釣行リハビリ(ゴムボート編)

今年初の釣りです。いつもの館山湾に釣行してきました。それなのに、なぜリハビリというタイトルなのか? それは、トラブル満載で十分な釣り時間がとれず、その上坊主だったからです(笑)この回は釣行としてはノーカウントということで、宜しくお願いしますwww

オレンジペコを送り出す

3年前に船を123tomboyに乗り換えた後、その前に使っていたインフレータブルのオレンジペコは車庫で眠っていました。2018年の4月に、一度だけ復活したのですが、それ以降2年間、全く使わないままで、やはり使う機会が激減することを痛感します。しかし、オレンジペコ自体はもう古いので、売りに出すことも出来ず、そのうちゴミになるかなあ・・・などと思っていました。

そんなときに、トレーラブルボート仲間だったFukuさんが、諸事情でボートを手放すという連絡を受けました。手放した後は遊漁船メインになるものの、やはりマイボートの自由度は手放しがたく、ゴムボートでも買おうかと検討しているとのこと。では、私のオレンジペコを使いませんか、と提案してみます。

私は一人用のゴムボートをもう一つ持っているので、二人用のオレンジペコは今後も出番が無さそうです。捨てるくらいなら、使ってもらえると嬉しいという感じです。

エンジンはジェイも1馬力と、草刈Eさんから譲っていただいたホンダ2馬力エンジンがあるので、2馬力のほうを貸し出してみて、2馬力でいいということなら買い取り、やはり5馬力にしたいということなら2馬力エンジンは返却、という形で提供することにします。

で、相談しているうちに、最初の一回は一緒に出て、ゴムボートの組み立て方や使い方などを伝えることになりました。私としても2年以上放置しているボートを、そのまま渡すのは心配だったので、一緒に使ってみるのはありがたい計画です。早速準備を進めます。

組み立てに大苦労

いちおう前日に、一度膨らませてみることにしました。ボートを持ち出し、空気ポンプを繋いで見ますが・・・ポンプが動きません。たまに動くのですが、すぐに止まります。このポンプを購入するとなると、三万円です!!

しかし、これは予想していた事態で、問題ありません。なぜなら、もう一台、一度も使っていない空気ポンプがあるからです。オレンジペコを買う半年前に、一人用にワンダーマグというボートを買ったので、その時に一緒に買った電動ポンプをずっと使っており、オレンジペコと同時購入のポンプは全く使わないまま置いてあったのです。

これを持ち出して、空気を入れてみますが・・・・最初は順調なのに、なぜか200ミリバールほど空気圧が出たところで、ポンプが止まってしまいます。ボディは200あればよいのですが、エアフロアは500ミリバール欲しいところです。仕方ないので、足ふみポンプで追給することになりました。

これで、ボートは無事膨らみます。エンジンはすぐに掛かって、問題なく動いています。オイルもちゃんと入っていることを窓から確認しました。本当にしたのですよ。ちゃんと窓の真ん中に線があったのです・・・・

で、ボートを3時間ほど放置しますが、全く空気漏れは無さそうなので、安心して準備を終わります。

ついに本番

入梅で天候不安定で、なかなか出れる日がめぐってきませんが、やっと日曜日に出れそうです。月曜は仕事なので、早く出て早く帰ることを前提に準備を進めます。朝我が家に集合し、二人で館山に向かいます。

ボート出し場としては、定番の島が閉鎖されているので、元名海岸、岩井海岸、富浦海岸、北条海岸などの海水浴場から出すしかありません。今回は館山湾を選びました。初めての場所です。

2年前の前回、久々にゴムボートを使ったときには、様々なミスがありました。列記してみると、

トラブル1:エンジンが車に載らない
トラブル2:バッテリーが充電不足
トラブル3:空気が入らない
トラブル4:エアフロアが出せない
トラブル5:工具セット忘れた!
トラブル6:オール一本忘れた
トラブル7:ガソリン予備タンク忘れた!
トラブル8:タブレット忘れた!
トラブル9:帽子忘れた!
トラブル10:ドーリー上げるの忘れてた!
トラブル11:ナイフ忘れた
トラブル12:デジカメのメモリカード入れ忘れた!

