YF21体験釣行

緊急事態宣言中でも出航できるsaiさんの船に乗せていただいて、東京湾でYF21の体験釣行をしました。草刈Eさんも同乗で、久々の面々との釣行です。東京湾横断もして、楽しい釣行で、お土産も大きいアジが釣れたので、大満足でした。

緊急事態宣言で出港できず

前回出航の8月1日の翌日から始まった緊急事態宣言は、どうも9月末まで延長になりそうです。釣り仲間の面々は、ゴムボートで人気のない浜から出したり、遊漁船に乗ったりと、色々と工夫をしているようです。

私も遊漁船に誘われたのですが、遊漁船だと同じ種類の魚を沢山持って帰ることになるので、ちょっと我が家には不向きです。困ったなあ~と思っていたら、saiさんが土曜に出航するので、乗りませんか、と声をかけてくださいました。私は予防接種をしていないので、そこだけ確認したら、それでもOKとのことだったので、同乗させていただくことになりました。久々に草刈Eさんも参加とのことで、懐かしいメンバーとの同乗が楽しみです。

実は、saiさんのYF21には、前々からぜひ乗りたいとお願いをしていました。これは絶好の機会です。

なぜYF21なのか

実はsaiさんのYF21は、私がtomboyの次の船として計画している船の条件にぴったりなのです。

tomboyはとても良い船で、現状には満足しているのですが、館山湾の奥が深くて様々な釣りができるので、当初予定したほど外房に出撃していませんし、それ以外の港からは一度も出していません。この状況なら、トレーラブルにしなくても、内房の、どこかのマリーナに預ける形でも大丈夫そうです。

自宅で船のメンテができるのもトレーラブルの利点ですが、トレーラーが毎年車検が必要なのは欠点です。いろいろと考えると、あと3年くらい乗って、少し年を取って体力がなくなってくると、トレーラブルを卒業してマリーナ置きにせざるを得ないだろうなと考えていました。

今のtomboyをそのままマリーナに預けても良いのですが、もし船を変えるなら、娘が船に乗る時のためにトイレ付きの船にしたいと考えています。沖で腹痛などになった時にも安心ですよね。

でも、船に酔いやすい私やきむさんに、外洋に出られる大きな船は必要ありません。ということで、ヤマハのYF21はトイレを設置できる最小サイズの船として、乗り換えの有力候補と考えているので、ぜひ乗ってみたいのでした。

海上係留からの初出航

今回の狙いは、アジメインで、居ればサワラ、太刀魚とのことで、数年前に買って、一度も使わないまま置いてあった太刀魚ジグを取り出して、準備します。

当日は朝5時に集合です。結局睡眠はほとんどとれず、午前3時には出発して木更津に向かいます。到着は4時過ぎでした。

5時前には皆さん到着します。海上係留だからこそできる自由な出航時間も憧れですね。早速三人分の荷物を積んで、出航です。5:20でした。

東京湾は引き波が多いし、YF21は、ハンマーヘッドに比べて横揺れがあるということなので、今日は酔い止めを飲んで乗ることにしました。

橋の下をくぐって、外洋に出ます。木更津の海です。朝日とともに出撃するのも久々です。富津岬より北の東京湾での釣りも、2016年7月にゴムボートで釣行して以来、5年ぶりです。

しばらく湾内を走っていると、カレイの投げ釣りで有名な木更津沖堤防が見えてきました。

驚いたのは、その堤防上です。人でいっぱいです。沖堤防にこんなに釣り人がいるのですね。今の時期に沖堤防で釣れるのは何でしょうか。まあ、陸からの釣り場の大半が閉鎖されているので、ここしか釣り場がないのかもしれませんね。

そのまま南下して、第二海堡を目指します。

なぶらは出たものの

6時過ぎに第二海堡周りに到着しました。

まずは第二海堡周りでサワラ、太刀魚狙いです。

私は太刀魚ジグを電動リールにつけて、怠慢電動ジグ釣りです。しかし、当然あたりはありません。

しばらく釣っていると、周りでなぶらが出始めました。これはサワラかもしれないということで、皆さんルアーを投入します。

私もダイソー100円ジグを投入してみると、一度だけ何か掛かりましたが、どうもサバのようです。ちょっと暴れて外れてしまいました。

サバの下にサワラがいるかも、と頑張ったのですが、結局ここでは何も釣れませんでした。

ここでの釣りでは、東京湾の引き波の大きさに驚きました。大型船舶が多く通るので、ひっきりなしに引き波がやってきます。小型のボートは大きく揺れますので、これはちょっと怖いですね。

横須賀側でアジ釣り

7時頃まで第二海堡で粘りましたが、ダメそうなので、アジ釣りに行くことにしました。東京湾を横断して、三浦半島側に移動です。

船舶航路の銀座通りともいえる浦賀水道を横断し、20分もかからず三浦半島側のアジ釣り場に到着しました。

ここはアジ釣り場の定番のようで、たくさんの遊漁船やプレジャーボートが来ていました。早速我々もアジ釣りの開始です。

最初にアジを釣ったのは、saiさんでした。なかなか良い型のアジです。これはお土産に持って帰りたいな、と思い、私も気合を入れます。

しばらくして、私の竿にも当たりがあり、アジが掛かりました。30センチ近い良型のアジです。館山湾のアジより体高が高いのが特徴ですね。おいしいそうです。

この後、コンスタントにアジが釣れます。ついに30センチを超える大型のアジが掛かりました。

持ち帰って測定してみると、全長37センチ近い良型でした。(魚のサイズは尾鰭の真ん中までを測るので、体長は34センチですが(笑))

