2002年7月13日 土曜日 お客様だけどカレイの塩焼き
お客は両親
金曜日、私の両親と家内の母親の三人がパリに到着しました。一週間でパリとロンドンを見ようという無謀な強行スケジュールです。
土曜日、ベルサイユ観光の前に、魚屋に寄ります。美味しそうな魚がないか、色々見て廻りますが、目新しいものは全くありません。
ただ、先日買ったムギイカに、Chipironという名前が付いて販売されていました。前回買ったときはEncornets だったので、これも魚屋によって名前のつけ方が違うのかもしれません。とりあえず図鑑を修正しておきました。
また、一緒にAiglebarも売られていました。今日のAiglebarは小型でしたが、やはり通常のBarとは違います。イシモチの近似種のようにも見えますが、アカメ科の魚ではない気がしてきました。これについては、当面「謎の魚」です。
で、あまり美味しそうなものが売っていなかったので、両親に何が食べたいか聞いてみると、家内の母親が、はじめて見た「ザリガニ」が食べてみたいと言います。
これまでザリガニ(Ecrevisse)は買ったことが無いので、ちょっと買ってみたい気はしましたが、日本から来たお客さんを初物の実験台とするのはちょっと気が引けます。
そこで、似たようなものでやはり日本では見ないものということで、Langoustine(アカザエビ)を買うことにしました。 Langoustineは大きさによって値段が様々で、大きくなるほど高くなりますので、今回は中くらいのものを選びました。
ところで、このLangoustine、稀に生きているものも販売しており、値段は倍近のですが、生きていると生で食べることができるのでしょうか? ご存知の方、お教えください。
Langoustineだけでは夕食のおかずにならないので、他に何が食べたいか聞くと、手軽に焼いて食べられる魚ということで、カレイ(Limande)を買うことにしました。このカレイ、店頭ではLimande blonde の名で売られていることも多いのですが、これは、これとよく似たFletと区別するためかもしれません。両者の区別は目と頭の部分で出来ますが、魚屋では区別していないことも多いようです。
これだと刺身が何も無いので、あゆみ用にトロを買って終了しました。
意外に美味しいカレイの塩焼き
さて、この材料だと料理は簡単です。
トロはいつも通り、刺身とネギトロにします。
Langoustineは塩茹でにします。
そしてカレイは鱗を内臓を取り、肝臓だけは美味しいので、またおなかの中に戻して塩をして、焼くだけです。
このカレイの塩焼きが、新鮮で美味しく大好評でした。我が家には松下製の無煙全自動魚焼き器(笑)があるのですが、薄いので焼き加減が難しく、丸物焼きモードにするとこげてしまいます。カレイの場合、切り身モードがちょうど良いでしょう。
(番外)ロンドンの水族館
ということで、月曜・火曜と一泊二日でロンドンにも行ってきました。月曜はあまりに暑かったので、水辺に行こうということで、ロンドン水族館を見てきました。
この水族館、大型水槽もあり、大型魚も多く、なかなか立派な水族館でした。驚いたのはふれあいコーナーにエイがいて、これがまるでコイのように人間に寄ってくることです。背中は触ってもよいと書いてあり、女性の観光客が喜んで触っていましたが、何故か私の側には来てくれませんでした。私だけでなく、男性の側には決して近づかなかったので、女性好きのエイなのかも(笑)
黄色のうつぼも迫力でした。
両親は一週間で帰っていきましたが、帰りの日、我が家の近くのレストランで、念願の?ザリガニのリゾットを食べて帰りました。なかなか美味しかったようです。
ではでは。