2015年5月上旬

今回の狙い

GW前半は絶好の海況が続きます。今日はきむさんが用事で行けないので、義弟と出艇する計画です。折角なので、きむさんとは行かない深海に挑戦したいところです。

しかし、義弟の方はここのところ好調なイカとマゴチがしたいようです。

義弟と別々に出ることも考えましたが、二人で出る方が楽ということもあり、深海6、イカ2、マゴチ1、アジ１（またはマゴチを2にして深海を５）の割合で釣ることで折り合いました。

私の狙いは深海の地図つくりとアカムツ、アジの確認で、義弟のマゴチタイムはキス狙いをする計画です。イカ狙いの間は私のしたい釣りが無いのが欠点ですが、とりあえず餌木だけでなく、ヤリイカ仕掛け、マルイカ仕掛けなど、イカ関係も持っていくことにしました。

当日は日の出に合わせて5時出航の予定とします。でも、朝の準備に手間取り、少し遅れ気味で、４:３０頃に近くのコンビニで買い物をしていると、義弟から電話です。

「今どこ？」

「あ、ちょっと遅れ気味。近くのコンビニだからすぐ行くよ。」

「駐車場が結構いっぱいなんだよ。」

「へえ、そうなんだ。」

さすがGWですね。朝４:３０に駐車場がいっぱいとは・・・・・

ということで、行ってみると、確かに駐車場ほほぼ満杯でしたが、運よく義弟の隣が空いていました。

左隣の方もボートで、既に出航準備がほぼできています。そのボートを見ると、どうも３．５馬力さんのボートのように見えます。

ご挨拶してみると、やはり３．５馬力さんでした。やっとご挨拶できました。baronさんもいらっしゃって、やっと念願達成です。

お二人は、既に出航準備が出来ていたので、先に出て行かれました。まずはアジだそうです。

我々も出航準備を整え、５:１５分頃出航です。

まずはイカ釣り場

まずは義弟の好きなイカです。朝一のイカが重要なのです。イカ場所到着は5：30です。

しかし、行ってみると、既にボートの山で、朝一って感じではなくなっていました。

イカ名人さんも来ていましたが、だめのようです。

5：33

義弟は早速イカ開始です。

私の方も餌木を出しますが、流し釣りモードです。

暫くして、義弟の竿に乗ったようです。上がってきたのはヤリイカでした。

アオリではないのでちょっと残念ですが、弟に気合が入ります。

しかし、次は釣れません。

「そろそろアジ釣り行く？」

「もう６:００時過ぎたから、間に合わないかもね。」

「釣果を聞くだけでも良くない？」

「うん。それは価値がある。じゃあ、アジ釣り行こう。」

ということで、アジ釣り場に直行です。

アジ釣り場で情報収集

アジ釣り場到着は6：10分。3.5馬力さんとbaronさんが釣っています。3.5馬力さんは、ちょうど大きな魚を上げたところのようです。

「どうですか？」

「イトヨリ。」

「いいサイズですね。」

「キス仕掛けで釣れたんだよ。」

「アジはどうですか？」

「全然ダメ。魚影はあるんだけどね。」

ということで、アジ釣り百戦錬磨の3.5馬力さんでも釣れないのですから、まだアジはダメなのですね。

baronさんもアジはダメのようです。アンカーで固定していたのをやめ、シーアンカーでの流し釣りに入ったそうです。

確かに魚探には時折魚影が出ます。

一応一度やってみようってことで、今日の一投目です。6：22分でした。

しかし・・・・魚影はあるのに反応しません。やはりダメのようです。

結局5分ほどで移動です。

暫く走ったところで、またいろいろ魚影が出ます。そこで再度挑戦です。6:33分です。

しかし、結局全く反応しません。キスかも知れないと思い、キス仕掛けも出してみますがダメです。

義弟のタイラバは一度だけスカートを食いちぎられるあたりがありましたが、義弟の判断ではフグではないかとのことでした。

確かに、置き竿にしていたキス仕掛けの針が二本ともなくなりましたので、フグがいるのでしょう。結局6：45分にこの場での釣りは諦めました。

マゴチ・キス狙い

次はマゴチポイントです。

ポイント到着は6：55分です。ベイトらしき魚影が沢山あります。

義弟は早速ルアー開始です。私の方は先ほどのアジ仕掛けでベイトの正体を探りますが、何も食いません。

仕方ないので予定通りキス狙いです。

一匹目のキスは、22センチの良い型でした。この型のキスならうれしいですね。

6：59

ここで、義弟のルアーに何か掛かります。

マゴチが釣れたのかな？と思ったのですが、上がってきたのはシーバス（義弟用語）でした。50センチほどのフッコですね。

外海のフッコですから美味しそうです。狙ったマゴチではないものの、良い釣果です。

私の方は、二匹目も22�p、3匹目は20�pのキスでした。置き竿の釣りなので、10分に一度のペースですが、型が良いので嬉しい釣果です。

7：09

マゴチの方は当たりが無いようです。

私の方は、どうしてもベイトの正体が気になったので、小針のサビキ仕掛けを出して釣ってみることにしました。

しかし、この仕掛けにも反応しません。この魚影は何なのでしょうか。謎のまま終わりました。

「マゴチダメだね。」

「深場行く？」

「うん。折角の凪だし、深場行こうよ。ポイントの上に停まれるよ。こんなチャンスは無いよ。」

「確かに今日は深場の日だね。ここは風が強くてもできるからね。」

ということで、深場に行くことにしました。7:40分です。

深場までは地図つくりに最適の道のりでした。また情報が溜まりました。

深場に行く途中に3.5馬力さん、baronさんを探したのですが見つかりませんでした。キス釣りにでも行ったのでしょうか。

300ｍでアカムツ狙い

途中で5人乗りの貸し船外機船？らしき船の傍を通りますが、船上から大きくバツ印の信号。なにも釣れていないようです。

いつものアマダイ釣り場を超え、更に深場に向かいます。途中のゴムボートでちょうど何かが釣れたようなので、ボートを停めて、見学してみますが、手のひら大のマダイでした。さらに深場に進みます。

