201512月下旬

今回の狙い

12月は週末が忙しい上に、毎週のように週末は強風で、ボート釣りには向かない日々です。年末までに一度は出たいと思っていたのですが、毎回天気予報を見て断念する日々が続きます。

しかし、ついに年末ぎりぎりで、何とか出れそうな天候がやってきました。釣り仲間も一斉に動きはじめます。

天気予報を見ると、天気と波は心配ないものの、少し強めの北風です。そこで、風裏になる外房で正月用のヒラメを狙うことにしました。今回は残念ながらきむさんが参加できないのですが、3.5馬力さん、草刈りエンジンさん、baronさんも参加表明です。私も義弟と一緒に早朝出航を決めます。

前日の夜まで仕事をしていたので、結局睡眠をとる時間がありませんでした。ヒラメ釣りの餌に、豆アジを買って持って行こうと思っていたのですが、これも入手できず、結局冷凍庫を漁って、豆サバを1匹見つけました。アジが釣れないときは、この豆サバでヒラメを狙うことにしました。

義弟が、6時には出航したいというので、5:00集合を約束し、午前2時過ぎには自宅を出発、現地到着は4:30でした。

出航前に全員集合

現地に到着してみると、既に草刈りエンジンさんは到着しており、ボートを組み立てていると、baronさんも到着です。

そして、3.5馬力さんも到着し・・・・なぜか5時の約束だったはずの義弟が一番遅れて、5:30過ぎに到着しました。

きむさんとの出航では、我々のボートは3時間ほど出航が遅れるので、皆さんと出航が重なることは無いのですが、今回は出航前に全員集合です。

3.5馬力さん考案の3点エアー同時注入装置での準備も、初めて見ることができました。

私の方は準備を終えていたので、義弟の準備を待っていたのですが・・・・私のボートに荷物を積みに行った義弟が何か騒いでいます。

「猫がいた」

「え?」

「餌食ってたよ」

なんと、ボートに乗せていた冷凍餌の中から、冷凍豆サバを猫に食われてしまいました。

これで、アジが釣れないと、餌が無くてヒラメ狙いができないことが確定です。

義弟自作の生け簀装置も積んで、6:15分に出航しました。

アジ釣りに苦労する

出航しつつ、アジの魚影を探しますが、どうもはっきりとした魚影がありません。

いつものポイントに行ってみると、少しだけ魚影があります。

「とりあえず、ヒラメ釣り用に、10匹はアジを確保したいね。」

ということで、早速アジサビキの開始です。

しかし・・・・食いません。

風が強いので、アンカーを入れますが、アンカーが根掛かりした時に切れて反転するようにアンカーヘッドにセットしているビニールの拘束バンドが、一本だと風に負けて切れてしまうようです。すぐに走錨してしまい、アンカーの入れ直しです。

その間に、やっと一匹だけ豆アジを釣りました。早速ヒラメ狙いの竿を投入です。

7:00頃、やっと2匹目のアジが釣れますが、これは餌には大きすぎる20センチ超のサイズです。

しかし、他にアジが釣れないので、やむなく義弟は、このアジでヒラメ狙い開始です。

その後も、なかなかアジは釣れません。他の皆さんも次々に出航してきましたが・・・、

「餌釣れましたか?」

「豆アジは一匹だけです。」

「こっちは釣れませんよ」

といった具合で、アジ釣りに苦労しているようです。

 

baronさんと3.5馬力さんも我々の近くでアジ狙いです。外房には珍しく、大きな波は殆どありません。風で陸側から小さな波が来るだけです。

草刈りエンジンさん一行は、アンカーを持ってこなかったので、この風ではアジ釣りが難しいようです。途中で遠征に行ってしまいました。

我々はアジを狙い続けますが・・・釣れません。

短時間のアジ入れ食いとヒラメ

周りには、我々4隻以外にも、2隻のFRPボート、1隻のポータボートが来ています。そのうちMinnkotaのipilotを装備しているボートが、豆アジを釣っているのが見えます。

