館山湾でムツとカサゴ狙い

昨年、あんなに毎週末強風に泣かされたのに、大みそかから今年の新年は好天続きです。

初釣りは外房のイサキ狙いでしたので、内房初釣りは、正月定番のアマダイ釣りをしてみることにしました。

沖釣会の面々も参加で、色々な釣りをするようです。

前日にアマダイ釣りの準備を入念に行います。きむさんはカサゴ狙いもしたいようですが、餌が手に入らないというメールが入ります。

正月なので、鮮魚が魚屋さんに売ってないようです。そこで、冷凍庫にカニ餌として眠っているゴマサバを持っていく約束をしました。

当日はいつも通り、朝6時に集合し出発です。

沖釣会の面々は日の出と同時に出航するので、皆さんそろそろ出ているころです。

走り出してしばらくすると、 早速義弟からタコを釣ったという写真が届きました。

3.5馬力さんの釣果に釣られて深場釣りへ(笑)

出航はいつも通り9時です。まずは皆さんに挨拶をしたいと思い、皆さんの釣り場を尋ねます。

返事が返ってきた中で一番近いのはbaronさんのようなので、まずそちらに向かいますが、発見できません。

3.5馬力さんの場所は予測できたので、そちらに向かってみます。3.5馬力さんは年末の竿納めでお会いできなかったので、今日は最優先です。

予想通り、3.5馬力さんを深場の入り口で発見です。

早速釣果を見せてくださいました。

「おお、いいサイズのクロムツですね。」

「それはシロムツですね。」

「お、ドンコも釣れましたか。」

3.5馬力さん、好調のようです。

このクロムツの釣果を見て、我々も狙いたくなります。

クロムツは昼になるとどんどん深いところに行ってしまうので、今が勝負です。

今日は風も波もなく、天候も深場釣りのチャンスです。

元々の計画では、今日はアマダイ釣りのつもりでしたが、このチャンスを逃すわけにはいかないと、深場釣りに参入することにしました。

この瞬間に、他の沖釣会メンバーへの挨拶は放棄です(笑)

あ、錘がない(泣)

早速深場仕掛けの準備をします。深場用の仕掛けは持ってきてあります。

しかし、ふと気が付きます。

「あ、深場用の錘忘れた。今日はアマダイしか考えてなかった。40号の錘しかないや。きむさん、錘の予備ある?」

「80号ならあるよ。」

「じゃ、それ貸して」

ということで、きむさんの錘を借りて、深場釣りに参入です。

餌も、いつもなら持っている深場用の餌は持っていません。きむさんのカサゴ狙い用に持ってきたゴマサバの冷凍を餌にします。

魚探にはシロムツの魚影が出ています。

早速投入です。

しかし・・・・食いません。

いったん上げてみようと巻いていると、途中で急に当たりが出ます。

「あ、当たった。」

「何?」

「サバだよ。上げてる途中だもん。」

「サバならいいね。」

「うん、今日はサバは歓迎だね。エサ不足だからねえ。」

と言いつつ巻きます。

上がってきたのは予想通りサバです。良型のサバ3匹です。ゴマサバではなく、立派なマサバでした。

9:53

最大のものは40センチクラスなので、人間の餌用にキープです。残りの二匹を深場釣り用の餌に供出することにしました。

次の投入で、またサバを一匹追釣しました。

きむさんは、きっちり大きなシロムツを釣っています。

その後もきむさんにはシロムツやクロムツが釣れるのに、私には釣れません。

私の方で釣れたのは、深海サメの仲間のヒレタカフジクジラです。

10:59

その後、しばらくして、やっとシロムツが釣れました。

11:29

これで、二人ともシロムツを釣ったので、釣り場を変更することにしました。

アマダイ釣り場に行くことも考えたのですが、折角深場用の仕掛けを出したので、もう少し深場をやりたい気分です。

「シロムツはもういらないから、アカムツ釣りに行こうか?」

「前に釣ったところ?」

「違うポイントの目途があるから、そこに行かない?」

「いいよ。」

ということで、新しいアカムツポイント開拓に行くことにしました。

またきむさんにアカムツ(驚)

新しいポイントに到着したのは、11時半過ぎです。このポイントで、仕掛け投入です。

しばらくすると、きむさんに当たりがあったようです。巻き上げているのを待っていると、シロムツが見えてきました。

「あ、シロムツだね。お、三匹目はクロムツかな。」

「本当だ・・・・あ、アカムツだよ。タモとって」

「お、アカムツだ、やったね。」

ということで、またもきむさんがアカムツを釣りあげました。一年ぶりのアカムツです。

「もうこの魚には会えないかと思ってたけど、再会できたよ。」

「このポイント当たりだったね。」

今回は、ポイント選択と新鮮なサバ餌提供で、私もアカムツ釣りアシスト大ですね(笑)

