2015年10月下旬
今回の狙い
10月最後の週は11月と繋がって飛び石連休です。土曜か日曜のどちらかで外房に出たいところです。
義弟からも、外房にヒラマサ釣りに行くので、バックアップ(トラブルの際に救助に行けるよう)に外房に出てて欲しいと連絡です。
天気予報を見ると風が強そうです。但し、北風なので、場所を選べば大丈夫です。きむさんと相談です。
「今週の予報は、外房:風はあるけど波は低いので出れる。内房南:風が外房より強いので、出れるけど辛い。内房北:先週と同じ程度の風なので出れる。地元:風が強いので辛い。って感じだけど。」
「じゃあ、外房になりそうですね。狙いはイサキ?」
「うん。アジもいたらしいよ。イサキは草刈りエンジンさんが3匹釣ってた。」
「お、イサキ居るんだね。イサキっていつまで釣れるの?」
「釣り期は産卵前の梅雨時期だけど、場所を選べば一年中釣れるらしいよ。冬のイサキも美味しいってさ。」
「久々にアジかイサキが食べたいな」
ということで、外房に決定です。
いつも通り6時に家を出て、土曜のせいか、渋滞もあまりなく、コンビニで15分使っても8:30には到着しました。
早速組立です。現地は風は吹いていましたが、予報では10時過ぎには弱くなるはずです。
出航は9:10分でしたが・・・・・乗りこんでみると、ちょっと床が柔らかい気がします。もしかすると、小さな穴でも開いたのかもしれないと思い、一応ポンプを持って乗ることにしました。
アジ釣り場にがアジがいない
まずはアジ狙いのポイントに入ります。行ってみると、他にもボートが4艘います。そして、そのうちの一つは義弟のボートでした。
「どうしたの? アジ釣れる? ヒラマサどうだった?」
「今沖から戻ってきたところ。沖は風が強くて釣りにならなかった。」
「そうなんだ。午前中は風が強い予報だからね。」
ということで、アジ釣り開始ですが、釣れません。
湾内をいろいろ探していると、義弟から電話です。
「ここ釣れはじめたからおいでよ。」
「アジが釣れるの? じゃあ行く」
ということで、義弟のところに駆けつけます。
確かに下に群れがあります。サビキを下ろしてみると、釣れました。
久々のアジです。10:05でした。
このアジ、写真を撮り忘れたので、自宅に帰ってから写真を撮りました。
下の二匹が私の釣ったアジです。上の一匹はきむさんの釣果です。サイズが色々なので、色々な群れが居るようですね。
すぐに2匹釣れたので、いいぞ、と思ったのですが、その後は釣れません。群れが去ってしまったようです。
しばらくして、やっと当たりです。しかし、アジにしては強い引きです。大きめのアジが掛かったかな・・・・と期待したのですが、上がってきたのは今日イサキ釣りの外道で狙う予定だったマダイでした。
10:09
30p程度ですが、嬉しい釣果です。
その後、きむさんが1匹アジを釣ったものの、その後は何も釣れる様子はありません。
「どうしようか。」
「このままここで釣っても展望は無さそうだよねえ。」
「イサキ釣り場に行く?」
しかし、イサキ釣り場は南の方なので、北風の中でそこに行くのは簡単ですが、帰りは波をかぶりそうで、イサキ釣り場に行くのはちょっと悩むところです。
そうこうしているうちに11時を過ぎました。風はまだ強いままですが、朝よりは弱くなってきました。
天気予報を信じるなら、このまま風が弱くなるはずです。それに期待して、イサキ釣り場に移動することにしました。
イサキは入れ食い
イサキ釣り場到着は11:30でした。いつものポイントに入ると、魚探に魚影が写っています。
早速竿を入れてみると、当たりがあり、小型ながらイサキが釣れました。
これで一安心です。
11:35
しかし、その後は釣れません。流しているうちにポイントを外れたようです。
イサキは群れを見つけるのが重要なので、さきほどの場所に戻って、群れを見つけました。
早速、この場所にアンカリングして釣ることにしました。
