魚探が届きました

新しい魚探が届きました。画面が大きくなっただけで、私が使える新しい機能は無くて残念なので、地図だけでも新しくすることにしました。newpecや海上保安庁の海図などを入れてみます。その他魚探関連の情報を書いておきます。

魚探到着・早速設置

米国から無事?荷物が届きました。とはいえ、さすが米国、ダンボールの下角中央部には5センチほどの穴が開くほどの窪みがあり、その上から透明のテープが貼ってありました。これは出荷時からなのか、途中でのダメージなのか不明ですが、まあ、中身には影響がなかったので問題ありません。

細かいものを注文したので、メーカーから取り寄せていたのでしょう。発送まで一週間かかりました。しかし、発送されてからは3日で到着です。早いですね。

送られてきたのは魚探本体と、NMEA2000のコード(6フィート)、Tコネクタ、RAM架台です。

これでとりあえず5年前に購入したELITE-4 CHIRPを引退させ、新しい配線に切り替えました。電池4つ体制は変更無しです。魚探3つの電源が26Ahで足りるかどうかが心配です。計算上は大丈夫なのですが。

設置は元々ELITE-4 CHIRPが取り付けてあった場所に、新しいElite 9 ti2を取り付けることにしました。左右をちょっと調整して取り付け完了です。

前から見るとカッコいいのですが、後ろから見ると、コネクタ部分が完全に露出しているので、走行時に潮をかぶりそうです。Lowranceの防水がどこまで信頼できるか・・・ま、実験ですね。

Lowranceは地図の自作が売り!

ところで、私が海釣り仲間には余り人気のないLowranceの魚探を使い続けているのは、海底地形図の作成が楽しいからです。

最近の魚探には、実際に釣りながら海底地形図を作っていく機能がついていますが、経験上、あの機能で作られる地図の精度はあまり良くありません。特に深いところでは全く駄目ですね。やはり収集したデータをちゃんと処理した上で地図作成に使わないと精度がかなり落ちると感じています。

Lowranceを使い始めた頃、魚探の送信記録から自動的に海底図を作り出すDr.depthというソフトが登場しました。このソフトにも興味があったのですが、その会社は企業買収で消え去りました。

で登場したのが、ReefMasterというソフトです。このソフトは魚探に記録したソナーデータからLowranceで使えるAT5形式の海底図面を作り出してくれる面白いソフトです。数年前にバージョン2.0に進化して、データの事前処理が快適化するなど、使いやすくなりました。出来上がった地図は3Dでぐりぐりと動かすことができるのも楽しいです。

館山湾を西側から見た立体画像

下のページからオンラインで購入($199)できます。14日間の無料試用期間もあります。

https://reefmaster.com.au/index.php/products/reefmaster

もう一つ、無料のソフトで、写真や図面などの画像をAT5の地図に変換してくれる便利なソフトもあります。Insight Map Creatorというソフトです。現在ではLowranceからの配布は停止されてしまいましたが、ネットを探せば今でも入手可能です。このソフトとGoogle Earthがあれば、写真や海図画像をLowranceの魚探に表示することができます。実は上記のReefMasterも画像の変換にこのソフトを呼び出して使っています。

今回は、この二つのソフトを使って、内房と外房の詳細な海底地形図をLowranceの魚探に導入しました。

完成したマイ海図

Lowranceの魚探には、AT5というマップ形式を使って、ベクター画像(自作海底地形図)とラスター画像(一般の海図などの図面や写真)を表示することができます。さらに、ベクター画像とラスター画像の間に写真を挿入し、重ね合わせることも出来ます。重ね合わせた写真は、魚探の操作で透明度が変えられるので、現地で地図情報を変えるのも簡単です。

今回は、まずReefMasterで、関東全域の海底画像、富津・館山・勝浦・大原の4箇所の詳細画像、私が集めたデータで作成した海底画像を重ねた図を作り、さらに写真として5海里の範囲図面を重ねることができるようにしました。下が今回導入した地図画像です。

内房のあたりを拡大すると、三種類のデータが重ねてあることがわかります。荒い地形図画像、詳細な地形図画像、そして私のデータで作った地形図画像です。私の地図画像はある程度拡大しないと表示されません。

で、右のメニューでPhoto overlayをfullに変更して、その写真の透明度を50%に変更すると

このように、別の図面が浮かび上がり、透明度を0にすると・・・

このように5海里の範囲図になります。そこに私のデータで作ったポリゴン画像の等深線図は残っているので、このままでも使えます。まあ、5海里近くまで行くことはないと思いますが、いちおう安全のために入れておくことにしました。

2つのソナービュアー

ちなみに、魚探で記録したソナー画像を見るソフトにも無料と有料の2種類あります。Lowranceが無償で提供しているのが、Sonar Viewerというソフトで、最新バージョンは2.1.2です。これでTotalscanで記録したデータを見ると

このように、83kHzと200kHzの2つのCHIRP画像と、455kHzまたは800kHzで記録したStructureScan、DownScanの4つの画像が表示されます。本家本元のソフトなので、カラーパレットが元々の魚探と同じにできるのが強みですね。

