イサキ開幕

先週は風が強く断念。今週末も土曜は天気が悪く、日曜も内房は強風予報だったので、外房に出かけてきました。風が出るまでの短期決戦でイサキ一本の勝負でした。前半は苦戦したものの、後半は安定してイサキが釣れ、それなりに満足の釣りになりました。オマケに、水中カメラ撮影もできて、面白い発見もありました。

またも強風予報

先週末は爆弾低気圧で強風の予報でしたが、結果的には日曜日は出ることが出来たようで、Splashさんから釣果報告も頂きました。今週も出るとのお話だったので、我々も出る場合は連絡すると約束して、週末を待ちます。きむさんも冬眠から戻ってきたので、復活戦です。

週末の天気予報を注視しますが、どうもイマイチです。金曜日、きむさんからメールが来ます。

「きむです。今週末はどんな感じですか?明日は雨予報ですね。」
「Gakuです。明日は雨ですね。明後日行けるかなあ。」

ということで、日曜の予報待ちです。

「Gakuです。明日は内房は昼頃から風が出そう。外房は風はないけど波が少しある。どうする?」
「きむです。館山は厳しいですね。じゃあ外房でイサキにしますか?群れが見つかれば勝負早いし調度よいかも」
「Gakuです。日曜だし、早く行って早く帰るのはいいかもね。そうしましょうか。」
「きむです。了解。ではイサキ装備のみで5時自宅発で行きます。」
「Gakuです。波が高いとアジになるよ。サビキは持ってきた方がいいかも。」
「きむです。了解です。サビキも持って行きます。」

ということで、日曜外房出撃が決定です。早速Splashさんにも連絡したところ、saiさんと同乗で外房に出ることになっているそうで、偶然行き先が一致しました。

当日は予定通りの時間で8時前に現地到着です。現地にはトレーラーが6台も駐車されています。さすがに皆さん昨日を避け、今日出航しているようです。saiさんのトレーラーもありました。

駐車場管理のおじさんがいたので、料金を支払います。

「今から出るの? 遅い出航だねえ。」

「狙いがイサキなんで、遅くても大丈夫なんですよ。」

「ああ、いさきか。」

ということで、8:30に出航です。

イサキポイントに直行

出航して船を進めると、アジポイントにもボートが数隻見えます。ちょっとアジを釣りたい気もしたのですが、今日はイサキポイントに直行です。15分でポイント付近に到着です。3艘のボートが釣っています。

「どうですか?イサキですよね。」

「こっちも今来たところ。」

ということで、まだ釣果はないようです。

我々も群れ探しを開始です。

しかし、群れがいません。小さな群れや、イサキっぽくない群れはあるのですが、いかにもイサキという群れが見つかりません。先に来ていた三艘も場所替えをしているので、群れが見つからないようです。

一応何かは居るようなので、釣りはじめますが・・・餌がぼろぼろになって上がってくるだけで、何も釣れません。

「これはフグか何かの群れじゃないかな。」

「少なくともイサキじゃ無さそうだね。別のポイントに行こうか。」

ということで、第二ポイントに行ってみますが、ここには魚影さえありません。

そして、第三ポイント・・・・やはり小さい群れがあるだけです。

結局、これまでの実績ポイントは壊滅です。新しいポイントを探すしかありません。多分、まだ海水温が低いので、イサキは少し深めの場所に居るのではないか、という仮説を立て、通常のイサキポイントより5m~10m水深の深い場所を探してみることにしました。

この水深で群れを発見したので、釣ってみます。そして何か掛かりました。しかし、この手ごたえはイサキではありません。

「来たけど、ウマヅラだ~~~」

「やっぱりウマヅラなんだ。餌取りはウマヅラ?」

「そうかもね~~」

と上げてみると、やはりウマヅラ・・・・と思いましたが、ちょっと違う気がします。

これはキビレカワハギのような気がします。

頭のとげの位置が微妙・・・でも色合いはキビレ

ウマヅラとキビレの見分けは、頭のとげの位置で、キビレだと真上かそれより前で、ウマヅラだと半分より後ろです。こいつは、まさに真上に棘があったので、多分キビレでしょう。

今日はこれが最初の釣果で、かつ針を飲まれてしまったので、キープすることにしました。

やっとイサキ

次にきむさんが、やっとイサキを釣ってくれました。11時です。イサキを見つけるのに2時間以上かかってしまいました。

しかし、ここにはイサキの群れも居るようです。3つの魚探の情報を駆使しつつ、群れの真上に少しずつ移動してみます。但し、今日は群れが少し動き回っているようで、完全に真上には入れません。時々回ってくる感じです。

