茨城県潮干狩り禁止!!

この季節は、年に一度の潮干狩りシーズンです。毎年恒例の鹿島灘潮干狩りです。きむさんが潮の調査をしてくれ、今年は潮があまり引かないけれど、今週の水曜から金曜が可能で、その中でも木曜が最適とのことです。しかし水曜は雨ですし、私が木曜の仕事を休めないので、金曜に潮干狩りに出撃することにしました。

4月1日より潮干狩りルール変更

茨城県の海岸での潮干狩りは、色々なルールがあります。前日にそのルールを確認しようとして、HPを開いてびっくり。4月1日からルールが全面的に改正になったようです。これまでは、保護区域以外ではどこでも潮干狩りをして良かったのですが、潮干狩りをしてよい場所が限定されることになったようです。下のリンクに情報があります。

鹿島灘での潮干狩りの新しいルール

これを見ると分かるように、潮干狩りをしていいのは以下の4か所だけです。

大洗サンビーチ 1200m
鉾田海水浴場 2200m
下津海水浴場 300m
氷川浜海水浴場 200m

ということで、鹿島周辺の二か所は、200mとか300mなので、人が集中して、あっという間に採り尽くされてしまったでしょう。大洗のサンビーチは昔から潮干狩り場として有名ですから、混雑します。ということで、この中で選ぶなら、鉾田海水浴場しかないですよね。

とりあえずきむさんにメールです。

「Gakuです。いつもの場所、潮干狩り禁止になってるよ。」
「何と驚き!じゃあ鉾田にしましょう。」
「だね。」

ということで、きむさんも鉾田を選んだので、鉾田に潮干狩りに行くことにしました。

金曜朝は予定通り朝9時にきむさんの家に集合です。

「鉾田って、釣果はアサリって書いてあったよ?」

「それって、平貝のことじゃない?あれ、アサリの仲間だよ。」

「他の場所にはハマグリも書いてあったけど、鉾田はアサリだけだった。」

「もしもしかしたら、ハマグリは居ないのかな・・・」

と相談しながら現場に向かいます。




早く着きすぎた

当初は昨年と同じ場所に出撃する予定でした。その場所は駐車場が狭いので、いつも到着時には駐車場探しに苦労します。そこで、今週は30分早めに到着を計画していました。

しかし、鉾田海岸には駐車場がたっぷりあるので、30分早く行く必要はありませんでした。それに気づかず、そのままの計画で行動したので、結構早く到着してしまいました。当然、まだ潮が引いていません。海岸に居る人も大半は釣り人でした。

しばらく様子を見た後、エリアの南端に参入することにしました。例年通り、私はウェーダーで、きむさんは海パンで参入です。

南端は、鹿島灘海浜公園のこの展望台が目印です。

この正面まで掘ってよいことになっているので、この近くの浅くなっている部分に入って掘ってみます。

しかし・・・・・何もいません。

通常なら、引き潮前の浅い場所でも、持ち帰りが禁止されている小型のハマグリはぽつぽつあるはずなのですが、全く貝が居ません。

しばらく掘り続け、深い方にも行ってみましたが、貝がいる雰囲気さえありません。

一生懸命掘ってて、深いところに行き過ぎて、ウェーダーの上から波が入ってしまい、結構濡れてしまいました。ウェーダーは中に水が入ると乾かないので、気持ちが悪いですね。

仕方がないので、他の潮干狩り客の見学に行ってみることにしました。

潮干狩りをしてよい範囲の南の端から北の端まで、ずっと見て回ります。

みなさんの袋の中は・・・・・空です。時折、一つ平貝が入っていることはありますが、複数採取している人は見つけられませんでした。

既に11:30を過ぎました。もうすぐ干潮時刻ですが、これ以上砂浜が広がる様子は見えません。

もどってきむさんの様子を聞くと、きむさんも平貝を一個だけ見つけたようですが、それきりです。

「ここダメだね。小型もいないし、取れる気がしないよ。」

「そうだねえ。諦めて、大洗のお魚センター(大洗海鮮市場)にハマグリ買いに行こうか。」

「じゃあ、大洗サンビーチに行ってみよう。」

「あそこ人でいっぱいじゃない?」

「まあ、行ってみようよ。」

ということで、とりあえず大洗に移動することにしました。




大洗は人が多い

大洗到着は12:15分頃、干潮30分前です。ほぼ潮は引き切っています。

大洗サンビーチは駐車場から砂浜までが遠いので、潮干狩り客がいることは分かるのですが、取れているかどうか、様子は全く分かりません。

とりあえず、参入することにしました。

鉾田で深いところに挑戦して、ウェーダーを浸水させたので、今回は上下水着で参入することにしました。

砂浜に到着すると、沢山の人が潮干狩りをしています。網袋を覗くと・・・少しですが貝が入っています。鉾田よりは良さそうです。

早速掘り始めますが、浅いところには貝は居ないようです。水着を着ているのをいいことに、少しづつ深いところに挑戦です。

すると、居ました。最初の一つは5センチほどの平貝でした。

その後も、ぽつぽつですが、平貝とハマグリが取れます。とはいえ、あちこちを掘ってみて、殆どのところでは外れで、稀に当たりの場所があって、2~3個取れるという感じです。

海岸の潮干狩り客は、大人の男性が多かったのですが、このお母さんはすごいです。

お子さんを背中に背負って潮干狩りです。

その武器も特徴的です。X-menのローガン(ウルヴァリン)が、拳の刃を出して、地面を殴っている状況と書くと、分かる人は分かるでしょうか。

刃(実際には太い針のようなもの)を砂にバシバシと突き刺し、それが貝に当たったら掘るということのようです。地面を連続ジャブで殴り続けるお母さん、超カッコよかったです。

結局、上半身まで濡れながら一時間掘り続け、大洗では、何とか一食分の貝を確保しました。

きむさんの方は、下半身は水着ですが、上半身に普通の服を着ているので、膝より浅いところにしか入れず、釣果は少なかったようです。




潮干狩りは今年限り

「ダメだったね。」

「潮干狩りは今年限りだね。」

「そうだね。ついに茨城は潮干狩りもダメになったね。」

茨城県の潮干狩りは、水着で全身濡れながら、荒波の中で掘るという、男性大人限定の苦行になってしまったようです。まあ、茨城の貝は放射能の不安もあるので、茨城県や漁港の人が、親切心で、子供が掘って食べないように自主規制をしたと考えましょう。

鉾田海岸では、4月21日から、毎週土日は大竹ハマグリ祭りという、ハマグリをまいて潮干狩りをするイベントが開かれます。大人は一人1500円です。GWは特別料金で、車に何人乗ってきても、一台5000円で、朝10時と午後2時に貝をまくようです。

ここでまくハマグリは韓国などからの輸入物でしょうから、まいてすぐ掘るなら放射能も安心ですし、その方がいいかもしれませんね。もしくは、土日にまかれた残りを狙って、月曜に参戦かな(笑)

ま、今年で茨城の潮干狩りも終わりが正解でしょう。茨城県、全国最下位の県の魅力を益々下げ、最下位を死守する方向に走っているようですね(笑)

我々は観光客ではありませんが、釣り場の壊滅だけでなく、カニ釣りも、潮干狩りもダメになり、茨城に来る可能性が無くなってしまいそうです。あとはノビタさんとのカレイ釣りだけですが、今年はムシガレイばかりのようです。

GW過ぎたらノビタさんにメールしてみよう!!




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