2016年8月上旬

今回の狙い

8月に入りましたが、釣り物がありません。浜は海水浴なのでボートは出せませんし、キスも、夜釣りのアジも来ていません。

きむさんと釣り場の相談をしますが、良いアイディアはありません。

アジが釣りたいのですが、良い情報はありません。

銚子では夜釣りでポツポツアジが出ているようですが、爆釣ではありません。鹿島の吸水口のアジも、夕方ぽつぽつ釣れる程度ということで、例年のような釣れ方を見せていません。大洗や那珂湊の情報を探してみても、アジの姿はないようです。内房でもアジがどうも不調です。

釣りは情報が最も重要なポイントですが、今回は情報無しの場所に挑戦してみることにしました。鹿島灘のアジです。この場所は、陸からの釣り場が取り締まりが厳しくなって入れなくなったので、最近では釣る人がおらず、情報がないのです。これは、自分たちで確かめに行くしかありません。

義弟に連絡したところ、彼も出るということで、鹿島灘のアジに出航することにしました。義弟はヒラメ・回遊魚狙いです。

当日は7時現地集合としましたが、義弟は早く来て早く出たいというと思ったので、早めに動きます。現地到着は6時半でした。

到着してみると、義弟の車以外に、2台車が止まっています。義弟も既にボートを組み立て終わっていました。

義弟の話では、ゴムボートが一隻、先に出たそうで、ヒラマサ狙いとのことです。このボート出航場所も徐々に有名になってきましたね。

きむさんも予定通り到着し、まず義弟が先に出航していきました。我々の出航は、7:50分でした。

MTポイントは裏切らない

この場所での出航は一年ぶりです。

「どこに行く? MTポイント直行でいい?」

「そうだね。MTポイントで釣れなければ、釣れないよ。」

「OK、じゃあ、MTポイントに行こう。」

ということで、鹿島の伝説MTさんが残した黄金の釣り場「MTポイント」に向かいます。

ポイント到着は8:14分です。

「どう、魚影ある?」

「ちょっと待ってね・・・・お、これは魚影だ。あるよ。」

「深さは?」

「15mから下。底まで全部。サバっぽいなあ・・・」

「フグかもよ。」

「あ、その可能性もあるねえ・・・」

「ともかくアンカリングしよう」

と、今回は最初からアンカリングして釣り開始です。

今日は仕掛けも「MT仕掛け(サビキタイプ)」です。周りが誰も釣れなくても、一人だけアジを釣りまくるMTさん直伝のアジ釣り用の仕掛けです。

釣り始めてすぐ、きむさんに魚がかかります。

上がってきたのは、20センチ超の立派なアジです。

「おお、アジがいたねえ。」

「ここに来たかいがあったねえ。」

「これで腰を据えて釣ることができるね。

アジの姿が見れて、一安心です。

私の方にも当たりがありましたが、上がってきたのは、小鯖です。

8:30

「やっぱりこいつかあ・・・」

「まあ、餌になるからとっといたら?」

ということで、小鯖もキープします。

「きむさんがアジで、私がサバって、いつものパターンだね。」

しかし次にきむさんが釣ったのは、良型のメバルです。

「アジじゃないと思ったんだ。」

「ここの定番だね。」

と言いつつ、私が次に釣ったのも、定番ササノハベラです。

「あっという間に4種類も釣れたねえ。」

「さすがMTポイントだね。」

アジは底にいるようで、上はサバです。サバを避けて底の方を狙うので、どうしても底物にやられてしまいます。

その後、私にもやっとアジが釣れました。

これで一安心です。

この後も、ベラとメバル、そして大半はサバですが、時折アジが混じります。サバはいくらでも釣れるので、キープは2匹でやめました。

アジがなかなか釣れないので、吹き流しの仕掛けを入れてみたところ、アジが釣れるには釣れたのですが、一緒に釣れたサバに仕掛けをぐちゃぐちゃにされてしまいます。

サバがいるところで、竿を二本出すのは無謀でした。仕掛けも吹き流しだとサバに走り回られるので、やはりMT仕掛けが最強です。

ルアーと生き餌は釣果なし

サビキ仕掛けの方には、ぽつぽつとアジが食いますが、なかなか数も出ません。

底を狙っているので、時折リュウグウハゼが釣れたりします。

当たりが途絶えることも多いので、空いたルアー竿で、投げサビキをしてみることにしました。

最初は空サビキを付けて投げてみます。これには、100発100中でサバがかかります。

サバではだめだということで、メタルジグに変更してみますが・・・・このメタルジグにもサバがかかりました。

やはりサバがいる場所では、ルアーも通用しませんね。

仕方ないので、釣れたサバを餌にして、生き餌として投げ込んでみましたが・・・・・これだけ沢山サバがいるのに、生き餌のサバをヒラメが食うはずもありませんね。結局生き餌釣りには何も釣れずに終わりました。 

時折釣れるメバルのサイズはどんどん良くなり、ついに11:14分に釣れたメバルは30センチの尺メバルでした。

ぎりぎり30cm?

ポイント変更も効果なし

11:30頃から、サバしか釣れなくなったので、ポイントを変更してみることにしました。

しかし、どこに行っても、釣れるのはサバです。

昼近くなると、アジは釣りにくくなるようですね。

遠くでは、多数の浚渫船が、鹿島港の浚渫をしていました。この場所は、砂との戦いですね。


結局、この後はアジが一匹釣れただけで、あとはサバとリュウグウハゼだけに終わりました。

今日の釣果

今日の釣果は、アジ7〜8匹、メバル3匹、ササノハベラ6匹(2匹リリース)、サバ多数(ほとんどリリース)、リュウグハゼ2匹(リリース)でした。久々に良型のアジが釣れたし、大型のメバルも釣れたしで、満足です。写真は二人分の釣果です。

アジは叩きと塩焼き、ベラはホイル焼き、メバルは刺身と煮つけになりました。

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