これに対して、先ほどのリーフマスターの会社が有料($49)で提供しているのが、ReefMaster Sonar Viewerです。このソフトで見ると、

このように、どこを走ったかの航跡まで表示してくれます。さらに航跡だけでなく、地図上にサイドスキャンとダウンスキャンの画像まで重ねてくれます。ReefMasterにも同じ機能があるので、ReefMasterを持っていればこのソフトは必要ないのですが、さすが有料ソフト、このソフトだけでも釣りの後に振り返ってみると、色々と面白いですよ。

ちょっとした発見

こうやって、地図で遊んでいて、ちょっとした発見をしました。古い海図、古いnewpec、新しいnewpecを比べてみると、漁礁の数が違うのです。

2013年海上保安庁海図
2018年頃、旧「海釣図 ~GPSフィッシングマップ~」で提供されていた地図
現在の海釣図 Vで提供されている地図

見て分かるように、古い海釣図のnewpecでは、右下の浅い部分の漁礁が、そして最新の海釣図Vで提供されているnewpecだと、上部の深いところの漁礁の数が減っているのです。なぜでしょうねえ・・・・色々と理由は考えられますが(笑)

ということで、今回は終わりです。毎回毎回釣行記でない記事ですいません。早く釣りに行きたいなあ・・・でも、次も釣行記ではない記事の予定です。

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魚探が届きました” に対して 6 件のコメントがあります

  1. すてきち より:

    こんにちわー
    また電子武装が進んでる!
    電力消費が気になるところですね。リチビー導入します?します?お高いですよ~

    自分は魚探にたよらないで船の集まっているとこに行けば大まかにポイントがわかるコバンザメ釣法が合ってます!
    もっとも嫌われる釣法ですけど(笑)

    新しい電子武将がどんな威力を発揮するか、釣り記事をワクワクしながらお待ちします!

  2. Fuku より:

    Gakuさん

     魚探がドンドン進化して行きますね!懐事情でGakuさんのように魚探に多額を投資はできませんが、近いうちにGarminの廉価版魚探を入手する予定です。

     ところで、お譲り(無期限リース?!笑)頂いたゴムボートと船外機で、その後2回出漁しましたが、キャブをオーバーホールした後は、特に不具合はなく快調に航行しています。
     直近ですと友人と8/15に出漁し、シロギス、ショゴ(カンパチの子供)、シイラ、イトヨリやホウボウを釣り、なかなか楽しむことができました。

     ちなみに、電動リールや魚探、ボートを膨らます電動ポンプ等々のバッテリーとして、ジャンプスターター(車のバッテリーあがりの際にエンジン始動のため利用するもの)が安価かつ軽量で良いとのネット情報を見つけ、さっそく購入して電動リールや電動ポンプに使用しています。噂通りなかなか使い勝手が良いですよ!

     またご一緒できる日を楽しみにしております。

  3. Gaku より:

    すてきちさん、コメントありがとうございます。私の場合釣りのウデでは勝負できないので(笑)、電子装備で差をつけたいところですが・・・・最近の新機能はバストーナメント向けが多くて海釣りには役立ちません。リチビー欲しいです!! 12V20Ahで3万円・・・40Ahがその値段になったら、買うのですが・・・・次の電子装備強化も近そうです。
    ちなみに、我々はコバンザメは怖いので、ハイエナ釣です。遊漁船が釣ってるところをよーく見ておいて、お昼に遊漁船が去ったら、さっとその場所に入って、食べ残しを頂きます(笑)

  4. Gaku より:

    Fukuさん、コメントありがとうございます。ちゃんとオレンジペコが役立ってるようで嬉しいです。この暑い中でも出漁していたのですね。Fukuさんはこの時期は走ったり潜ったりかなと思っていました。では、またお誘いしますので、ぜひ行きましょうね。
    私も昔電動リールのバッテリーにジャンプスターターを使っていた時期がありました。20Ahもあれば、ボート膨らませて、魚探使いながら電動リールつかっても余裕ですよね。でも、水没であっという間に駄目になりました。ジャンプスターターは塩水に弱いものが多いので、気をつけてくださいね。ま、ゴムボート内に海水が溜まってることに気が付かずに、電池を床に置いていた私が悪いのですが(笑)

  5. Fuku より:

    Gakuさん
     ご返事ありがとうございます。
     実は8/8からお盆のお墓参りもあって1週間ほど鴨川の実家の別荘に滞在していて、13日辺りから海況がすこぶる好転したので、居ても立ってもいられなくなり、友人をそそのかして酷暑を顧みず出漁してしまいました(笑)
     でも、ご察しの通り、暑くなるとシュノーケリングに切り替えて、フィッシングと両方を楽しみましたよ(爆)
     さすが、既にジャンプスターターはお試し済みですね!最近のものは防水性が備わっているのに加え、それでも不安だったので、タッパの中に収納してコードル部分のみを外に出して接続しているので、今のところ大丈夫そうです。
     もう少し涼しくなったらお供させて下さい!

  6. Gaku より:

    Fukuさん、なるほど、両方同時に楽しめるのはいいですね。娘の要望で、私の船にも梯子が準備されているので、暑くなったら海に飛び込むことも可能なのですが、まだ使ったことはありません。一度そういう楽しみ方もしてみたいですね。館山湾は大型のサメもいるようなので、危険かな?(笑)
    ジャンプスターターの防水対策は完璧でしたか。私も一応防水のつもりでビニール袋に入れておいたのですが、全然駄目でした(笑) 早く涼しくなって欲しいですね。

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