イサキとシマアジに満足

週末が強風予報だったので、きむさんと結託して金曜に休暇を取って外房のイサキ釣りに行ってきました。ちょっと無理が祟りましたが、釣果はたっぷりで満足の釣行でした。

またも週末大荒れ予報

11月第二週の週末も荒れ模様です。土曜も日曜も強風で、出れそうにありません。テレビニュースでは6週連続で週末に降雨とか言ってました。

実は、元々この週末は、きむさんが用事があってダメだったのです。で、きむさんは金曜なら行けると連絡が来たのですが、私は金曜は別件が入っていて、家に居なくてはなりません。

しかし、10月に一度も出ることができず、来週の週末はまた仕事なので、どうしてもこの週末に出たいという気持ちが高まります。

天気予報を見ると、金曜は天候も良さそうなのです。ということで、急遽私の金曜の予定を家内にお願いして許してもらい、金曜出撃を決定します。

「Gakuです。金曜出れることになった。」

「きむです。それはよかった。変更ありがとう。」

「金曜は内房でも外房でも出れそうだよ。外房は少し波があるけど、先週よりはいい。どうする?」

「ようやく天候に恵まれましたね。楽しみです。内房と外房両方行けそうなんですね。釣況が良く分からないのでGakuさんの行きたい方で良いですよ。」

「どちらもそれほど釣れてる感じはないけど、イサキは誰も狙ってないからわからないです。」

「なるほど、内房不調なんですね。じゃあ行ける時に外房行ってみますか?」

「そだね。一度も行ってないし。本当はみんながいるときに行きたいんだけどね。」

ということで、金曜に外房出撃が決定しました。狙いは当然イサキです。




疲れで体調いまいち

前日まで、仕事が忙しく、出張続きです。夜も十分に寝れないまま、朝いつも通り出発です。

朝コンビニでおむすびを一個買いますが、どうも食が進みません。これは不調のサインです。とりあえず栄養ドリンクを飲んで元気を出して、港に向かいます。

港に到着したのは、8:30頃でした。早速出港準備です。

「今日は深場に行かないから、釣果はイケスに入れれば、クーラーもっていかなくても大丈夫だよ。クーラー置いていこうか。」

「でも、持っていった方がいいよ。釣りを止める基準になるからね。」

「確かにそうだね。じゃ、持っていこう。」

私の一人用クーラーはあまり大きくないので、我が家ときむさん家の二軒分で食べられる程度で丁度満杯になるのです。イサキは釣れる時は入れ食いになるので、釣った量の目安にクーラーは必要ですね。

こうして準備を整え9時に出航です。

初の外房スロープでしたが、今日は潮も高かったので容易に出すことが出来ました。内房に比べて出した後の駐車場所が近いのがいいですね。

出航して一直線にイサキポイントを目指します。さすがに123tomboyは30馬力の威力です。波があったので、滑走はせずに走ったものの、10分でイサキポイントに到着です。