仕掛けはいつものイサキ+マダイ狙いの仕掛けです。3本針のイサキ仕掛けの下に、3mほどのハリスとマダイ針が1本ついています。イサキ狙いの針は、ホロフラッシュという針です。
この仕掛け、イサキがほぼ入れ食いで釣れるようになりました。ホロフラッシュの効果か、空針でも釣れますし、餌を付ければコマセが無くても釣れます。
ただ、今日は小型のイサキが多く、時折マダイ狙いの下針に掛かるのはメジナです。30センチほどの食べごろサイズです。
11:54
イサキの合間に2匹のメジナを釣りました。
12:07
今日のイサキの群れは移動しないで留まっているようなので、竿を入れれば、すぐに食います。ただ、サイズが小さいせいか、外れることも多く、手元で何匹も落としました。マダイ狙いの針にもイサキが食ってくることが多く、マダイは釣れません。
何とか大きなイサキを釣りたいと、浅目を探りますが、なかなかサイズは伸びません。
やっと一匹だけ、ウリボウの模様が消えた良型のイサキを釣ることができました。
12:16
その後もイサキが釣れ続けますが、久々にイサキでもなく、メジナでもない強い当たりがあります。
これはメジナじゃないぞ、と思ったら、やはりウマヅラでした。残念ながら雄です。
12:31
その後もイサキは釣れ続けますが、風が止まず、波もそれなりに有るので鬱陶しい海です。
午後には風が止むという天気予報だったのですが、どうも天気予報が外れたようです。
大物との格闘!!
午後一時頃、またもウマズラの当たりです。早速あげようとすると、意外と強い引きで上がりません。
これは大きいウマヅラか? と思ったのですが、ドラグから糸が出始めます。
大きいメジナかな?と思いましたが、強すぎます。
これは大きいマダイかな? マダイだといいな・・・・と期待が膨らみます。
巻いても巻いても、またドラグから糸が出ます。ハリスはマダイ狙いの部分は2.5号なので、あまり無理はできません。
「Gakuさん、まだ上がらないの?」
「うん。結構強いんだよ。」
「何だろうね?」
「マダイだといいなあ。」
「後何メートル?」
「4m位・・・・」
と言ったところで、また糸を引き出され、10mまで出て行きます。
これはマダイでは無さそうです。こんなに強い魚は青物しか思い当りません。ヒラマサやカツオの様です。マダイなら、そろそろ疲れて上がってくるはずなのですが、上がってくる気配がありません。しかし、底へ底へと走る動きは青物っぽくありません。
「青物?」
「青物じゃなさそうなんだよね。走らないし。」
といっていると、急に横に走り始めました。そして浮いてきます。
突然5mほど先の海面にウマヅラが飛び出てきました。
「あれ?ウマヅラだった?」
と思ったら、その後ろの水面で何かがジャンプします。
つまり、手前のイサキ仕掛けにウマヅラが掛かっており、それが後ろのマダイ仕掛けに掛かった何かに引きずられて水面に出てきていたのです。
一番下の針に付いている獲物は正体不明です。
「今ジャンプしたね。マダイじゃなかったよ。でも、何だか分からなかった。」
「そっか。マダイじゃないんだ。」
きむさんがマダイじゃないというので、ちょっと安心して、それまでの慎重なやり取りから気が楽なやり取りになります。
ドラグを少し硬めにして、強引に巻きます。
それでも抵抗しますが、何とかウマズラまでは回収できました。
きむさんにタモの準備をしてもらい、糸を持って、最後の一匹の回収にとりかかりますが、すごい勢いで泳いでいます。
そして、ボートの下から斜めに泳ぎ出た獲物を見ることができました。
「あ、ウミガメだ」
と言ったところで、ウミガメは2.5号のハリスを切って海に帰っていきました。
姿が見えたのは、甲羅長50〜60センチほどの小型の海ガメですが、ウミガメですから、10キロ以上の重さがあるでしょう。上がらないはずです。
「まさかウミガメとは・・・・魚だと思ってたので手足が見えてびっくりしたよ。」
「ウミガメかあ。さっきのジャンプの時も魚じゃ無いような気がしたんだ。サメかと思ったんだけど。」