観察していると、ほぼ入れ食いで釣っています。

「あの人たち、アジ釣ってるよ。あの近くに行こう。」

「了解。魚影があったら教えて。」

「うん、了解。ゆっくり進んで。あ、この辺に魚影がある。お、下が魚影だらけになった。ここに居るよ。」

「じゃあ、この先にアンカリングして釣ろう。」

ということで、ポイントを変更します。7:30です。

すると、アジが釣れ始めました。

サイズは、豆アジサイズですが、ヒラメ釣りにはぴったりのサイズです。

コマセを入れると、徐々にアジの食いが良くなり、一時的に入れ食いモードになります。

一気に餌用のアジがそろいました。

早速義弟も、ヒラメ竿のアジを小型のアジに付け替えてヒラメ竿を出し直しです。

しばらくして、義弟がヒラメ竿をあおっています。

「お、来たぞ〜〜ヒラメかな〜〜〜」

何か釣れたようです。義弟のヒラメ竿の邪魔にならないように、私のヒラメ狙いの竿も上げてみることにしました。

すると、重さがあります。抵抗はしませんが、なにか付いているようです。

義弟の方は・・・

「ああ、違った〜〜気のせいだった」

ということでしたが、私の方にはヒラメが付いて上がってきました。

「こっちはヒラメだよ。タモ入れして。」

「え、そっちが釣れたの?本当?」

「うん、本当だよ。」

と入れてもらったのは、小型のソゲクラスながら、久々のヒラメでした。

サイズは42センチほどです。これでヒラメの刺身を確保です。

カワハギ釣れず

8:30を過ぎ、ヒラメが釣れて今日の目的を達したので、私の方はアジ釣りを止め、カワハギを狙ってみることにしました。

しかしヒラメ釣り場の砂地ポイントなので期待薄です。

当たりはあるものの、上がってきたのはホシササノハベラでした。

その後もキュウセンやキタマクラが続きます。

結局カワハギの姿を見ることはできませんでした。

9:30頃から義弟が別のヒラメポイントを狙うということで移動です。

沖のポイントではイサキが入れ食いという情報も入ってきました。

ヒラメがダメそうならイサキもいいかな・・・と思っていたのですが、風が強くなり、移動時に波をかぶったりしたので、急激に寒くなってきました。

久々の厳冬期の釣りなのに、防寒が十分ではなかったようです。久々の徹夜釣行もダメージだったようです。

寒くて耐えられないので、竿を出したまま丸まって休憩です。

すると、そこに、草刈りエンジンさんの一行が通りかかります。

「お先に上がりますね。」

「もう上がるんですか。」

「ええ。ジグでヒラメ一匹釣れましたよ。」

「おお、いいですね。了解です。」

時間はまだ10:30です。いつもなら、まだ2時間は釣れるところですが、この草刈りエンジンさんの撤退で、急に気力が消えていきます。

「釣れないねえ。」

「イサキ狙いに行く?」

「この風でイサキに行ったら、帰りにびしょ濡れになるよねえ。」

「まあ、そうだね。」

「寒いし、もう止めない?」

「冬の釣りに来て寒いって、それ準備不足だよ。」

「確かにねえ。久々の冬のボート釣りなので、忘れてたよ。」

「でも、確かに釣れないし、もう止めようか・・・・ちょうどヒラメ仕掛けが絡んで解けないし・・・」

ということで、義弟も納得してくれたので、10:50に納竿して、戻りました。

草刈りエンジンさんに次いで、2番目に早い帰港かと思ったら、既に3.5馬力さんもbaronさんも帰港していて、我々が最後でした。

皆さん強風と貧果で早々に気力が切れたようです。

今日の釣果

ということで、下の写真が二人の釣果です。私の釣果は、ヒラメ1匹、アジ8匹くらい、ホシササノハベラ1(リリース)、キュウセン1(リリース)、キタマクラ3(リリース)でした。アジは1匹だけ少し良い型でしたが、他は小型です。

2枚目の写真の下に写っているのは、草刈りエンジンさんの釣ったヒラメです。多分岩場にいたのでしょうね。同じヒラメなのに全く違う色合いで驚きました。

 

現地でヒラメを下ろし、義弟に一柵譲り、代りにアジは全部私が貰って帰りました。

ヒラメの刺身は絶品でした。アジは久々に南蛮漬けを作りました。南蛮酢に入れる日本酒の替りに、飲み残したスイスのスパークリングワインを使ったら、なかなか良い味になりました。

2015年の釣り

ということで、今年の釣りはこれで打ち止めです。

2015年には34回釣行しました。行先は、内房16回、鹿島灘9回、外房7回、九十九里1回でした。2014年は40回でしたので、少し減りました。

魚種は貝類含め69種で、2014年の81種から12種も減りました。(昨年の記録には80種と書いてありますが、カワハギが抜けてました)

これは、今年は茨城の釣りが絶不調で、カレイやハゼ、メゴチなどを釣らなかったことと、淡水での釣りをしなかったためです。

さて、来年はどんな釣りができるでしょうか・・・・・

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