20159月上旬

今回の狙い

8月後半は仕事が忙しくなり、天候も悪く、釣りに行けません。9月前半も出張続きですが、唯一この週末だけは釣りに行けます。でも、天気がイマイチです。

「今週も風が強くてダメそうだね。」

「先週からずっと波も高いよ。」

と、きむさんとも諦めモードで相談をしていましたが、木曜の夜あたりから、天気予報が回復し始めました。内房なら出れそうです。

義弟からも、早速メールが来ました。3.5馬力さんのHPで知り合った皆さんも出るようです。早速きむさんにメールです。

「外側は風が強くてダメだけど、内房なら行けそうだよ。」

「波は大丈夫?」

「絶好調とはいかないけど、前回と同じ程度だから大丈夫だと思う。」

「じゃあ、行きましょう。狙いは青物と深場?」

「そうだね。3.5馬力さんも来るみたいだから、最初アジ釣り場に行って皆に挨拶しよう。」

「了解。では、いつも通りで。」

ということで、義弟にもメールします。彼は早朝から先に出ているとのことでした。

当日は、いつも通り7時発で準備をします。きむさんからは5:45分に自宅を出発したとのメールが入ったので、我が家への到着は少し早まりそうです。そこで慌てて出発の準備をしているところに、義弟からメールが入ります。もしや荒天で出れないのかな? と思いながらメールを見ると・・・

「3分でブイにあたりパンク。そっちに乗っけて」

というメールでした。牡蠣殻の着いたブイに乗り上げてしまい、カッターナイフで切ったように1cmほどの切り裂けが出来てしまったそうです。これがゴムボートの宿命ですね。

確かに私の船は4人乗りで船検を取っているので、三人乗れないわけではないのですが、三人乗りでの釣りは無理そうです。そこで、昨年のカワハギ釣り以来お蔵入りとなっていた、もう一艘の一人用ボート(ワンダーマグ)を持って行くことにしました。

私の軽の車にボート二艘乗るかどうかちょっと不安だったのですが、本体だけなので、何とかOK。予定通り7時前に出発です。

現地到着も予定通り9時頃でした。

私はサバ、きむさんはイトヨリ

到着すると、義弟は車の中で寝ていました。

早速二艘のボート組み立てです。

すると、一艘のボートが沖から戻ってきました。3.5馬力さんのHPで知り合った草刈りエンジンさんでした。やっとお会いできてよかったです。草刈りエンジンさんは、ボートが不調で、チェックに戻ってきたとのことですが、大丈夫だったようで、また出航して行かれました。

3.5馬力さんやbaronさんは既に出航済みでしたが、baronさんの秘密兵器4輪ドーリーを貸して頂けるということで、軽々と出航することができました。義弟もさっさと準備し、先に出て行きました。

