真夏のイサキ釣り

お盆前、真夏の釣りに行ってきました。きむさんがイサキを釣りたいというので、新しいイサキポイントに挑戦してみることにしました。しかし、そのポイントはメジナの山で、メジナの中からイサキを拾い釣りしてなんとか目的を達成しました。暑い中の釣りでしたが、日よけ設備の効果を感じるなど、収穫もありました。

ベトナム旅行

8月の第一週は休暇を取って、娘とベトナム旅行に行ってきました。ホイアン、ダナン、フエ、ドンハ、ハノイと、各地をまって世界遺産中心に観光してきました。勿論、各地の魚市場にも行きました。見慣れた魚も、見たことの無い魚もいました。

ダナンの市場の魚屋さん

ダナンでは海鮮レストランにも行きました。水槽やたらいの中で生きてる魚介類を好きなだけ選んで、好きな方法で料理してもらうのです。人気は伊勢海老のようでしたが、我々はオマール海老(現地名はアラスカ)や渡り蟹、海老、ハマグリなどを食べました。魚はハタやヤガラが置いてありました。イセエビは超大型で一匹5000円くらいですから、日本に比べると相当安いですね。

真夏の釣り準備

実は、ベトナムに行く前に、真夏の釣りに備えて、船に屋根を取り付けられるようにしてみました。

といっても、紫外線よけの布を四箇所の竹棒で支えただけの簡易屋根です。竹の棒は竿立てに挿してあるだけですから、風が吹けばすぐに外れます。このため、船が横転する危険はありません。

問題は、この幅が、どの程度釣りの邪魔になるかです。でも、夏の暑さには勝てませんから・・・・・今回の釣りは、この屋根の実験も兼ねています。

この日よけがどの程度効果がるか、楽しみです。

イサキが釣りたい

木曜日にベトナムから帰国し、金曜は仕事に出て、土曜に釣りです。ベトナムで疲れ切ったので、ちょと体力が心配です。

でも、久々の釣りなので、車中でいろいろと検討です。

「最近何が釣れてるの?」

「みんな出てないから分からない。saiさんは出てるけど、沖で回遊魚狙いらしい。キスは釣れてるみたいだよ。」

「キスかあ・・・・今日は新しいイサキポイントに行けそう?」

「今日は風はないけど、台風の波が入ってきてるから、波は結構高いよ。」

「ウマヅラポイントまでは行ける?」

「イサキポイントは無理かもしれないけど、南からの波だから、ウマヅラポイントは大丈夫じゃないかなあ。」

「今日はイサキが釣りたいんだよね。家内がイサキに期待して山芋を冷蔵庫に準備してたんだ。」

「イサキの山掛け美味しい?」

「うん。イサキを漬けにして山芋と合わせると美味しいよ。」

「そうなんだ。イサキ釣れるといいねえ。」

ということで、今日はイサキ狙いで釣行することになりました。

まずはウマヅラポイントへ

現地には先客のトレーラーが三台ありました。一台は3.5馬力さんのもので、もう一台はSplashさんです。出航と同時に、早速お二人にメッセージを送ります。8:30です。

海は予想通り、少し高めの波があり、荒れているので高速は出せません。ゆっくり進みます。

ともかくまずは、深場にいるはずの3.5馬力さんを見つけようと進んでいたのですが、3.5馬力さんからLineに返信があり、キス釣り中とのこと。この返信を受け取った時には、すでに深場にいたので、今回は3.5馬力さんとすれ違いになってしまいました。