イサキポイント付近には2艘のボートが出ていました。

「どうですか?」

「ポツポツだね。」

「イサキですよね。」

「そうだよ。」

ということで、ポツポツは釣れているようで、一安心です。

早速ゆっくり走りながら、魚探でイサキの群れを探します。で、見つけました。早速i-pilotを投入です。

「これは間違いなくイサキの群れだと思うけど、きむさん釣ってみて。」

「了解」

ということで、きむさん釣り開始です。私も後を追います。

そして、きむさんがすぐに良型イサキをダブルで釣ります。

「イサキ居てよかったね。」

「これで一安心だね。」

ということで、イサキ釣りに集中です。

私の方にもイサキが来ましたが、サイズは今一です。

もう少し大きいのが欲しいところですが、とりあえずキープです。

その後、少しサイズアップするものの、良型はなかなか釣れません。

そして、疲れのせいか、気持ちが悪くなってきました。




きむさん好調、私は不調

きむさんはイサキを釣り続けています。私の方は、だんだんと酔いがひどくなってきました。

これはダメだとついに薬を飲みますが、すぐには効きません。

苦しみながら釣っていると、変なあたりです。イサキではありません。

「イサキじゃないなあ・・・・メジナかな。」

と言いながら上げてみると、やはりメジナでした。

冬の尾長グレですから、釣果としても悪くありません。血抜きしてキープです。

その後、またも変な状況です。当たりが全く出ません。上げてみると・・・・

キタマクラがスレで着いていました。

どうも底を狙いすぎたようです。

もう一匹キタマクラが掛ったあたりで、ついに私の方はダウンです。まあ、食べるのに十分なイサキは釣ったし、グレもいるので、もう満足です。

コマセの匂いがいやだったので、とりあえず、カワハギ仕掛け+あさり餌にしてみるものの、餌付けも辛くて、結局休憩モードです。

すると、10:30頃、携帯のベルが鳴ります。

平日なので、仕事が追いかけてきたかな?と思いましたが、電話の相手はハンマーヘッドオーナーのSaiさんでした。

「Gakuさん、今日出てます?」

「え? ええ、出てますよ。」

「やっぱり、今港に戻ったら、珍しいオールステンレスのトレーラーがあるから、Gakuさんだと思ったんですよ。」

「あ、Saiさんも来てたんですか?もう上がりですか?」

「いえいえ、同乗者を下しに来ただけで、休憩したらまた出ますよ。そちら、どうですか?」

「イサキ入れ食いですよ。」

「おお、どこにいます?」

「いつものイサキポイントですよ。えっとねえ・・・・」

この場所の名前が出てきません。仕方ないので、方向で教えたら、分かってくれました。

しかし、この電話の頃から、ぱったりと当たりが途絶えます。きむさんにもほとんど釣れなくなりましたが、きむさんは、そんな中で、ポツポツイサキを釣り、ウマヅラを釣り、そして小型ながらも真鯛を釣りあげます。

その真鯛釣りのアシストで体をひねってタモ入れをしたら、さらに気分が悪くなってしまい、私は横になって休憩モードに入ります。

電話から一時間後、Saiさん登場です。

「こんにちわ。」

「どうですか?」

「あの電話頂いた後、釣れなくなっちゃいました。」

「やっぱり。潮どまりですよね。沖の方も二枚潮でダメらしいです。」

「ここも風向きと潮向きが逆なので、ボートが風上じゃなくて潮上を向きますよ。」

「なるほど、じゃ、私もこの辺で釣ってみますね。」

ということで、Saiさんも釣り開始です。




場所替えが当たりでシマアジ

イサキの釣れ具合が悪いので、ちょっと場所を変えてみることにしました。

ipilotを止めると、船は向かい風にもかかわらず潮に流されます。

しばらく流されたところで、群れを発見、そこで止めます。

「大きな群れがあるよ。これで釣れなきゃ下手だよ(笑)」

「了解。釣ってみるよ。」

と、きむさん投入。私も気持ちが悪いのを我慢しながら、頑張って一度だけ仕掛けを投入します。

きむさんの仕掛けには、直ぐあたりがあったようです。

「お、これは強いよ。」

「イサキじゃなさそう?」

「うん。また真鯛かも。アシストよろしく。」

と言っているところで、私の竿にも当たりが出ます。こちらも強い当たりです。

「こっちも来た。こっち上げちゃうから待ってて。」

「イサキじゃないの?」

「違うっぽい。こっちも強い。」

と言いながら上げていくと、白い魚体が見えます。

「あ、カイワリだ。」

「え、カイワリ? それは初めてだね。」

私の方をとりあえず取り込み、きむさんのアシストをしようと覗き込むと、きむさんの方にも、同じ白い魚体が着いています。そして、その先の針には黒い魚体、メジナです。一荷釣りだったので、真鯛のような強い当たりになったようです。

お互い魚を取り込んで、よく見てみると、カイワリと思った魚は、シマアジでした。

「これ、シマアジだね。」

「シマアジかあ。それはいいね。」

「魚探に写ってるのはシマアジの群れかな?」

「釣ってみよう。」

ということで、シマアジを期待しての釣り開始です。

私もシマアジの登場で興奮して、ちょっと体調が復活したので、シマアジ釣りに参戦です。

しかし、仕掛けを入れてみると、次はイサキが釣れます。シマアジの遊泳層とイサキの遊泳層が重なっているようです。

時々シマアジがかかるのですが、シマアジはバレやすく、イサキと一荷で掛かると、結局イサキだけが残ったりします。

こうして、シマアジを狙っているのに、イサキだけが釣れていきます。

我々は、小型でダメージの小さい魚体はリリースしますが、原則「狙って釣った魚は食べる」ことにしているので、釣ったイサキはキープするのが義務?です。このため、だんだんとクーラーが一杯になってきました。

