20166月下旬

忙しい六月

さて、今年の六月は忙しい月でした。最初の週末は昔の部下の結婚式でしたが、これが水族館での結婚式という珍しいもので、私としてはぜひ参加したいとお願いして、出席して水族館を(あ、部下の花嫁姿も)楽しんできました。

で、その翌週は、なんと我が家の娘のあゆみの結婚式でした。

このページの昔からの読者の方は、あゆみのちいさいころの写真を覚えているかもしれませんが・・・・・

20年のHPの歴史ですねえ・・・(笑)

  ⇒ 20年 ⇒  

披露宴では、あゆみのカレイ釣りの写真や、シャコ釣りの趣味が紹介されたりして、盛り上がっておりました。

ということで、6月はなかなか釣りの機会がありません。週末に仕事も重なります。

このまま6月は遊漁船一度で終わるか・・・・と思っていたのですが・・・・この梅雨の時期には欠かせない釣り物があります。

今回の狙い

梅雨の釣り物は2つ、一つは5月に出撃して釣果を得た「梅雨イサキ」です。産卵前のイサキは釣りやすく、食べても美味しいですね。

そして、もう一つ、梅雨しか釣れないのが、昨年挑戦したガザミです。産卵で岸に寄ってくるガザミを釣るため、昨年はキス、イシモチとの三兎を追う作戦を実行しました。

しかし、今年は昨年以上にキスが絶不調、イシモチに至っては全く釣れないという状況のようで、カニ狙いに絞るしかありません。でも、このカニ釣りだけは、この時期に行かないと来年までお預けです。

ということで、ちょっと無理してでもカニ釣りに出撃しようということになりました。土曜が仕事だったので、日曜に出撃するしかありません。

当日は、15時集合ということで、準備をします。今年はガザミ専用に遠投カニ網を作ってみました。

で、出発しようとすると・・・・あれ? 空気圧が足りません。

といっても今日はボート釣りではないので、ボートの話ではありません。

自動車の前輪の空気圧が少ない気がするのです。ちょっと形が変です。

ガソリンスタンドによって、空気圧を測ってもらうと、やはり空気圧が半分しかありません。これはパンクしている可能性が高いということで、調べてもらうと、やはり木ネジが刺さっていました。

早速修理です。

この修理などで少し遅れて、現地到着は15:30となりました。

現地に到着してみると、結構車が停まっています。何か釣れているのでしょうか・・・・単に日曜の昼間なので釣り人が来ているだけかもしれませんね。

我々も早速釣り場に入り、釣り開始です。

きむさんのキス釣りに刺激を受け・・・

この釣り場に入るのも一年ぶりです。

昔はイシモチ釣りに通った釣り場ですが、ここ数年、イシモチがめっきり釣れなくなりました。

結局去年はカニ釣りに一度来ただけでした。

昨年同様、きむさんはまずキス狙い、私はまずイシモチ狙いで竿を出します。

そして、きむさんがすぐにキスを釣ります。

今年は絶不調と聞いていたキスですが、きむさん、2匹目も釣ります。

こうなると、私もキス釣りに参入したいところですが、今年はキスはいないと聞いていたので、キス釣りの仕掛けを持ってきていません。

やむなく、イシモチ仕掛け入れの中に紛れ込んでいた、12号流線針の上州屋仕掛けを使ってキスを狙ってみることにしました。

しかし、12号の針は、どう考えてもキス釣りには大きすぎますよね。

2〜3度さびいてはみましたが、とてもキスが釣れる気がしないので、置き竿にすることにしました。置き竿だと、針が大きくてもたまには食うことがありますよね。

イシモチ竿、キス竿を1本ずつ投げ入れた後、今日のメインターゲットであるカニ網を投入です。遠投用に作り直したカニ網は結構飛びました。これで釣れれば文句なしなのですが・・・・・