ということで、大物イベントが終わりました。ウミガメが、あんなに魚のように泳ぐとは驚きでした。すごい速さで遊泳していました。
まあ、姿が見えてからのバラシなので、良かったです。姿を見ないまま逃げられたら、すっごく残念だったところでした。
とりあえず、上針に掛かっていたウマヅラは回収できました。今回は嬉しい雌です。
13:10
このウミガメ騒ぎで、私は疲れてしまいました。クーラーもウマヅラやメジナが大きいので、ほぼ満杯です。
とりあえず竿を下ろしますが、いい加減に底を取っていたら、アカササノハベラが釣れてしまいました。
13:19
これは立派なアカササノハベラの雄ですね。リリースしようかなと思いましたが、ベラの塩焼も好きなので、キープすることにしました。
結局午後になっても風も収まらず、波も結構あって、鬱陶しい海です。
「きむさん、どうする?まだやる?」
「じゃあ、良型のイサキ1匹釣ったらやめるよ」
ということできむさんがイサキ仕掛けを投入。で、残念ながら中型でしたが、一荷で釣れたので、納竿とすることにしました。
13:20分に納竿です。帰りは向かい風になるので、波を横に受けないように遠回りしてゆっくり戻り、港に帰り着いたのは14:00でした。
自宅に帰ったら、家内が
「TVで、『今日は天気予報が外れて良い天気にならなかった』って言ってたよ」
と言ってましたので、風が止まらなかったのも当然ですね。
今日の釣果
ということで、下の写真が今日の二人の釣果(キープ分)です。二人でイサキは30匹以上釣りました。それ以外の私の釣果は、アジ2匹、ウマヅラ2匹、メジナ2匹、マダイ1匹、アカササノハベラ1匹でした。
いつもより早く上がったため、自宅に帰り着いても夕食まで時間があったので、メジナ、イサキ、ウマヅラ、アジを刺身にし、イサキとベラを塩焼にして豪華な夕食となりました。
翌日の昼食は前日残ったメジナ・イサキ・ウマヅラの漬け丼、夕食はマダイの塩焼とイサキの煮つけ、さらにその翌日はメジナの塩焼とカワハギの煮つけ、そしてイサキの干物と、魚尽くしの文化の週でした。
今週の工作
さて、今週は飛び石連休だったにも拘らず、最初の土曜に出航しただけだったので、お休みの日に色々工作をしました。
まずはきむさんから要望の強かった、クーラー竿立ての復活です。一度作ったものの、外れやすく、一旦取り外したのですが、クッションを入れることで外れにくくして作り直してみました。これで快適に使えるかな?
次に、クーラー内箱。最近ダイソーの100円保冷剤を使っているので、その対策です。
左の写真のように、この保冷剤、クーラーの内側に7つがちょうどサイズぴったり並ぶのですが、海水を入れると浮くので、この構造が崩れて、結局クーラーの中でプラプラ浮かんで魚と干渉します。これを、真ん中の写真のように保冷剤を壁面にキープする箱を作りました。といっても、縦のサイズの合う100円の籠を縦に切って幅を詰めただけです。
これで、保冷剤を7つ(3.5kg)使えますし、夏場は右の写真のトレーにも2個入るので、全部で4.5kgの保冷剤が入りますから、なんとか乗り切れるでしょう。ちなみに上のトレーも100円ショップのものです。
深海用の仕掛け巻きは、きむさんからダイソーの皿立が使えると教えてもらったので買ってきました。
竹製でちょっと小さいのですが、100円で2つ作れます。意外と便利かも。
そして、前輪ドーリーの試作です。baronさんの四論ドーリーがとても便利なのですが、うちの軽自動車には、もうあれが載るだけのスペースはありません。ということで、昔作ったボートランチャーの前輪部分だけを作り直してみました。
これで前輪ドーリーとして役立つか、次回実験です。
まあ、これなら小さくなるので、車に乗せるのは大丈夫そうですが、小型化に徹したので、強度がどうかな?
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