食べられる量を釣ったら止めるのも我々の大原則です。イサキは干物や冷凍など、保存方法が多いとはいえ、やはり限度があります。

「クーラーの蓋が閉まらなくなったら止めようね。」

「そうだね。イサキをよけてシマアジを釣ろう。」

と頑張りますが、シマアジの数は伸びず、結局イサキでクーラーが満タンになってしまいました。

最後に私がイサキを釣って、これで打ち止めとしました。12:10分、約三時間の釣りで、我々としては早い時間に沖上がりです。




Saiさんも帰港
帰り際、Saiさんの近くを通って、先に上がることを伝えます。

上がって片づけをしていると、Saiさんも上がってきました。

折角なので、ハンマーヘッドと123tomboyの並び写真を撮ってみました。

Saiさんは、テンヤで良型のアカハタを釣っていました。あれは一度狙ってみたいですね。

きむさんが写真撮影のために釣果の魚を並べていると、猫が近づいてきます。上空からはトンビが二羽狙っているようです。

試しにトンビに小型のイサキを与えてみると、一羽目は足で押さえ込んで、捕まえてから飛んでいきましたが、二羽目は空中でキャッチして去っていきました。素晴らしい飛翔能力ですね。

今日の釣果

ということで、今日の私の釣果は、イサキ15~20匹(小型はリリース)、シマアジ3匹、黒メジナ1匹、キタマクラ2匹(リリース)でした。きむさんはイサキとシマアジのほか、真鯛とウマヅラとメジナ(リリース)を釣りました。写真は二人分です。イサキの多くはきむさんの釣果です。

きむさんがイサキの冷凍保存方法を教えてくれたので、イサキは長期間美味しくいただけそうです。早速自宅に戻り、イサキ、シマアジ、それにきむさんにもらったウマヅラハギを刺身にして美味しくいただきました。

イサキとシマアジを比べると、刺身はシマアジの勝ち、塩焼きはイサキの勝ちでした。しかし、一番おいしかった塩焼きは、はらわただけ取って鱗を取らないまま、一日塩をして寝かせて、翌日そのまま焼いたメジナでした。家内が驚く美味しさでした。

さて、次の週末は土曜が仕事です。日曜がよほど良いコンデションなら出ますが・・・

 




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イサキとシマアジに満足” に対して 4 件のコメントがあります

  1. ステキチ より:

    釣行お疲れ様でした!

    シマアジ!素晴らしい。いまだ釣ったことがないターゲットです。
    狙って釣れるもんなんですかね?たまにルアーで釣っている人はいましたけど。

    疲労を押しての釣行は船酔いがでますよね。自分もそうです。
    本当は土曜釣行のほうが良いんですけど疲労が抜けないので日曜釣行になります。
    まぁしょうがないですよね。

    日曜出ましたけど風がすごかった。
    ずぶ濡れになりながら沖に出る猛者もいましたね(笑)
    外房の場合、北風なら強くても浅場の泳がせが十分釣りになるので
    ヤフーの予報で風速5mまでなら問題なしです。7mくらいからきつくなってきますね。
    まだヒラメは来てませんけど青物が回遊しているので強烈な引きが味わえますよ♪

  2. Gaku より:

    ステキチさん、コメントありがとうございます。
    シマアジ、サイズはいまいちですが、美味しいので嬉しい釣果です。いつもは偶然釣れるのですが、狙って釣れたのは我々も初めてです。
    日曜はやはり強風でしたか。我々はそれを嫌っての金曜釣行でした。我々は朝が遅いので、泳がせ用のアジの時合いに間に合わないのが悩みですが、泳がせにはぜひ参戦したいです。
    またよろしくお願いします。

  3. ごとう より:

    こんにちは
    自分はルアーが専門なのでイサキとかシマアジの釣果はほぼ期待出来ないのですが美味しい魚なんですよね。
    マイクロジギングでやってみるかな。

    今週末も出られる予報では無いのですが、明日有給休暇で館山湾に出撃してきますよ。

  4. Gaku より:

    ごとうさん、コメントありがとうございます。
    やはりこの週末は駄目でしたね。ごとうさんの平日釣行はいかがでしたでしょうか。
    我々は来週の飛び石連休に賭けたいと思います。
    ごとうさんもルアー専門でしたか。123tomboyは操縦席で全ての操作と釣りができるので、一人でランガンするには最適の船かもしれませんね。
    ただ、二人の釣りでも生け簀の蓋テーブルや持ち込んだクーラーなども二人が動かずに共用できるので、とても快適です。これからいろいろとさらに住環境をよくする艤装をしていくよていです。
    また館山湾でお会いしましょう。よろしくお願いします。

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