群れが来たときに上手く仕掛が入れば、イサキが釣れます。ただし、当たりは小さく、追い食いもしません。活性が低いようです。

活性が高いのはウマヅラもしくはキビレです。さらにホシササノハベラも釣れました。

久しぶりにベラの塩焼きが食べたくなったので、キープします。

新しい魚探は分解能が高いので、魚種によって画像が変わりますが、まだまだ慣れていないので、良く分かりません。

これは時々出る画像です。大きめの魚が何匹か、単体で泳いでいるときに出ます。

この魚影が出たときに、仕掛を入れてみると・・・・予想通り、これです。

ウマヅラの一荷釣りでした。これは棘が明確に目より後ろにあるので、ウマヅラですね。

saiさん到着

こうして、ぽつぽつイサキを釣りつつも、ウマヅラにいじめられているところで、11時20分過ぎ、saiさんが南からやってきました。Splashさんも乗ってます。

オレンジハンマーヘッドは一目でsaiさんと分かりますね。

「どうでしたか?」

「マルイカ行ってたんですけど、なかなか釣れなくて。こっちはどうですか?」

「こっちはウマヅラですね。イサキもたまには釣れるんですけど、ウマヅラの活性高すぎです。」

「やっぱり今日はどこもイマイチなんですね。」

と情報交換して、saiさんは去っていきました。

海中の様子を見てみよう

さて、この後もウマヅラの活性は高いものの、徐々にイサキの活性も上がってきました。

「今日も最後のポイントでイサキが見つかってよかったね。」

「まあ、イサキが見つかったら、あとはそこでずっと釣るから、必ず最後のポイントで見つかることになるんだけどね(笑)」

と、余裕も出てきました。

私はウマヅラとイサキが十分に釣れたので、一つてんやもしてみましたが、流れが速すぎて底が取れず、釣りになりません。諦めて、海中ビデオ撮影をしてみることにしました。外房は透明度が高く、ポイントが浅いので、このビデオ撮影が楽しみです。内房ではなかなか出来る場所がありません。

まず最初に下のビデオをご覧下さい。画面いっぱいにして、見てくださいね。最初に出てくるのがイサキの群れです。結構よい群れですが・・・・その下に別の魚が出てきますので、魚種を当てましょう(笑)

ご覧いただけましたか? 分かりやすいのがこいつですよね。

これはイシダイですね。何匹か泳いでいます。ここで釣ったこともありますので、居て当然ですね。ウマヅラはほとんど写っていません。ウマヅラはイサキの層を泳いでいるからです。

中ごろから、真ん中の岩の前を泳いでいた大型魚が後半で岩の上に出てきました。こいつです。

これは多分コブダイですね。アオブダイということはないと思います。コブダイも居るんですね。釣ってみたいですねえ。下のほうにはタカノハダイも居ましたが、このビデオでは写っていません。

さて、問題はこいつです。

イサキの群れの下に、結構沢山いますよね。イサキより大型で、これだけ沢山居るなら釣れても良さそうなものですが、釣れませんでした。これ、何だと思いますか?

私も色々検討したのですが、絶対という自信は無いものの、多分これは「アイゴ」だと思います。毒針を持つ厄介者ですが、さらにこいつが増えると、海草を食い荒らして、磯焼けを促進してしまう問題児です。アイゴがこんなに沢山居ると、ちょっとまずいですね。

さて最後にもう一つビデオです。この上層のイサキの群れに、きむさんが仕掛を入れます。ビデオでは仕掛を見ることは出来ませんが、イサキが食いつくとどうなるか・・・・

下のビデオで、真ん中あたりのイサキにご注目ください。突然暴れだすのが、きむさんに釣られたイサキです。そのうちきむさんに巻き取られて、そのイサキだけ去って行きます。

見て分かるように、釣られたイサキは大暴れですが、周りのイサキは全く気にしていませんね。餌を食うのに一生懸命のようです。釣り損ねると、他の群れが去る、ということはイサキの場合は無さそうです。