という感じだったので、今回はこの記事を読み返し、トラブルのないように準備を進めました。準備は一応整います。懐かしいオレンジペコの雄姿に感激です。

久々の海上

さて、久々の出航です。7:20に出ました。今回の操船は練習がてらFukuさんにお願いします。

半年ぶりの海上です。海の上に出れるだけで嬉しいですね。今日は完全な凪です。

しかし、魚探が不調です。昨日ちゃんと充電したのですが、古い電池なので、電圧不足のようです。Fukuさんの持っていた電動リール用バッテリーを使わせてもらうと、無事動きました。一つ目の失敗ですね。

しばらく進んだところで、イワシっぽい群れがいました。この辺りで、キス狙いをして見ます。Fukuさんは早速キス狙いですが、私は久々に水中映像の撮影をしてみることにしました。水中映像用のカメラから見た私の画像です。赤っぽいのは、水中撮影用にホワイトバランスを水中光に設定しているためです。

水中に入ると自然な色合いになります。ここで、大きな失敗が写真に写っているのですが、分かりますか?(笑)正解はこの後で出てきます。

内房での水中映像はあまり撮った事がないのですが、やはり透明度が低く、外房とはだいぶ違いますね。下の写真は真上のボートを見ているはずなのに見えません。透明度は5m程度ということですね。イワシの姿も映っていませんでした。

やはり水中映像は外房でないと駄目ですね。ということで、カメラの役割は終わりです。

キスを探して

キスを探してうろうろします。3.5馬力さんから漁港周りに居たという話を聞いていたので、そちらに向かいます。8:00です。

しばらくすると、Fukuさんの竿に当たりがあったようです。何かな~~キスだと良いなあ~~~と思いながらまっていると、茶色い背中が見えます。

「キスだ~~」

と喜んだのですが、よく見るとキスではありません。キスサイズのエソでした。

残念、キスは居ないようです。ここからキス探しにうろうろしますが、キスを見つけることは出来ませんでした。

8:30頃、ついにキスを諦め、少し深い25mまで行ってみることにしました。

エンジン不調

ポイントに向かってしばらく走っていると、エンジンが止まります。ガソリン切れ? ということでガソリンを追加すると動いたのですが、またしばらく走ると止まります。Fukuさんから、プラグを調べる?と言われたところで、工具を載せ忘れたのに気が付きました。前回と同じ失敗2つ目です。

さらに、3つ目の失敗に気がつきます。

「ドーリー上げてなかった!!」

先ほどの水中から見たボートには、ドーリーがはっきりと写っていますよね。これがエンジンに負担になったのかも知れません。冷やせば動くので、オーバーヒートしているようです。

とりあえず、アンカーを入れ、この場で釣ることにしました。

Fukusさんがキス仕掛で何か掛けますが、ハリス切れで逃します。

次もFukuさん、ジグで何かを掛けますが、また途中でバレます。

Fukuさん、三度目の正直で釣りました。良型のホウボウです。

この後もエンジンが冷えたら、止まるまで海岸に向かって走り、エンジンが止まったら、アンカリングして釣るというパターンを繰り返します。

Fukuさんはジグで、私は餌釣りです。しかし、私の方には何も来ません。実は一度ハリス切れで上がってきたので、フグが掛かったのかも知れません。

Fukuさんの方は、さらにマルソウダを釣ります。ここで血抜きをするためのナイフを持ってくるのを忘れたことに気付きましたが、これもFukuさんが持っていたので大丈夫でした。失敗4つ目です。

この頃から風が強くなり、走錨するようになって来ました。今日の風は東風なので、折角海岸に向かって戻っていたのに、また遠くなってしまうのです。

この状態はあまりよくありません。エンジンは冷やせば掛かるものの、長続きしないし、いつ掛からなくなるか分かりません。

そうこうしていると、近くにボートが一台来ました。ジグで何か狙っているようですが、何もいないようで、また去っていきそうです。ここで逃すと、次のチャンスは当面無さそうだったので、大声を掛けてお願いします。

「すいません、エンジン不調なので、陸のほうに引っぱってもらえませんか?」

ボート釣り師はみんな親切ですよね。すぐに引っぱってくださることになりました。おかげで11時には出航地に戻ることができました。お世話になったプレジャーボートの方、ありがとうございました。

