赤い魚が釣れない・・・

天候が悪くて釣りに行けないので、色々な釣り雑誌を読んでいたら、一年前の今の時期の記事で、館山沖でアコウダイ釣りをしている遊漁船があるのを発見。そのポイントを探しに行ってきました。残念ながらアコウダイは釣れませんでしたが、私にとって初物が2種類釣れたので、結構満足の釣行になりました。

釣り雑誌バックナンバー

先週は欧州出張でしたが、海の無い都市ばかりで、さらに魚の販売も少ないドイツ語圏が多かったので、面白い発見はありませんでした。でも、帰りのウィーンからのANA便の食事に出たカレイの西京焼が、肉厚ホクホクで煮付けのような仕上がりで、抜群に美味しくて、感動しました。ウィーンからの便の食事はウィーンで作っているとのことで、大西洋のカレイだと思いますが、私の食べたことの無い種類のカレイでした。

で、この欧州出張中は出来るだけ時差をとらないように、夕食の約束は出来るだけ断り、早寝早起きして過ごしましたが、朝三時前には目覚めるので時間を持て余し、タブレットに保管してきた釣り雑誌を読んで過ごしました。その中に、昨年の今頃の記事で、沖の瀬のキンメ、州の崎沖のムツ、館山沖のアコウダイを狙う遊漁船の記事を見つけました。

関東ではキジハタのことを「アコウ」と呼びますが、今回の狙いはキジハタではありません。千葉ではアコウダイ系の魚はメヌケと呼ぶことが多く、外房ではメヌケ釣りとされていますが、この記事は神奈川県の船の記事のせいか、アコウダイとなっていました。

その記事で興味深いのはアコウダイ釣り場の情報です。アコウダイ狙いは500m以深だと思っていたのですが、その記事では430mを狙っています。で、色々調べてみると、アコウダイの仲間は3月ころが産卵で、1月から4月は400m以浅まで上がってくるようです。

魚探のバージョンアップに伴い、きむさんが深場セットを更新して、500mクラスの深場に対応できるシステム購入を検討しているようなので、この背中を押す上で、アコウは最適なターゲットですよね。これは、ポイント発掘に行く必要がありそうです。

週末の天気を見ると、何と日曜は絶好の条件です。朝方は風があるものの、昼頃には2m以下で、波も20cm。この予報なら、沖に出てポイント探しもできそうです。ワクワクしながら帰国を待ちます。

仲間がいると心強い

金曜に帰国しましたが、帰りの飛行機で眠れなかったので、土曜はまだ時差が残っています。しかし、翌日の予報を見ると、行くしかないほどの良い予報です。まあ、強制的時差解消に釣りは最適だと理由をつけて、日曜釣行を決行です。

急に決めたので、お仲間には連絡しないままです。きむさんもいないので、一人釣行はちょっと寂しいですね。時差が取れないままで、朝3:00には目覚めてしまいます。仕方ないので、そのまま準備して4時に出発です。時間があるので、高速を使わず、下道で行くことにしました。

途中コンビニでゆっくりしたものの、それ以上時間はつぶせず、現地到着は7:00でした。こんな時間には誰もいないよな~~と考えながら駐車場に入ると、なんと一艘のトレーラーが停まっています。ボートは赤いtomboy。Splashさんです。

「おはようございます」

「おはようございます。早いですね。まあ、私も早すぎるんですが(笑)」

「一か月ぶりですよ。」

「私もですよ。今日はカギは漁協ですかねえ。」

「最近はこっちらしいですよ。」

「でも、あそこにまだ紙が貼ってありますよね。やっぱり漁協じゃないかなあ。」

「じゃあ、もらってきますね。」

とsplashさんがカギを取りに行ってくれました。で、戻ってきます。

「やはり今日はカギはこっちだそうです。」

「あ、そうなんですか。じゃあ、おばさん待たないとダメですね。」

ということで、8時までゆっくりボート準備です。

まずはポイント探し

8時ちょうどにおばさんが到着です。早速splashさんが出航。私もその後から出向します。8:19分出航でした。先日進水式でお会いしたカートップのドルフィン号もいらっしゃいました。

Splashさんは今日はまずアマダイ狙いのようです。私はもちろんポイント探しです。

雑誌の記事からポイントを探すのは意外と難しいですよね。記事には、出航場所、ポイントまでの時間、水深は必ず出ていますが、それ以外の情報は少ないものです。今回も雑誌の記事を熟読し、new pecの海図データを見ながらポイントを予想します。で、海の上で、記事の他の情報(潮の流れ方や風景、それに釣果写真など)から実際に釣ってみて、釣り場を確認します。