他のアジも良型ぞろいで、満足です。

しばらく釣っていると、草刈Eさんの仕掛けと絡んでしまいました。私の仕掛けは長くて解きにくいので、ぶちぶち切って解きます。これでアジ釣りの仕掛けが無くなったので、太刀魚釣りをしてみましたが、太刀魚は居ないようでした。

太刀魚狙い

9:30にアジ釣り場を出て、千葉側に戻ることになりました。サワラやアジ探しです。すると、途中に遊漁船が集まっている場所を発見。saiさんによると、太刀魚を上げているのが見えたそうです。

そこで、この近くで太刀魚狙いをしてみることにしました。

しばらくして、ついにsaiさんが何か掛けます。上がってきたのは太刀魚ですが、なぜか2匹見えます。

上げようとしたところでフェンダーに糸が絡みます。それを外して、私が糸を引きますが、上げる途中で太刀魚は外れて海上に落ちてしまいました。うまく取り込みできず、申し訳ないです。

saiさんの手元には、ルアーに食いついた小型の太刀魚の上半身10センチだけが残っています。どうも、大型の太刀魚は、ルアーに食いついた太刀魚に食いついていたようで、ルアーには食っていなかったようです。それで落ちやすかったのでしょうか。

小型・大型といっても、両方太刀魚ですから、50センチは軽く超えるサイズなのに、共食いするのですね。これは驚きでした。

その後しばらく太刀魚狙いを続けますが、残念二匹目は現れませんでした。

アジを探してうろうろ

11時を過ぎたので、この後はアジを探してうろうろです。

色々な場所に行って、そのあたりで釣っている遊漁船やプレジャーボートの様子を見ますが、どこもあまり釣れていないようです。

とりあえず、停泊して釣ってみます。私はアジ釣りの吹き流し仕掛けがないので、久々のMt仕掛けを取り出して釣ってみます。

しかし、アジは居ないようです。

saiさんが、底が砂ならキスがいるかも、ということで、キス仕掛けを取り出し、草刈Eさんにアオイソメをもらって、キス狙いをしてみることにしました。

すると、小さな当たりが出ます。何が釣れたんだろう・・・と上げてみると、なんと7センチほどのカサゴでした。

底はカサゴの生育地帯のようです。これでは小さすぎて食べることも難しいので、リリースです。

ここではキスは無理だね、ということで、最後にキス狙いに行くことにしました。

久々のキス釣り

13:30からキス釣りです。船長saiさんの読み通り、ここにはキスがいたようです。早速キスが釣れます。

ボートで出るようになって、キス釣りはほとんどしなかったので、久々のキス釣りです。キス釣りは当たりが楽しいですね。

型も結構よく、20センチ超えです。このサイズのキスなら美味しく頂けます。

ここでしばらくキス釣りを続けます。キスもポイントがあるようで、ポイントを外れると釣れません。

しばらく釣っていると、ちょっと変なあたりです。何かなと思ったら、なんと珍しいギマでした。

まあ、東京湾では珍しくはないのかもしれませんが、私はもしかしたら釣ったのは初めてかもしれません。昔釣ったような気がするのですが、記録に残っていません。食べられるのかな?とネットを調べてみると、美味と書いてあったので、持って帰ることにしました。

これでほぼ釣り物は終わりです。ちょうど3.5馬力さんからsaiさんに釣果問い合わせがあったようで、いけすを開けて写真を撮りましたが、港の近くだったので水の汚れがちょっと悲しいですね。

魚は針を飲んだアジ1匹以外は全部元気に生きていました。草刈Eさんが、この水質のいけすに入れとくと魚が汚染されそうだから、早く上がろうと言ってましたが、本当にそんな感じですね。

潮の関係で3時を過ぎないと船置き場に戻れないようなので、しばらくうろうろして、3時に帰着しました。

今日の釣果

ということで、今日の私の釣果は、アジ6匹、キス3匹、小カサゴ2匹(リリース)、ギマ1匹でした。釣果はイマイチでしたが、色々と新しい体験がたくさんできたので、大満足の釣行でした。

YF21で東京湾で釣りをしてみた結果

YF21で東京湾で釣りをしてみた感想は以下の通りです。

①YF21のサイズは私ときむさんの釣りにはちょうど良い。ipilotの出し入れだけが面倒かな。トイレ付は安心。

②船底の違いによる静止安定性は、やはりtomboyの方が上だが、座って釣る分にはそれほど気にならないかも。立って釣る時には背もたれがない場所ではちょっと辛い。

③高速で走る場合の波の衝撃は圧倒的に小さいので、波があっても高速走行が可能。エンジンが大きいので燃費は当然悪くなるけど、あまり移動しない我々には問題にならない程度。

④東京湾での釣りは、大型船の引き波が多い、海水色が悪い、ポイントが絞りにくい、遊漁船が多い、といった点で、快適さは館山湾よりかなり悪い。やはり釣りは金谷より南が良さそう。

という感じで、YF21自体はとても良い船でした。基本的に座って釣るスタイルの私ときむさんなら、横揺れもそれほど気にならないと思いました。何年後かには、これに乗り換えかなあ・・問題は、この船が人気で、なかなか手に入らないことですね。

夕食

お土産は、アジの最大魚とギマを刺身にしました。ギマの刺身はねっとりした美味しさがありました。でも、脂の乗ったアジの方が美味しいのは仕方ないかな(笑)

写真の手前側がギマの刺身です。

キス天とアジフライが食べたかったのですが、家内がてんぷらやフライなどの油物は今は無理というので、オリーブオイル焼きになりました。これも美味しいんですよね。

ということで、東京湾釣行を楽しむことができました。早く緊急事態宣言が明けて、またTomboyで海に出られるようになるといいのですが・・・・

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