ステアリング固着修理

3月末から4月末にかけて、一ヶ月間ボートを使わなかったら、急にハンドルが重くなりました。で、結局動かなくなってしまいましたので、修理に出して、原因や対策を教えていただきました。やはりこまめなメンテナンスは重要ですね。

ハンドルが動かない

3月頃から、ボートを出して海上に浮かべ、最初にハンドルを切るときに、ハンドルが動かないという症状が出始めました。強く動かすと動き、その後は問題なく動くので、放置していたのですが、段々と具合が悪くなってきました。

ステアリングを色々と調べてみると、どうもエンジンの部分のパイプの滑りが悪くなっているようです。蓋を取って開けてみると、サビが結構付着しています。

反対側を開けてみると、グリスがぼろぼろになっていました。

しかし、この時点では、私はどうやってここにグリスを追加すればよいのか分かっていませんでした。KURE666とかを吹き付けてはみたのですが、それでは改善しませんよね。

saiさんに会ったので状況を説明すると、グリスニップルというところからグリスを挿すのだそうです。半年に一回くらい挿した方がよいようです。で、マニュアルを取り出してみると、確かにグリスを挿す場所が指定されていますね。

ステアリングのためには、下の図のピンクの枠で囲った部分にグリスを挿す必要があるようです。確かに最初にマニュアルを読んだときに、グリスを挿すように書かれてはいたのですが、そんなに頻繁に挿すべきとは全く知りませんでした(笑)他にもグリスアップすべき場所が沢山ありますね。

トーハツ取扱説明書より

修理に出そう

しかし、既に相当悪くなっている感じで、私では治せない気がしたので、修理に出すことにしました。修理はいつものイーストワンさんにお願いしました。

持ち込んでお話してみると、やはり海で使う場合はグリスアップが重要だそうです。ステアリングのパイプはステンレスですが、それを受けるエンジン側が鉄なので、どうしても塩水が入ると錆びて固着してしまうのだそうで、私のボートもその症状だそうです。

修理するには、エンジンを外して吊って、ステアリングパイプを抜いて掃除するという大修理が必要になるようです。結局ボートを預けて修理をお願いすることにしました。

ちょうど連休後の忙しい時期だったので、修理には3週間ほど掛かりました。戻ってきたtomboyのハンドルは、とても軽くなっていて感動的でした。部品の交換までは必要なかったということで、お金もそれほど掛からず、リーズナブルな価格で修理していただけました。

ジャバラで保護

しかし、このままでは、また固着するのは見えています。下の写真の部分に塩水がかかるので、左右に動かすと、少しずつ塩水が右側のパイプ内にしみこんでいくのです。

これを防ぐには、この部分をじゃばらでカバーするのが一番ですよね。昔ステキチさんが123tomboyを入手した際に、最初にこの部分にジャバラを取り付けたという記事を読んではいたのですが、私はその価値がイマイチ分からず、放置していました。

ところが、先週会ったGood Speedさんのハンマーヘッドも同じようにジャバラが取り付けてあり、これがあると2~3年に一度のグリスアップでも大丈夫なのだそうです。これはぜひ取り付ける必要がありますね。

ということで、キサカダイレクトさんに早速注文です。

翌日には届きます。取り付けはステアリングパイプに繋がっているアームのネジを外して、ブーツを差し込んで、両端を留めるだけですから簡単です。こんな簡単なことで固着がし難くなるなら、もっと早くすればよかったと後悔です。

ちなみに、この蛇腹をつけると、右旋回のハンドルの効きは変わらないのですが、左旋回のハンドルの利きが少し悪くなります。これまでは、ステアリングパイプは残り1センチのところまでエンジン内に入っていたのですが、このブーツをつけると、最短長が5センチくらいなので、ブーツがそれ以上縮まず、それ以上にはハンドルが切れないからです。

まあ、右回りは問題ないし、そんな急ハンドルをすることも無いので、全く問題ないですね。それよりも固着防止効果が高いことを期待しましょう。

グリスガン購入

カバーはしても、やはりグリスアップはしなくてはなりません。自分でグリスアップできるように、グリスガンを買ってきました。

近くのジョイフルホンダで買ってきたのは、このグリスガンです。カートリッジでもパイプの中にグリスをつめても使える両用タイプです。

あわせて、フレキシブルホースも買ってきました。

買ったのは25センチほどのチューブ1本だけです。これがあれば、グリス注入も簡単ですね。グリスニップルに差し込んでグリスを注入すれば良いようです。

今回グリスはイーストマリンさんから譲っていただきました。ヤマハなどの純正グリースに比べると安いですが、それだけ遠慮なく使えるので、ちゃんとグリスアップするのはこのグリスが最適かもしれませんね。

ということで、修理は終わりましたが、諸事情でしばらく出漁できそうもありません。次はいつになることやら・・・・

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ステアリング固着修理” に対して 5 件のコメントがあります

  1. ステキチ より:

    こんばんわ
    ステアリングロッド固着でしたか!
    新艇でも2年持たないんですね。

    ブーツ履かせると釣行後の油差しはしなくて良いし、メンテ頻度はかなり伸ばせるので週末漁師には必須ですね(笑)
    ちなみにブーツ履かせても固着した人が仲間に居たのでやはりメンテは必要です!ブーツ履かせて2年目突入したのでちこっと中身見てみようかと思っております。

  2. HH140 より:

    ステキチさんが購入したTB123はハンドルの切れを良くするためにブーツは外してました!
    毎週乗れば全く問題無かったですよ!

  3. Gaku より:

    ステキチさん、コメントありがとうございました。ステキチさんがブーツをはかせたのはウエブで見ていたのですが、そこまでしなくても大丈夫だろいうと甘く見ていました。
    今後はきっちりとメンテするつもりです。海外出張中でお返事が遅れ、失礼しました。

  4. Gaku より:

    HH140さん、コメントありがとうございました。HH140さんはステキチさんのtomboyの元オーナーさんですね。なるほど、ブーツなしでも毎週乗れば大丈夫でしたか。今回、一か月全く乗れなかったのが敗因でした。今後は乗らなくてもハンドル動かすようにします!!
    ハンドルの切れがどの程度悪くなるのか、次回の出漁が楽しみです。

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