今日は新しいポイントで狙ってみるつもりです。アカムツは一度も釣れたことが無いので、全くポイントは分からないのですが、いろいろ探してみるしかないですね。

今日の狙いのポイント近くに、別のゴムボートがいます。

「釣れますか？」

「だめ。フグだけ。」

「フグ？」

不思議な返答ですが、その理由は後で分かります。

ポイントに入ったのは、8：30分でした。350ｍから流されて、浅くなるコースです。

釣り開始です。

最初に魚を釣ったのは、義弟でした。良型のユメカサゴです。

二匹目も義弟、そして、私の方にもやっときます。ユメカサゴの三連です。

9：38

釣り始めから一時間経過していますが、竿を上げるのはこれが3度目です。深海釣りは時間がかかりますね。

そして、このあたりも底にはユメカサゴが多数いるようです。アカムツの姿は見れません。

再度の投入で、上げている途中で、何だか竿が重くなります。

変だなあ・・・と巻き上げると、黒い魚が着いています。針は三本なのに、魚影は5匹・・・いや、10匹・・・？

あれ？と思ったら、釣れた魚に群れがついてきていただけでした。

釣れたのはシロサバフグ。釣果としては残念ですが、これまでクロサバフグしか釣れたことが無かったので、新種追加です。

10：01

どうも中層から上層にこのフグが大量にいるようです。

これで、深海は諦め、少し別の場所に動きます。

定置網跡地の釣り

10：10分。以前定置網が設置してあった場所に到着です。今は何もありません。

ここで釣ってみることにしました。水深は60ｍ弱です。

浅くなったので、当たりが明確に出て楽しい釣りです。しかし、上がってくるのは・・・

10：23　10：26

ヒメばかりでした。

ここにはヒメしかいそうもないので、10:30分に見切りをつけ、いつものアマダイ釣り場に移動することにしました。

アマダイポイント

アマダイ釣り場近辺には3.5馬力さんが来られていました。

「どうですか？」

「おおきいカレイが釣れたよ。」

「ムシガレイですか。いいですね。」

「あとはヒメかな。」

「こっちもヒメばかりです。」

ということで、10:50分、アマダイ釣り場での釣り開始です。

最初に釣れたのはトラギス。

10：53

泳がせにちょうどいいサイズだったので、バケツに入れてみましたが、泳がせ仕掛けを持っていないことに気が付いたので、リリースしました。

ポイントを戻して再度流します。すると、良いあたりです。

上がってきたのは小型ですが、久々のアマダイでした。

11：11

このアマダイに気を良くして、次を狙いますが、次は残念ながらクラカケトラギスです。

11：25

マルイカ遊漁船

この頃から、近くに遊漁船がきました。

我々はゆっくり南東に流されているのですが、この遊漁船は何かを探しているようです。

釣り物はマルイカのようです。群れを探しては仕掛けを落しているようです。

その探し方が、我々を追い出そうとしているとしか思えない探し方で、必ず我々の方にターンして寄ってくるのです。

結局我々の方が逃げざるを得なくなります。で、逃げても、また寄ってきます。

この遊漁船のせいで、何度か流し釣りを中止し、ポイントを離れることになりました。

遊漁船ではマルイカが釣れているようなので、私もやってみますが、ダメです。

アマダイ狙いには、当たりが結構出ますが、なかなか良いものは釣れません。

次に釣れたのはヒメです。

11：34

しかし、やっとまともな釣果が来ました。ホウボウです。ヒメ2匹との3連釣りでした。

11：53

この後はあまり釣れないし、遊漁船が鬱陶しいしで、イカを探すついでに、ちょっと深場に行って、地図の空白地点を埋めます。

遊漁船のおかげで、地図はちょっと充実しました。

その後の深場釣りでは、小型のオニカナガシラが上がっただけでした。これはリリースです。ちゃんと底に戻れるといいのですが。。。

12：28

12：30にこの釣りを止め、イカ釣りに行くことになりました。

最後にイカ釣り

イカ釣り場にはすぐに到着し、義弟は早速イカ釣り開始です。

私は先ほどのマルイカ仕掛けを降ろしますが、真剣に釣るつもりはありません。義弟の釣果待ちです。

しかし、結局イカ釣りの釣果はありませんでした。義弟が一度だけ掛けたのですが、身切れして腕が一本だけ上がってきました。

14：30に納竿として戻りました。戻ってみると、既に3.5馬力さんもbaronさんも帰られた後でした。

ちなみに、今回の日誌に時間が正確に書いてあるのは、割合の確認のためです。

計算してみたところ、今日の釣りは、深場5、イカ3、マゴチ1、アジ1　という感じで、ほぼ予定通りでした。

走行距離は今日は26キロに達しました。

今日の釣果

今日の私の釣果は、シロギス３、ユメカサゴ３、アマダイ１、ホウボウ１、クラカケトラギス１、トラギス１（リリース）、シロサバフグ２（リリース）、ヒメ5（リリース）、オニカナガシラ１（リリース）でした。義弟が彼の釣果も全部くれたので、結構な量になりました。

こんなに一度には食べられないので、ユメカサゴとアマダイは開きを作りました。

キスとクラカケトラギス、それにイカのげそはバター焼きに。

イカの身とホウボウは刺身、スズキは少しだけあらいにしました。ホウボウの刺身はねっとり、スズキのあらいはサッパリ、イカの刺身は甘くて、どれもおいしいですね。