鹿島港でアジとショゴ狙い
夏の海水浴シーズンで、内房や外房の海岸は出航できません。そこで今週末は、夏の定番鹿島港のアジ釣りに行ってきました。
鹿島港夜釣り計画
毎年夏の海水浴シーズンになると、いつも出航している内房や外房の砂浜が海水浴場になり、エンジン付きボートは出航できなくなります。
義弟とbaronさんは富津でタチウオを狙う計画、3.5馬力さんと草刈りエンジンさんは内房の有料港から出す計画のようですが、我々は他の計画を検討します。夏の定番の一つ、鹿島の夜釣りでのカニ・イシモチ狙いです。
週末の夜のカニ・イシモチを目指して、情報収集を進めます。しかし、芳しい情報はありません。とりあえずきむさんと相談です。
「Gakuです。今週末は鹿島でカニとイシモチとキスを狙ってみますか。他にあてもないしね。」
「きむです。了解です。まあ強行するほどの状況じゃないから、今週は休みでも良いね。」
「Gakuです。雨だったら迷わず中止ですね(笑) 九十九里のイシモチ調査に行ってもいいけど、釣れそうもないなあ。」
「きむです。ちょっと調べてみたら県内はワカシやアジが釣れ始まったようです。鹿島ももう良さそうですね。6/30にショゴ10、それ以外の日も7月は全てショゴって書いてあるよ。他の日は魚種だけ並んでいるので数は不明なんだとおもう。で、さらに遡ってみると6/26もショゴ多数って書いてある。予想以上に凄い事になっているのかも。」
「Gakuです。6月はすごいね。朝から鹿島に行ってみる?」
「きむです。それも一案だと思います。カニの期待値が大きければ勿論南浜でOKなんですけど、今の南浜の情報は全然無いし近年の不調からするとかなり不安。鹿島でアジ、ショゴ、ヒラメってのが面白いかもね。まあ、アジかメバルは釣れるんじゃないかな。天気はどう?」
「Gakuです。風もなく釣り日和です。午後風が出始めるけど、5m止まりなので、まあ大丈夫です。早く行って早く戻るのが良さそうだけどね。」
「きむです。おお、それは良いですね。昔のGakuさんだったらボートの後、南浜いく?とか言いそうだけど、今は言わないね(笑)どうする?ボートにしますか?」
「Gakuです。ボートの後にカニ釣り、一瞬思ったけど、すぐに、絶対疲れてて無理だよなって思った(笑) ボートでもいいですよ。中間検査向けに先週末に穴チェックして、小さな穴を4つ見つけました。修理したので完璧。」
ということで、夜釣りの予定を変更し、昼間の釣りに行くことにしました。
早朝集合したものの・・・・
集合は朝6時です。予定通り二人とも到着し、準備を整えますが・・・・霧です。
視界は50mほどでしょうか。これではちょっと出航できません。しばらく待機して様子を見ますが、霧は晴れません。
霧が少し薄くなったので、とりあえず、出れるところまで出てみようってことで、7:15に出航します。
船溜まりを出て、鹿島港の航路そばまで来ますが、やはり視界は悪いまま。航路の大型船もはっきり見えません。
困ったと思っていると、タグボートが近づいてきて
「危ないからでないでください」
と声が掛かります。確かにこの状況では航路を渡れません。
ということで、湾内の船溜まり近くのケーソン横で釣ることにしました。
魚探で群れを探すと、群れがいます。
早速小さなサビキで釣ってみます。最初にきむさんが豆アジ。私にも豆アジが来ました。
とりあえずアジが釣れたので、安心したのですが、その後は釣れません。
底を狙うとメバルが釣れました。一匹目は、まともなサイズだったのですが、二匹目以降は豆サイズです。
そのうちメバルも釣れなくなり、サバが釣れ始めます。
サバばかりになります。
霧はなかなか晴れませんが、この場所ではサバしか釣れそうにはありません。
とりあえず、サバは深場の餌用に確保することにします。メバルもカニ餌としてキープです。
やっとMTポイントへ
9:30頃から、やっと霧が晴れ始めました。
9:40に、再度航路まで行き、直角に最短距離で航路を渡ります。
あとは堤防沿いにMTポイントを目指します。