こんなに沖まで来ました。結構荒れてます。

まず最初に目星をつけた場所に行ってみますが、どうも違う気がします。もっと北の気がします。大きく北に動き、次の予想ポイントに入ってみます。水深450mです。とりあえず、ここで釣りをしてみることにしました。

ポイント探しに時間をかけたので、釣り開始は9:30分を過ぎていました。

早速、今日のために準備した7本針仕掛けを下ろします。しかし、潮流が早く、糸が斜めに出ます。魚探の表示では水深は400mだったので、500m位は糸が出そうだな・・・・と思いながら待っていると、440mで糸が止まります。

巻いてみると、ちゃんと真っすぐ下に着底しているようです。流れていたのは表面の潮だけで、下は流れていなかったようです。ちゃんと着底も分かったので、底狙いで仕掛けを動かしてみます。

しばらく動かしていると、急に仕掛けが重くなりました。当たりかどうかはよくわからないのですが、重いのは確実なので、巻き上げてみることにしました。

秒速1mで巻き上げると、300mで5分ですから、実際には巻き上げに10分近くかかります。上がってきたのは・・・ギスでした。

かまぼこにすると美味しいギスですから、喜んでキープです。

次の投入は、折角この場所まで来たので、もっと深いところに行ってみます。魚探では水深500mを超え、600mに近づきました。ちなみに、新調した魚探の振動子Airmar B258ですが、さすがにこの深さでは200Hzは底を取ることができませんでした。

驚いたのは、もともとインナーハルで取り付けてあるAirmar p79が、この深さでも50Hzで底をちゃんと取っていたことです。この振動子優秀ですね。

でAirmar B258も50Hzにしてみると、ちゃんと底を取りました。底付近の拡大で、魚の存在も見えそうです。50Hzだとビームの指向角が大きくなるのですが、それでもP79よりはかなり小さいので、分解能は高そうです。

東京湾の航路もすぐ近くです

この場所で二度目の投入です。糸が出て、着底するのを待っていたのですが・・・・なんと、480mで糸が終わっていました。500m以上巻いたつもりだったのですが、480mだったようです。これでは底に届きません。

やむなく、ゆっくり船を浅い方に動かします。魚探の表示が450mとなったあたりで、やっと底におもりが着きました。

しばらく誘っていると、またも重くなります。当たりは全くありません。でも、重いので、上げてみることにしました。

上がってきたのは「トウジン」です。私としては初の釣果で、前から釣りたいと思っていたので、ちょっと嬉しいですね。

これで二度目の投入が終わり、既に11時近くになっています。東京湾航路に現れた巨大なクレーン船を見ながら、3投目です。

しかし、3投目は、誘っても重くなりません。あたりもありません。しばらく誘ってみたものの、駄目そうです。今日はポイント探しは12時までと決めていたので、少し早いですが、巻き上げて終わることにしました。

結果的にアコウダイは釣れませんでしたが、釣れたのがギスとトウジンですから、ポイントはそう遠くはなさそうです。ただ、一回投入して、誘って、上げるのに30分~40分は必要なので、何度もできる釣りではないですね。

さらに問題はタックルです。私の電動リールに巻かれている糸はPEの3号なので、細すぎて、500m近く出すと、当たりが全く分からないということが分かりました。やはりこの深さの釣りには8号800m位巻けるリールが欲しいですね。竿も200号錘にまでしか耐えられないので、力不足でした。

次回までに深場用の電動リールを新調するかなあ・・・・と思いながら、深場を去ることにしました。

アマダイ釣り場は完全に沈黙

今日のもう一つの狙いは、前回外道だらけで本命に会えなかったアマダイ狙いです。11:45にポイントに到着します。この時間には、海も穏やかな状況になっていました。

ここで釣っているはずのSplashさんだけでなく、早朝には結構たくさんこの辺りに船がいたのですが、まったく誰もいません。嫌な予感です。

早速アマダイ仕掛けにオキアミをつけて下ろしますが・・・・・やはり何も来ません。あれだけうるさかった外道さえ、まったく来ないのです。アマダイの深さに冷水塊でも来たのだろうか・・・と思うほどの沈黙でした。

しばらく釣ってみましたが、あまりの無反応にやる気をなくし、次のポイントに移ることにしました。

実績深場で新種!