といことで、11:30には沖上がりです。

結局前回失敗した12のうち、4つを再現してしまい、さらにエンジン不調という大問題を起こしてしまいました。

それでも久々の海上は幸せでしたし、何もつれなくても竿を出せただけで満足でした。

釣果がないので・・・

今日は釣果がないので、帰りにFukuさんに紹介してもらった「まるい鮮魚センター」という魚屋さんに立ち寄って、お土産を買うことにしました。キンメやクロムツなどが並んでいましたが、選んだのは太刀魚です。太刀魚釣りにも行きたいなあ・・・・

以上、久々のゴムボート出航は坊主ではありましたが、Fukuさんと色々話ができて楽しかったし、海は快適で幸せな釣り日和だったので、満足しました。

翌日朝、ふと気が付いて目覚めます。「空気ポンプって、自動停止機能が付いてたのでは?」

そうです。あのポンプは外側のリングで気圧を指定すると、その気圧まで入ったところで、自動的に止まるのでした。ということで、ポンプに故障がないことが分かり、一安心です。

ちなみにFukuさんによると、エンジン不調の理由はオイル切れだそうです。オイル確認したのになあ・・・もしかすると、あの線は汚れだったのだろうか・・・・

いずれにせよ、無事オレンジペコを嫁に出せたのはほっとしました。次はワンダーマグも膨らませてみようかな。

ともかく、次はトムボーイで出航するぞ!! エンジン動くといいなあ・・・

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釣行リハビリ(ゴムボート編)” に対して 10 件のコメントがあります

  1. 3.5馬力 より:

    ガクさん久し振りの釣りはなんかやっちゃいますね。私はエンジン忘れて途中から自宅に戻りました。チェックシートはあるのですがエンジンそのものはリストに無かった。まさか忘れるとは思っていないですからねー。
    キャンプ宴会セットで機会があれば是非!

  2. Fuku より:

    Gakuさん
     この前の日曜日はボート教習を兼ねてお付き合いありがとうございました。エンジン不調ですぐに沖あがりになってしまったのが残念でしたが、私も昨年末以来久しぶりに大海原に浮いて、かなりリフレッシュさせて頂きました!。
     さて、オーバーヒート症状(熱だれ)の原因ですが、まず船外機のオイルはやはり規定量入っていました。Gakuさんのご自宅から横に寝かせて自宅に搬送し、時間がたたないうちにオイル量をチェックしたので、おそらく色々な部分に入り込み、オイルがゲージの位置に戻るまで時間がかかっただけのようです。翌日確認したら、しっかりと規定量の位置に戻っていました。
     さっそくキャブのオーバーホール、エンジン&ギアオイルの交換、シリンダーヘッドやドレインボルトの錆対策品に変更するため、BF2Dのエキスパートショップ(滋賀県にある安原エンジンサービス)に純正部品やメンテナンス用品を注文し、本日ほとんどの作業が終了しました。その際、オーバーヒート症状の原因について同ショップに聞いてみましたら、「燃料キャップのエア抜きの緩め不足がほとんどだ」との回答を頂きました。そうでなければ焼き付いている可能性があると・・・。オーバーホール&メンテナンスが終わりましたので、近いうちにまた試運転して様子をみたいと思います。
     お借りしている船外機は、完調に戻してからレンタル後返却致しますね(そのまま買取になるかもしれませんが)!また、電動空気入れも故障していなかったようなので、時期を見てお返し致します。
     明日は久々のTomboyによる出漁が実現できると良いですね!
     またご一緒させて頂ける日を楽しみにしております。

  3. Gaku より:

    3.5馬力さん、コメントありがとうございました。
    エンジンを忘れるって、なかなか無いですね(笑) 私はタックルボックスを忘れて、釣り場近くの釣具屋で一式買い揃えたことがありますが(笑)
    用心していても、なかなか完璧には行きませんね。

  4. Gaku より:

    Fukuさん、日曜は心配をおかけしました。オイルではなかったのですね。でも、焼きつくようなことはしてないし・・・・長い間使わなかったエンジンをすぐにフルパワーで回したのが悪かったでしょうか。エンジンは難しいです。Fukuさんはエンジンに詳しそうで羨ましいです。
    Fukuさんのボートでの出漁楽しみにしていますね。123tomboyでも、ぜひご一緒しましょう。楽しみにしています。

  5. 田中 より:

    田中と申します。ネットサーフィンで流れて参りました。ゴムボートからのトレーラーとステップアップかっこいいですね!
    ブログ読みました。
    もしご迷惑でなければ私の悩みのアドバイスをいただきたく。
    私は分割FRPに乗ってたんですが重たすぎて売り払い、その代わりゴムボートの購入を検討してます。海での利用で、レッドキャップ265かJキャット305で悩んでます。
    一人がメインなのでレッドキャップ265でぴったりと思う一方、ごくたまに友人を連れて行く場合に辛いなと。Jキャットは二人ならぴったりな一方、一人だとオーバースペックのような気がします。
    今のところ、レッドキャップ265にして2人乗りの際には艤装で船内を広くする工夫をしたらどうかと思っているところです。
    ワンダーマグやオレンジペコを乗られているのでと思いご連絡しました。
    経験を踏まえたアドバイスよろしくお願いいたします!

    以下調べました!
    オレンジペコ305ワイド
    全長305・全幅156・チューブ径40・船内長220・船内幅76、総重量35キロ

    ワンダーマグ250
     全長245・全幅138・チューブ径37・船内長175、船内幅64、総重量26キロ

    レッドキャップ265
    全長265・全幅150・チューブ径40〜48・船内長190・船内幅70、総重量30キロ

    Jキャット305
    全長305・全幅158・チューブ径43〜48・船内長225・船内幅72、総重量32キロ

  6. Gaku より:

    田中さん、こんにちわ。ボート選び、私と同じ経緯ですね。私も最初の分割FRPが重すぎたので、2台目はともかく軽くということでワンダーマグにしました。軽かったのは大正解ですが、初期のワンダーマグはドーリーが付かなかったので海岸まで運ぶのに苦労しました。あと、やはり二人で使うには少し小さかったですね。
    私のオレンジペコはワイドではないサイズですが、今はワイドが同じ重さになって、ワイドではないタイプは販売されていないようですね。この35キロという重さは、一人で取り回す限界ですね。一人でも出航はできますが、やはり疲れます。トランサムドーリーだけでなく、ファクトリーゼロさんのバウドーリーF750があると、かなり楽になります。
    いつも2人で、5馬力とかへのアップを考えているならオレンジペコかJキャット以上をお勧めしますが、2馬力で、通常は一人で時々二人なら、軽いほうが良いので、レッドキャップの方がいいと思いますよ。義弟はこれを使っていました。
    ただ、最近のボートで選ぶなら、私ならラ ポッシュ290かなと思います。この軽さは魅力ですし、船内長215あれば二人でも快適です。ラ ポッシュは3.5馬力さんが最近お気に入りで使ってますよね。私の経験でも、ゴムボートの安全性は高く、小さな穴なら全く問題ないので、少しくらいゴムが薄くても軽い方を選びたいです。もう歳なので、重いのは無理です(笑)
    ボート選びは楽しいですよね。良いボートが入手できると良いですね。

  7. 田中 より:

    ペンションありがとうございます!
    おっしゃるとおりラポッシュは始めに購入対象にしてました。記載されているとおり生地とトランサムの狭さが気になっていて何か危ないのかなと外してました。
    確かに3.5馬力さんや他の方も普通に乗られているので問題ないのかもしれませんね。
    ありがとうございます!
    ラポッシュももう一度検討してみたいと思います!

  8. Gaku より:

    田中さん、ボート検討は進んでいますか? あとでふと思ったのですが、田中さんボート乗り場が岩場とか、コンクリートのフジツボ地帯とかを通るのであれば、ゴムは厚いほうが安心かもしれませんね。私は基本砂浜から出して、深いところで釣るので、穴が開くのは魚の攻撃か自分でナイフや針を刺すしか考えていなかったのですが、岩場に衝突する可能性などがあるなら要注意かもです。ではでは

  9. 田中 より:

    なるほど。メインは砂浜で、漁港からの出船なんかもたまにあると思います。岩場はないと思います。
    色々考えたのですが、一定の安定性が確保できるなら、毎回重いのを引くよりも漁港の場合は傷つかないように細心の注意を払うって方が性に合うなと思いました。
    理想のボートはないと思いますので、後悔が少なそうなのがラポッシュかなと今のところ考えてます!お気遣いありがとうございます!

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