しかし、私の方には、掛かりません。

魚は釣れないものの、快適なので幸せです。

今日は本当に良い釣り日和です。

天気も良く、風もなく、波もなく、富士山も見えました。

海上ではヘリコプターが演習を続け、海上では護衛艦も練習をしています。海上保安庁の大型船も出航しています。

きむさんは、クロムツ、シロムツ、ユメカサゴ、クロシビカマス、ギンメダイなどを釣っています。

私の方は結局ここでもシロムツだけでした。

13:32

「さて、もう一回流す?」

「カサゴに行かない?」

「僕もクロムツ1匹釣りたいんだ。」

「今日3匹釣ったから、一匹上げるよ。」

「お、そう? じゃあ、アマダイ・カサゴ狙いに行こうか。」

ということで深場を打ち止めとします。大きくポイント変更です。

アマダイ釣りは外道との闘い

今日はアマダイ釣りの宣言をしていたのに、ここまでアマダイ釣りをしていません。

これでは沖釣会仲間への裏切りになってしまうので、私はともかくアマダイ釣りをしてみることにしました。

アマダイポイントはオニカサゴポイントと重なるので、きむさんはオニカサゴ狙いです。

オキアミ餌を付けて、仕掛け投入です。きむさんはサバ餌です。

しかし・・・・釣れるのはトラギスばかりです。

14:20

まだ水温が高いせいでしょうか、外道の動きが活発です。

なかなかアマダイにまで餌が届きそうにありません。

きむさんのオニカサゴ狙いも不発です。

「どうしようか、カサゴポイントに行く?」

「そうだね、オニカサゴ釣りたい。」

ということで、オニカサゴ優先のカサゴポイントに行ってみることにしました。

カサゴポイントで雑魚釣り(楽)

カサゴポイント到着は14:30でしたので、もうほとんど時間がありません。

私の方は、そのままオキアミ餌の竿を下します。カサゴ狙いのきむさんはもちろんサバ餌です。

このオキアミ餌の竿に、いい当たりが出ました。これはトラギスとは違いそうです。

「当たった」

「アマダイ?」

「トラギスじゃないね。軽いからサイズは小さいけど、アマダイだといいなあ・・・」

「アマダイかなあ。」

と言いつつ巻いてみると、残念、アマダイではなく、手のひらほどのキダイ(レンコダイ)の一荷でした。

14:58

やはりアマダイ釣りは外道との戦いになるようです。

さて、三時です。

「これで最後の投入にしよう。」

「了解。」

ということで、オキアミ餌の竿を下し、その様子を見つつ、もう一本の深場釣りの仕掛けを片付けようかな、と思ったのですが、深場釣りの仕掛けの多くの針にサバ餌が着いたままです。

餌を外すのが勿体ないので、この竿も下ろしてみることにしました。

しばらくして、オキアミ竿に強い当たりです。

何かな? この場所でアマダイのはずはないなあ・・・・と上げてみると、小さいながらもオニカサゴでした。

小型のアズマハナダイが一緒に釣れました。

15:05

カサゴポイントの狙いばっちりです。これで、この竿は終わりです。片づけていると、身餌の方の竿にも当たりが出ます。

こちらは身餌ですから、きっとカサゴだろうと、期待が高まります。

きむさんの竿にも当たりがあったようです。

「やはり、このカサゴポイントはいいね。」

と言いながら、二人で巻き上げます。

しかし、上がってきたのはカサゴではありませんでした。

30センチ近いキダイ(レンコダイ)です。身餌を食ったようです。

トゴットメバルも一緒に上がってきました。

15:16

最期にタイが釣れて、お正月らしい初内房となりました。ちなみに、きむさんの方は、ちゃんとオニカサゴでした。

今回は、終盤粘りすぎたので、帰りが遅くなりましたが、海岸に戻ってみると、まだ義弟も片づけ始めたところでした。

日が暮れる前に片づけないと面倒なので、急いで片付けました。

今日の釣果

ということで、今日の私の釣果はシロムツ6匹、マサバ4匹、キダイ3匹、トゴットメバル1匹、アズマハナダイ1匹、オキトラギス4匹(リリース)、クラカケトラギス1匹(リリース)、ヒレタカフジクジラ1匹(リリース)でした。

写真は二人分です。きむさんのアカムツが光ってますね。

きむさんから、クロムツ、ギンメダイ、クロシビカマスを貰ったので、外房釣り初めの釣果と合わせて、魚で食卓が溢れつつあります。

クロムツと小型のキダイは刺身に、オニカサゴ、トゴットメバル、ギンメダイ、アズマハナダイ、クロムツの頭(笑)は煮つけに、大きいキダイは塩焼きに、サバは味噌煮に、シロムツとクロシビカマスは干物になりました。久しぶりに食べたサバの味噌煮が美味しくて、サバを見直しました(笑)

 

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