とりあえずカニ網竿も2本投入し、しばらく置き竿です。

16:30頃、竿のチェックです。イシモチ竿は、餌が完全になくなっていました。餌取りは居るようです。

キス竿を上げようとすると、凄い重みです。でも、上がってきます。ヒラメでも掛かったかなと思ったのですが、魚の感触ではありません。

とはいえ、ゴミでもなさそうです。何だか少し動くのです。何だろうなあ・・・・・と上げてくると、姿が見えました。今日のメインターゲット・ガザミです。

「きむさん、タモ取って」

とお願いして、タモを取ってもらいますが、海面まで遠い上に、ガザミが重く、波もあるので、一人でタモ入れがなかなかできません。そのうえ、ガザミがタモ枠を掴んで離さなくなってしまいます。

最後はきむさんに竿を持ってもらい、タモ枠を掴んだカニをそのまま引き上げることに成功しました。

釣れたのは、狙い通りの大型ガザミでしたが、そのために作ったカニ網ではなく、投げ釣り仕掛けに来たのは予想外でした。

でも、これで今日の目標は達成です。

カニ網で釣れるのは・・・

このガザミで、ガザミがいることが分かったので、俄然カニ釣りに力が入ります。

早速カニ網も上げてみることにしました。すると、重いのですが、ガザミの重さではありません。

上がってきたのは、ヒラツメガニでした。

昨年も、昼間のうちはヒラツメガニが掛かっていましたので、やはり明るい間はヒラツメガニ釣りになりそうです。

案の定、その後もヒラツメガニがポツポツと釣れ続けます。イシモチ竿は餌が無くなるだけ。キス竿は吹き流し仕掛けを置き竿にしているので絡みやすく、その後はガザミは掛かりません。

19:00を過ぎ、暗くなってきました。

カニが釣れない

夕方になると、突然ヒラツメガニが釣れなくなります。カニ網を食うカニがいなくなったようです。きむさんのキス釣りも止まったようです。

この時間は昔ならイシモチのゴールデンタイムです。とりあえず、イシモチに期待して、イシモチ竿に餌をたっぷりつけて投げ込みます。キス竿は終了としました。

19:39、このイシモチ竿に当たりです。鈴が鳴ります。

手で竿を持つと、確かに魚の感触です。

小型のイシモチが来たかな・・・・と期待してゆっくり上げてみますが残念ながらイシモチではありませんでした。

上がってきたのはコモンフグです。

それでも、今日初の魚類ですから、ちょっと嬉しいですね。

15分後、また鈴が鳴りますが・・・・・

またもコモンフグでした。どうも、昼間の餌取りはこいつのようですね。

起死回生のイシモチ

暗くなると、カニは全く来なくなりました。きむさんのカニ狙いの仕掛けも餌が残ってくるようです。私のカニ網にも全くカニは来ません。

「22時になってダメならやめようか」

「そうだね。あと30分だね。」

ということで、終戦気分が漂います。

とりあえず、残っているイソメエサをたっぷりとイシモチ竿につけて投げ込みます。

すると・・・・・鈴が鳴りました。何か掛かったようです。

竿を手に持つと、明らかにフグとは違う感触です。

期待しながら上げてみると、一年ぶりのレギュラーサイズのイシモチが釣れていました。

これは期待していなかった嬉しい釣果です。

でも、当然のように、この一匹だけです。次は釣れませんでした。

終了間際、カニ網に久々に重さがあります。

最後にヒラツメガニが釣れたか・・・・と思ったのですが、

釣れていたのは、なんとショウジンガニでした。ヒラツメガニは暗くなると居なくなってしまうのでしょうか・・・不思議ですね。

ということで、諦めて納竿としました。

今日の釣果

ということで、今日の釣果は、ガザミ1、ヒラツメガニ6、イシモチ(ニベ)1、コモンフグ2(リリース)、ショウジンガニ1(リリース)でした。夜釣りでしたので、並べた写真はありません。きむさんの釣果はキスで、私ときむさんの釣果が全く違う面白い結果となりました。

昨年の日誌を読み返してみると、同じような釣果ですね。来年はカニ網ではなく、仕掛けを工夫してガザミを釣ってみたいですね。

ガザミは外子をたっぷり持っていましたが、内子もたっぷりあり、濃厚な味を楽しむことができました。

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