次に選んだのは、深場で、ここで釣れば毎回何かは釣れる、という場所です。12:25分に第1投を投入です。仕掛けは、アコウダイ狙いのままで釣ってみることにしました。

魚探にはシロムツらしい群れが写っています。

仕掛けを下ろしつつ、周りを眺めていると、遠くにSplashさんのtomboyが見えます。その近くから、赤ハルのボートが近づいてきます。Splashさんのtomboyも赤ハルですが、それは上部が赤で下は黒です。近づいてくるのは、上部が白で下ハルが赤のボートです。で、側面にはハンマーヘッドシャークのマークがあります。

「こんにちわ。」

「こんにちわ。赤ハルハンマーヘッド初めて見ました」

「昔、出航の時のブログにコメントしましたよ。」

と言われ思い出しました。この記事のコメントの「ゆういっちさん」です。私はちゃんと「赤ハルのハンマーヘッドなら見ればすぐにわかる」と書いておきながら、忘れていました(笑)

ゆういっちさんは、漁港と契約があるので、別の場所から出していて、館山湾に来るのは珍しいようです。それで、これまでお会いしなかったのですね。早速連絡先を交換して、その後もいろいろ情報交換です。

結局13:00すぎまで、いろいろと話をして、情報交換しました。有益な情報を沢山頂けました。夏には一緒に釣りに行きましょうということになりました。

ゆういっちさんが去った後、下ろしていた仕掛けを巻いてみると、重くなっています。放置している間に、魚が掛かったようです。早速巻き上げです。

上がってくる仕掛けを上からのぞき込むと、シロムツのようですが、3匹目にサバのような魚が掛かってます。これで重かったのか・・・と思って糸を手繰ると、サバではありません。「スミヤキ」です。それも、いつも釣っているスミヤキ(クロシビカマス)ではなく、もう一種類のスミヤキです。

船上では名前が思い出せませんでしたが、前から釣りたいと思っていた魚だったので、これはうれしい獲物です。この魚、「カゴカマス」といいます。クロシビカマスに比べて滅多に釣れないので、区別をしていない釣り人も多いようですが、クロシビカマスに比べると銀色で美しい魚体です。

で、食味もクロシビカマスより上で、骨もクロシビカマスに比べると取りやすく、食べやすい魚です。早速写真集に追加です。今日は2種類も新種が追加できました

クロシビカマスとカゴカマスは色でも見分けられますが、はっきりと違うのは側線がかなり背中側まで急上昇することと、背びれの黒い模様です。

背びれの黒い模様がカゴカマスの印

これで今日の釣りはほぼ満足です。次の投入でシロムツを一匹追加します。

最高速度体験

そろそろ14時になるな~~納竿しようかな~~と思っていたら、遠くに見えていたSplashさんの赤いトムボーイが帰港に向けて疾走し始めたのが見えました。同じタイミングで帰ると邪魔になるので、タイミングをずらして、しばらく釣り続けます。

14:00ちょうどに納竿して帰港です。この頃には、完全に波が収まっており、フルスロットルで帰港することができました。いつもはきむさんが乗っているので、時速40kmがMAXでしたが、今日は45kmまででました。で、エンジンの回転数が7000回転に達してしまい、エンジンから警告音が出ました。やはり一人だと11インチピッチのプロペラでは廻り過ぎるようですね。13インチピッチのプロペラにして、一人で走れば時速50kmは出そうです。

で、ぶっ飛ばしていたら、前に戻っていたはずのSplashさんに追いついてしまいました。行きも帰りも同時になってしまいました。

今日の釣果

ということで、今日の釣果は、ギス1匹、トウジン1匹、カゴカマス1匹、シロムツ4匹でした。まあ、今日は狙いの赤い魚は全く釣れませんでしたが、新しいポイント探しのための釣行で、新しい魚が2種類も釣れたので、上々と言ってよいでしょう。

ポイント発見は道半ばですが、タックルをそろえて再挑戦したいところです。でも大型の電動リールは高いなあ・・・・

カゴカマスとトウジンは刺身で、シロムツは塩焼きで、ギスは蒲鉾になりました。カゴカマスの刺身は絶品でした。トウジンの刺身も意外に美味しく、なかなかでした。

ギスの蒲鉾は、今回はちょっと失敗。前回は一日置いてから作ったのですが、今日のギスは新鮮すぎて、身離れが悪く、苦労しました。

さて、来週から三月ですね。きむさんの復活も近そうです。深場釣りをどうするか、考えどころですね。

とりあえず3月第一週末は出張で出られないので、次の釣行は3月第二週を期待しましょう。きむさん復活で内房かな。

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赤い魚が釣れない・・・” に対して 10 件のコメントがあります

  1. すてきち より:

    釣行お疲れ様です!

    水深300mより深いところを調査とは夢が広がります!
    釣り番組のベニアコウなんてまるで漁ですから、ちょっとリフレッシュには向かないかなーと思ってました。
    電子武装したGakuさんの深海攻略がこれからどうなるか楽しみでなりません。

    自分も2月は出れなかったので3月はなるだけ出港しようと思ってます!