「今日はどこから攻める?」

「きむさんがイサキ狙いならイサキポイント行ってみようか。」

「うん。行こう。」

「じゃ、途中にウマヅラポイントがあるから、そこに寄ってから行くね。」

ということで、9:15にウマヅラポイントに到着。今日の釣り開始です。

で、良い当たり・・・・・早速ウマヅラです。この大型が2匹かかると上げるのも一苦労で疲れました。

きむさんはちゃんとイサキを釣っています。さらにマダイまで釣りました。

私の方は次もウマヅラ・・・・リリースです。

東の方からSplashさんが登場です。

「イサキは釣れましすか?」

「イサキはこれからです。今までキスやってました。」

「じゃあ、我々も一緒にイサキポイント行きますね。」

と一緒にイサキポイントへ移動することにしました。10:00に移動開始です。

魚影は濃いが

20分ほど走って、初のイサキポイントに入ります。Splashさんは一人乗りで軽快に走って行ったので、だいぶ先にいますが、このあたりからポイントのはずなので速度を遅くします。波は高いものの安定しているので、釣りの不安はありません。早速ポイント探しです。船の速度を落として、魚探が写り始めると・・・・下には大きな群れです。

「群れがいるね。ここでやってみようか。」

ということで、早速仕掛けを入れてみます。すると・・・・すぐに当たりが出ます。しかし、この当たりはイサキにしては強すぎます。

「イサキじゃないなあ・・・ウマヅラかなあ・・・」

と言いつつ巻き上げると、上がってきたのは3本針に3匹。メジナ、メジナ、イサキでした。大型のメジナが二匹もついていれば重いはずです。

きむさんは大型イサキを釣っていますが、やはりメジナの方が多いようです。

しばらく釣ってもメジナの山から逃げられないので、Splashさんのほうに移動しますが、Splashさんも苦しんでいるようです。

Splashさんによると、いつもより流れが弱いそうです。それでメジナばかりが釣れるのかもしれませんね。生簀はイサキよりメジナで満杯です。こうなったら、メジナはどんどんリリースです。

イサキは時折釣れるだけで、大きさもばらばらです。写真のような小型まで釣れました。これはリリースです。

波が高くて船が上下動をするので、だんだんと気持ちが悪くなってきました。そんな中、仕掛けを上げていると、上がったところで魚が掛かります。何かと思ったらとびうおでした。これは珍しい釣果ですね。

しばらく釣っていると、海上保安庁の巡視船がやってきました。

「プレジャーボートの皆さん、お邪魔します。今日は台風のせいで、だんだんと波風が強くなる予報ですから、強くなったら早めに引き上げてくださいね。」

と声をかけて去っていきました。館山湾の海上保安庁さんは、こうして時々廻ってきて、貴重な助言をしてくれます。本当に親切ですね。

昼になって、空も晴れて暑くなってきました。ここで屋根の取り付け実験です。

この屋根、予想以上に快適でした。夏でもこの屋根があれば釣りができそうです。まあ、今日は風が吹いていたので、日陰なら結構涼しい状態だったのでしょう。

さて、釣りの方は、私は気持ちが悪くなったので休憩です。ベトナム旅行の疲れもあって、体力切れです。ぼんやり海を眺めながら、きむさんを待ちます。きむさんがポツポツとイサキを拾い釣りしますが、やはりメジナが多くて疲れるようです。

13:00前に、ついにこのポイントを諦め、ゆっくり戻ることにしました。

実績ポイントめぐり

13:00にウマヅラポイント再訪ですが・・・・やはり今日はここでは釣れません。

次の漁礁ポイントでも魚影はあるのですが食いません。

三つ目のポイントも駄目。

「駄目だね。最後にイトヨリポイント行って流そうか。」

「そうだね。」

ということで、14:00にイトヨリポイントに到着。ここから風に流されながら釣ることにしました。

最初に魚をかけたのはきむさんです。なかなか良い引きのようですが、屋根に竿が当たってしまい、道糸がつかめません。ちょっと手間取っているうちに、魚が外れてしまったようです。やはりこの屋根、釣りのためにはもう一工夫必要そうですね。

しばらくして、私の方に当たりがあり、ソコイトヨリが上がってきました。

ソコイトヨリは同じ場所で何匹か釣れることがあるので、次の可能性を求めて釣っていると、巻き上げたきむさんの仕掛けに何か掛かります。上がってきたのは小型のシイラでした。