MTポイント到着は10:12分でした。折角朝早く集合したのに、朝の3時間を失ってしまったのは痛かったですね。
早速MTポイントで釣り始めますが、ここもサバばかり。
一度だけウルメイワシが混ざったものの、あとはミニサバ。
ちょっと油断すると、すべての針にサバがかかるこいのぼり状態です。
とりあえず、サバを生き餌にして泳がせも出してはみますが、何も来ません。きむさんがアジを一匹釣りますが、私にはアジが来ません。
ショゴを狙って投げサビキもしてみましたが、やはりサバです。
その後はきむさんもサバばかりで展望が開けないので、少しポイントを変更してみることにしました。
ポイント変更でアジ
アジを探しての深場への移動があたりました。アジが釣れました。
11:25
浅いところには変わらずサバがいるのですが、このサバに食われずに底まで餌がたどりつけば、アジが釣れる展開です。
ぽつぽつとアジを積み重ねていきます。
サビキにワカシ
合間にショゴ狙いのサビキを投げてみますが、釣れるのはサバばかりです。
仕方ないので、水面近くにたらして放置しておいたら、それをさばが食ったようで、さびきを振り回してくれます。で、それにワカシが掛かりました。
ワカシは美味しくないと言いますが、私はワカシの漬け丼が好きなので、キープです。その後も私やきむさんの竿に、時折ワカシが掛かるようになりました。
大型メバルやサメも出現
しかし、深場のアジのあたりはどんどん減っていきます。深場もサバが多くなってきたようです。
そこで、さらに深い底ぎりぎりを狙ってみると・・・よい当たりであがってきたのは大型のメバルでした。
これを見て、きむさんも底狙いでメバルを釣りますが、警戒心の強いメバルは、2~3匹釣ると、釣れなくなりますね。その後はまたサバしか釣れない展開です。
やむなく、サバを釣っていると、一匹だけカタクチイワシがまざりました。リリースしましたが、救命はできなかったでしょうねえ・・・・
ここで、突然きむさんが叫びます。
「Gakuさん、すかりにサメが来てるよ」
「え、何? サメ?」
「スカリのサバを狙ってるみたい。スカリかじってるよ。」
「本当だ、大きいサメだね。」
ということで、このサメ、この後ずっとスカリのそばにいました。でも、死んださばを投げ込んでも食わないのです。不思議ですね。
ヒラメを逃すもカサゴ確保
またしばらくサビキ釣りです。当然サバしかかかりませんが、さばが掛かって暴れていると、それにつられてアジがかかることがあるので、サバは掛かっても放置して沈めておくことにしました。
すると、大きなあたりです。強い引きです。これはメバルと確信。先ほどよりも強い引きで大型のメバルのようです。
抵抗をかわしつつ、巻き上げてみると姿が見えます。ヒラメです。
「ヒラメだ、タモ」
とタモを掴みますが、そこで糸を緩めたために、ヒラメは逃げてしまいました。ヒラメとは思ってもいなかったので、餌をちゃんと食わせていなかったのも失敗ですね。ヒラメ30をまったく実践せずに、すぐにあげましたから。
ということで、ヒラメを逃して残念です。この後、もう一度強いあたりがきたのですが、これはベラでした。刺身で食べられそうな大型のホシササノハベラです。
ヒラメがいることがわかったので、サバを生き餌に、生き餌釣りも再開です。
この竿に、あたりが出ます。
ヒラメか!と期待したのですが、残念ながらひらめにしては軽い引きです。
上がってきたのは、良型のカサゴでした。サバを頭からくわえて上がってきました。
その後はサバばかりで展望が開けず、午後には風が強くなる予報通り、だんだんと風が出始めたので、13:30に納竿としました。
今日の釣果
ということで、今日の私の釣果は、ちびサバ多数(放置などによるリリースも多数)、アジ7匹前後、メバル6匹(2匹リリース)、カサゴ1匹、ワカシ2匹、ウルメイワシ1匹、カタクチイワシ一匹(リリース)、ササノハベラ1匹でした。
以下はカニ・深場餌用に確保したミニサバとミニメバルです。
ワカシの漬け丼を市販のたれで作ったところ、簡単にできて美味しいメニューになりました。