  2. Gaku より:

    すてきちさん、コメントありがとうございました。 そうそう、10本以上の針で狙うキンメやアコウは漁ですよね。我々もそう思っていて、あまり魅力を感じていなかったのですが、底の様子が見えるとなると釣りに行ってみたくなるのが釣り人ですよね(笑)
    でも、この釣りは、凪の日限定、一日三投限定とかでした方がよさそうです。私の釣りの最大の楽しみは、これまで釣ったことのない魚を釣ることなので、場所をどんどん開拓していくのは性ですね。アコウダイが一匹釣れたら満足して、また別の釣りに行きそうです。
    そのために深場タックル準備するのは無駄ですかねえ・・・  外房のいろいろなハタ探しも重要な課題なので、また外房に行きます。よろしくお願いします。

  3. ごとう より:

    以前沖ノ島からゴムボートでアコウダイを釣ってる人に会いました。
    冬なら300メートルくらいで釣れるそうです。

    あとラインは細い方が潮の抵抗を受けないのでアタリも取りやすいです。
    でもこの水深だとほとんどアタリは重くなるだけのような気がしますよ。

  4. Gaku より:

    ごとうさん、コメントありがとうございます。やはり狙ってる人がいるんですね。産卵期は相当上まで上がってくるので、ねらい目ですね。
    ラインの太さは、細いほうがあたりが取りやすいですか? 確かにラインが太いと流れでまっすぐ降りなくなるので、あたりは取り難くなりそうですね。
    今回、ギスのあたりが分からなかったので、これはラインが深海には細すぎて、PEとはいえ、伸びているのだと思ったのですが、そうではなかったのでしょうか。
    安いラインを使っているのが悪いのかもしれませんね。
    遊漁船だと、8号とかが推奨されていますが、お祭りを気にしなくて良い我々は、細いラインのままで深海を狙っても良いのでしょうか。このあたり、面白いポイントですね。

  5. 3.5馬力 より:

    ガクさんでたんですか。それにしても深場ですねー。写真だと随分沖ですね。この調子だと1級免許も取ったしtomboy売却して超深場可能なボートに乗り換えたりして?
    キムさんも500mタックル準備ですか。3月入ったので私も冬眠から復活ですね。来週出来れば出たいですね、私は300mが限界です。

  6. Fuku より:

    Gakuさん
     ご無沙汰しております。大変遅ればせながら今年も宜しくお願い申し上げます。
     相変わらず装備や対象魚等々、色々と挑戦されてますね!そのあくなき探究心には本当に敬服致します!!
     ヘタレボートフィッシャーの我々は、寒さが落ち着く3月中旬以降の始動を予定しています。シーズン最初は必ず何かしらトラブルが発生する老朽船体で出漁しますので、ぜひ一緒に釣行させて頂ければ幸いです。
     また近くなりましたらご連絡差し上げますね!

  7. Gaku より:

    3.5馬力さん、コメントありがとうございました。出張行ってて返信が遅れました。tomboyはまだまだ売りませんよ。tomboyで行ける範囲で深場を楽しみます。ぜひ3.5馬力さんもやりましょう!!  一日3回やったら、浅場に移動する感じだとは思いますが。
    きむさんも興味を持ってくれたので、二人で深場進出も可能かも。問題は波ですね。凪でないと行く気にならない沖です。3月には、またご一緒しましょう!!

  8. Gaku より:

    Fukuさん、お久しぶりです。コメントありがとうございました。ついつい新しいことばかり手を出して、基本を極めるのが疎かになっている気もしますが、まあ趣味ですから、楽しまなくてはです。
    3月は日曜に出る可能性が高いですが、毎週色々変わると思いますので、ぜひご連絡ください。凪である限りは毎週出たいと思っています。この週末は雨で駄目でしたが。
    またお会いするのを楽しみにしています。

  9. ゆういっち より:

    Gakuさん
    先日は海上で突撃訪問してしまいすみませんでしたー!
    SRM仲間がいると嬉しくなって見境なくなっちゃいます、、、
    私はGakuさんやSplashさんとお知り合いになれたことがこの日の一番の釣果(成果?)でした!

    またお会いしましょう!
    そしてぜひ一緒に釣行したいので、
    末永くよろしくお願いいたします!

  10. Gaku より:

    ゆういっちさん、コメントありがとうございました。いえいえ、お越しいただき、とても嬉しかったです。海上での釣り仲間が増えるだけでも嬉しいのに、さらにSRM仲間とくればなおさらです。赤いハンマーヘッドも良い感じでしたね。
    ゆういっちさんと長話をしてたおかげで、カゴカマスも釣れた気がします(笑)
    ぜひ一緒に釣行できるといいですね。楽しみにしています。今後ともよろしくお願いします。

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