これを打ち止めとして15:00に納竿しました。

今日の釣果

今日の私の釣果は、ウマヅラ3匹(1匹リリース)、イサキ4匹(1匹リリース)、メジナ多数(2匹キープ)、ソコイトヨリ1匹、トビウオ1匹でした。

トビウオは種類が多いので区別が難しいのですが、第三軟条から分枝があり、透明な羽なので、今回釣ったトビウオは代表種である「トビウオ」でしょう。

トビウオのたたきはまったりとした味で、とても美味しくいただけました。ウマヅラも刺身にして肝和えで頂きました。

メジナは定番の塩焼きにしたのですが、どうもいつもの美味しさがありません。これは、夏だからなのか、釣り場が違う(いつものメジナは外房)からなのか・・・・なぞが深まりました。まあ、普通に美味しかったのですけどね。

イサキとソコイトヨリは翌日刺身とカルパッチョ、そしてお茶漬けになりました。イサキもイトヨリも美味しいですね。やはり刺身が魚は一番美味しい気がします。

さて、しばらくは港もお盆休みです。次の出漁はいつになるかなあ・・・・

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真夏のイサキ釣り” に対して 6 件のコメントがあります

  1. としちゃん より:

    はじめまして、いつもブログを拝見させて頂いております。当方もトレーラブルボートで釣りをしていますが、近々ボートの買い替えを検討しています。
    123TOMBOYですが、座席が前方にあることでの乗り心地や波しぶき等かぶりやすいとかございますでしょうか?
    参考までにTOMBOYの良いところ、悪いところ等お教え頂けると幸いです。

  2. Gaku より:

    としちゃんさん、コメントありがとうございました。お返事が遅くなり大変申し訳ありません。ここのところ暑さや台風で全く釣行できず、HPの管理も疎かになっていました。失礼しました。
    123tomboyは前方に座席があるので、走行時の運転席の上下動は後ろに座席があるものに比べると大きくなります。座ったまま波の高い海を走ると、お尻や腰が痛くなるので、立ち上がって操舵したほうが良いですね。実際立って操縦するほうがする方が眺めも良くて快適ですし、平穏な海や低速走行時は座っての操舵でまったく問題ありません。
    波をかぶることは殆ど無いですね。斜めから高い波にぶつかると波しぶきは受けますが、私はあまり高速で走らないので、波しぶきでびしょ濡れといった経験はありません。ゴムボートのころは良くありましたが。
    前の座席がゆれやすい分、後ろのゲストポジションは快適のようです。但し、生簀を開けたまま高速で走ると水が噴出すので、そこは工夫が必要です。
    良いところは、なんといっても操縦席を動かずに、ipilotの操作も、釣りもできることですね。一人で釣りに出ることが多いなら、とても快適だと思います。欠点は、波があると高速が出し難いことと、航行区域が沿岸小型船舶ので沖合5海里までとなることでしょうか。
    参考になると良いのですが。

  3. としちゃん より:

    お忙しい中、御返信ありがとうございます。当方もシュガーレイマリンさんのハンマーヘッドに乗っているのですが、保管場所の問題と一人での釣行が多いため、サイズダウンでTOMBOYを検討している所でした。実際に使用されている方の貴重な御意見が聞けて非常に参考になりました。今後も安全には気を付けられてすばらしいマリンライフをお過ごし下さい。

  4. あひ より:

    こんにちは~♪

    魚種豊富ですね。ちゃんと狙って釣っておられるところがスゴいです!
    夏のメジナは猫マタギといいますね。冬のそれとは雲泥の差なんですかね。

  5. Gaku より:

    としちゃんさん、なるほど、ハンマーヘッドにお乗りなら、違いは小さいですね。ハンマーよりも少しだけ着水時の衝撃が小さくなっています。社長さんが工夫したそうです。乗り比べないと分かりませんが(笑)

  6. Gaku より:

    あひさん、お久しぶりです。内房のメジナがイマイチなのは謎です。冬になると美味しくなりますかねえ・・・・

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