我々は予定通り10時に出航です。

まずはアジ釣り場に向かいますが、どうも皆さん撤退後のようで、誰もいません。

とりあえず、深場用のサバを確保するため、アジ釣り開始です。

そこに、草刈りエンジンさんも来られ、皆さんの動向を教えてくださいました。

さっさとサバを釣って、皆さんに挨拶に行きたかったのですが・・・・・サバが釣れません。

魚影も殆ど無く、アジはダメそうです。

そこで、少しだけ移動してイトヨリポイントに入ることにしました。そこでもサバやアジの可能性はあるので、とりあえず釣果優先での移動決定です。

イトヨリポイントに入るとすぐ、小さなあたりが出ます。トラギスかな・・・と思いつつ上げてみると、この場所では初のヒメジでした。

昔、茨城の港で小型のものは釣ったことがあるのですが、まともなサイズは初めてです。新種ではありませんが、写真集の写真の入れ替えができるので、嬉しいですね。

その後も、なかなか当たりがありません。魚探にも魚影が出ませんが・・・・魚影が出たとたんに、私ときむさんに同時に魚が掛かります。

私の方は間違いなくサバですが、きむさんの方はサバではないようです。

上がってきたのは、私はやはりサバでしたが、きむさんは立派なイトヨリでした。

まあ、とりあえず、サバ餌を確保できたので、一安心です。

「もう2〜3匹、サバが欲しいね。」

「そうだね。イトヨリも釣れるし、もう少しここで釣ろうか。」

ということで、釣り継続です。きむさんは、次をばらしつつも、また立派なイトヨリを釣ります。

私の方は、どうしてもサバばかり。サバを規定数の3匹確保してしまいました。

この差は、仕掛けの差なのでしょうか。ここでのイトヨリ釣りは、きむさんに完全に敗退しました。

「サバも3匹釣れたし、そろそろ深場に行かない?」

「そうだね。」

「じゃあ、トローリング準備だ」

「了解。」

ということで、トローリングをしつつ、深場に向かうことにしました。

ふと時計を見ると、既に11:48分。この浅場で二時間近く釣りをしてしまいました。これで、皆さんに挨拶するチャンスを失いました。

カサゴポイントは裏切らない

トローリングをしつつ、深場に向かいます。

深場に一艘、ゴムボートが見えます。

もしかすると、まだ3.5馬力さんが居るのかもしれないと思い、そのボートを目指します。

途中、トローリングに魚が掛かりましたが、残念サバでした。

12時過ぎ、やっとそのボートまでたどり着いてみると・・・・なんと、義弟でした。

「どう? 釣れてる?」

「だめ。魚影が無い」

ということで、釣れていないようです。

この場所は水深150m超なので、電動リールの無いきむさんには無理です。

少し移動して、100m以浅の場所で深場釣りをすることにしました。

「ここ、前回のところ?」

「少し外れてるけど、どっちかというとアマダイポイントに近い。」

ということで、釣りを開始しますが・・・・当たりがありません。

義弟はウッカリカサゴを釣ったようですが、こちらは無反応です。

ついにこの場をあきらめ、前回のカサゴポイントに向かいます。

義弟もついてきました。

午後一時前に前回のポイントで釣り開始です。風も弱く、絶好の深場釣り日和です。

このポイントは、裏切りません。早速小さなあたりです。

「何か釣れたの?」

「当たりが小さいけど、掛かった。ヒメかなあ。」

といいつつ上げてみると、なんと狙いのオニカサゴでした。

これで安心して、この場で釣り続けることにしました。

次に釣れたのはヒメでしたが、きむさんもヒメ交じりでオニカサゴを上げました。

カサゴのポイントは狭く、当たりが全く出ない場所もあるのですが、ポイントの上に行くと確実に食います。

釣れるカサゴは、オニカサゴ、ウッカリカサゴ、アヤメカサゴの三種類です。

暫くして、落としたと同時の強いあたりで、ウッカリカサゴとアヤメカサゴが一荷で釣れました。

ウッカリカサゴは良いサイズです。

このウッカリカサゴ、もっと大きくなるとカンコと呼ばれ、外房ではカンコ釣りの遊漁船もでているので、ここにも大型のカンコがいるかもしれません。いつか釣ってみたいですね。

その後もポイントの上に入れば釣れます。

次の流しで、またも良いあたり、グッとくる重さと、ずっと暴れる動きはオニカサゴのようです。

期待しつつ上げると・・・・

オニカサゴとヒメの一荷でした。ヒメが付いていたので、重かったのですが、残念オニカサゴはいつものサイズでした。

この頃、こちらのボートと義弟のボートの間に、一艘のボートがやってきました。我々二艘がここで粘っているので、ポイントだと思ったのでしょう。このボートもカサゴを順調に釣っていました。

3時近くなったので、最後の流しをしようということになり、再度船を戻してポイントの先に入ります。

しかし、風がほとんど無風になり、ボートがポイントの上に流れていきません。

仕方ないので、エンジンをかけて、ゆっくりボートを動かすことにしましたが・・・・これが失敗でした。

仕掛けを上げずに浅い方向に動いたので、根掛かりです。

掛かったのは大きなゴミのようで、ゆっくり上がってきます。

上げてみると、ゴミとPE糸、そして、このPE糸を手で手繰ると、イカ角仕掛けと100号の錘が上がってきました。

それらが、私の仕掛けとぐちゃぐちゃに絡みます。

この最後の流しの間、きむさんは順調にアヤメカサゴを釣っていますが、私の方は、この仕掛けの回復に時間を取られます。

結局、仕掛けを復活させたところで疲れ切ってしまい、ちょうど風が吹きはじめたので、納竿としました。15:30納竿です。

義弟も、もう一艘も納竿し、一緒に戻りました。

今回は結局3.5馬力さんやbaronさんにはお会いできませんでした。きむさんも3.5馬力さんのブログの読者なので、会いたがっていたのですが、きむさんと出るときは時間帯が違うので、なかなか難しいですね。

今日の釣果

ということで、今日の三人の釣果(キープ分)です。私の釣果はオニカサゴ2、ウッカリカサゴ1、アヤメカサゴ2、サバ5〜6(餌以外リリース)、ヒメ3匹(リリース)、ヒメジでした。右下のタッパの中は義弟の釣果です。

今回はイトヨリ狙いではきむさんに敗退しましたが、後半は狙い通りにカサゴ釣りができたので満足です。ただ、最後の流しをゴミ回収で失ったのは残念でした。

今回は、オニカサゴ、ウッカリカサゴ、アヤメカサゴを一日置いた後に煮つけにして、味を比べてみましたが、やはりオニカサゴが一番おいしいですね。ウッカリカサゴが次においしく、アヤメカサゴは身が淡白で味が薄いことが分かりました。といっても、比べるから違いが分かるので、アヤメカサゴでも十分美味しくて満足なのですが。

次の週末は出張なので、次回はシルバーウィーク(19〜22)のどこかで出撃予定です。ここのところ内房が続いたので、優先順位としては、外房のマダイ・イサキ、鹿島灘のアジの順ですが、風と波で決めるので、何処になるやら・・・・どこかには出たいですね。

 

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