この層にはウマヅラも沢山居るのがわかります。

こうして、ビデオ撮影をしていた12:30過ぎ、突然波が高くなります。天気予報どおりです。

「そろそろやめようか。」

「イサキ何匹居る?」

「30匹くらいかな。」

ということで、イサキも十分に釣ったので、納竿としました。

港に戻ってみると、急な天候の変化に対応して、皆さん一斉に帰港したようで、多くのボートが片づけ中でした。我々の後ろからは、有名なぐっちゃんが戻ってきました。

我々は堤防にボートを係留し、イサキの血抜きをします。小さいものは、この場でリリースです。

今日の釣果

今日の私の釣果は、キビレカワハギ2匹、ウマヅラ8匹、イサキ15匹くらい、ホシササノハベラ1匹でした。

イサキとウマヅラを刺身にして、今日はそのまますぐにカルパッチョにしてしまいました。イサキは刺身よりカルパッチョの方が美味しいと思うのは私だけでしょうか(笑)

久々のササノハベラの塩焼きが美味しかった・・・・ウマヅラは身だけにして冷凍です。来週の飛び石連休に唐揚げにしてみる予定です。

さて、次の週末は内房の深場挑戦が実現するでしょうか・・・・

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イサキ開幕” に対して 7 件のコメントがあります

  1. Fuku より:

    Gakuさん
     今度は水中カメラ投入ですと〜!装備が豪華で釣り番組を開設できそうですね!!
     我々は今週末辺りにシーズン開幕をさせようと企んでいたのですが、何とスターターは回るのですがクランキングせず、エンジンがかからない状況に直面し、あえなく釣行中止を余儀なくされました・・・。老体の船体なので、シーズン始めは毎年何かしら故障し悩まされます。
     おそらくリダクションギアの故障だと予想されますが、この週末は修理に明け暮れることになりそうです。
     出漁に出れない分、このブログの更新を毎日心待ちに楽しみにしております(笑)。
     船体が直って出漁可能になりましたら、またご連絡差し上げますね!

  2. Gaku より:

    Fukuさん、コメントありがとうございます。Fukuさんも始動ですか。楽しみですね。
    シーズン冒頭には色々とトラブルに見舞われますよね。私の船は新しいはずなのに、もうステアリングの固着が始まっているような・・・・困ったものです。
    水中カメラは40mしか下ろせないし、家に帰って再生して初めて何が写っているか分かるので、釣果には全く貢献しませんが、楽しいです。
    今週末もぜひ出たいけど、春の嵐ですね。

  3. ステキチ より:

    釣行お疲れ様です!

    水中動画は面白いですね!アイゴっぽのやらコブダイっぽいのも居るとはまだまだワンダー。
    アイゴもコブダイも餌が違うせいかイサキの外道で釣れたことがありませんので
    狙えばいけるかも!スレてないと思いますし。でもコブダイの餌ってお高いですよね(笑)

    自分の方はトレーラーの車検が終わってからです。3月中は無理になりました。
    今日車検に行ったのですが検査員からのダメ出しが多くていろいろ取っ替えて構造変更もしないとダメそうです(泣)

    次回の釣行記事も楽しみにしてます!

  4. Gaku より:

    ステキチさん、コメントありがとうございます。コブダイ釣りたいですねえ。餌は牡蠣が良いようなので、出航前に港の堤防で密漁して・・・(笑)
    アイゴはオキアミでも釣れる事があるのに、これまで外房では一度も釣ったことがありません。不思議です。外房も、まだまだ釣った事の無い魚が沢山居そうで、楽しみです。
    ステキチさんの出航は4月ですか? 車検で構造変更まで求められるとは、厳しい検査員さんだったのでしょうか。私も7月には初のトレーラー車検です。まあ、今回はまだ大丈夫だとは思いますが。
    お会いできるのを楽しみにしていますね。

  5. 匿名 より:

    gakuさん釣行お疲れ様でした。
    厳しい1日でしたね、海上で知り合いに会えるとなんだかホッとしますね。性格だと思うんですが
    一か所にじっとしていられず毎回動き回ってます(笑)釣果はいつも寂しいばかりです・・・
    今度は館山から出て沖の瀬でイカや底物挑戦してみます、イサキも好調なようです、真鯛もそろそろ
    ですね、きりが有りません・・・

  6. sai より:

    上のコメントは私です、名前入れ忘れました。あしからず。

  7. Gaku より:

    saiさん、コメントありがとうございました。saiさんの行動力にはいつも感心します。
    釣り方が違う友人が多いと、沢山色々な情報が入るので嬉しいですよね。次回の情報も楽しみにしています。
    いつか、内房の深場釣りでご一緒しましょう。

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