘を付けて投げ入れたつもりが・・・サビキ仕掛けの元側を竿に付けるのを忘れていたため、サビキ仕掛けはそのまま水中に落ちて行ってしまいました。大失敗です。

今回はヒラメ釣り狙いなので、サビキは1つしか持ってきませんでした。そこで、今度は、先週使ったキス仕掛けにオキアミを付けて投げ入れてみます。

するとすぐに当たりがあり、釣れたのは・・・・・フグでした。

その後も、何度かいろいろしてみましたが、釣れるのはフグばかりです。

とりあえずフグに飽きたので、ヒラメ釣り参入です。ヒラメ仕掛けを作り、冷凍アジを付けて投入です。

今回はヒラメ探りのための操船は前に座ったきむさんがエレキで行ってくれるので、私の方は竿フォルダーにセットした竿に魚が掛かるのを待つだけです。

これだと暇なので、ヒラメ釣りをしながらも、さきほどのキス仕掛け釣りを続けていると、今度はちょっと強い当たりです。大きなフグが釣れたのかなと思い上げてみると・・・・

7:51

ワカシでした。それもアジより小さいようなサイズです。それでもフグ以外の魚が釣れたので、ちょっと嬉しかったですね。

とはいえ、それ以上ワカシを釣っても仕方ないので、この釣りはこれで終りにします。

代わりに、もうすこし大きな回遊魚を狙ってメタルジグ仕掛けを投げてみますが、結局メタルジグ釣りではなにも釣れませんでした。

諦めて、ヒラメ狙いに徹することにします。

冷凍アジは魚に食われることもあるのですが、犯人はフグのようです。

今日は朝からずっと雨で、寒い一日です。

お腹も痛くなってきたので、一旦上陸してトイレ休憩をすることにしました。

前日からの寝不足で体調も今一のため、ちょっとボートに酔ったようです。今回は諦めて薬を飲むことにしました。

8:30頃トイレ休憩に戻り、9:00頃から釣り再開です。

先ほどと同じポイントで、少し沖目を探ってみることになりました。

マゴチ!!

釣り場に戻って暫くすると、別のポイントを探っていた松本さんの船にプレジャーボートが近づきます。

なにをするのかな・・・・と見ていると、松本さんと同行していたもう一人の方が、プレジャーボートに乗りうつり、沖に出ていきました。

どうも、今日は回遊魚の群れは沖にいるようで、二馬力ボートでは行けないので、そこで釣っていた友人に同乗させてもらうことになったようです。

松本さんは暫くは一人で探るようです。手軽に沖に行けるプレジャーボート、羨ましいですね。

さて、こちらの方には、やはり当たりは出ません。餌のアジは上げるたびにフグのせいでボロボロです。

そこで私はアジをあきらめ、餌をきむさんが以前釣ったイカナゴに替えてみます。

さらに、さきほどまでメタルジグを付けていた竿にも仕掛けを付けて、マゴチ狙いをしてみることにしました。

ヒラメは底から数メートルは飛び上がって餌を捕食しますが、マゴチだとそこまで飛び上がらず、逆に底に近い魚を食うことが多いようです。

そこで、仕掛けのハリスを長くして、捨て錘を短くします。

さらに餌は冷凍アジではなく、持ってきたメゴチを使うことにしました。

このメゴチを投げ込んで、餌が沈むのを待ち、糸ふけを取って・・・・さあ餌を動かそう・・・と一連の動作をしていると、餌を動かした途端にあたりです。半信半疑でリールを巻くと、確かに何かかかっています。

「何か釣れたよ」

「ヒラメ?」

「マゴチだと思う」

といいつつリールを巻きます。海面に近いあたりでは、かなりの力で引き込みます。

上がってきたのは予想通りマゴチ。50センチほどのサイズでした。

きむさんがタモ入れしてくれました。

9:54

これに気を良くして、きむさんにもメゴチを提供し、私は今度は冷凍サビハゼで狙ってみることにしました。

すぐにどちらかにマゴチが掛かるかなと思ったのですが、そうは物事上手くいきませんね、次の当たりはありません。

またしばらく、黙々とあたりを待つことになります。

今回の釣りは、常に船を動かしながら餌を引っ張って廻るのですが、当然餌の付け替えなどで、時々止まります。

しばらくして、きむさんが餌の付け替えのために、船を止めます。

私の方は、まだ餌はありそうなので、そのまま待つことにしました。

餌の付け替えが終わり、動き出した途端、竿に当たりが出ます。

先ほどよりは少し軽いものの、同じようなあたりです。

上がってきたのは、やはり同じサイズのマゴチでした。

10:30

結局二度とも、餌が一旦止まった状態から動き出したところで食いついたことになります。

マゴチ狙いは、餌を動かしたり止めたりしないとダメなのかもしれませんね。

と、いろいろ考えながら次の一匹を探しますが、結局これで終りでした。

12時頃、雨も強くなってきたので帰港することにしました。

今日の釣果

ということで、今日の釣果はマゴチ2匹、ワカシ1匹、フグ多数でした。

松本さんの友人がプレジャーボートで沖に出て、ワラサを釣って来てくれたのをお土産でいただきました(写真右の一匹)。僅か一時間ほどだったのに、6〜7匹以上も釣っており、うち一匹はヒラマサでした。プレジャーボートが羨ましくなりました。

今回のヒラメ・マゴチ狙いは、意外と手軽な釣りでした。今回はヒラメが釣れなかったので、ぜひリベンジしたいですね。

前の日誌 次の日誌