2002年7月20日 土曜日 オマールとムール

どんどん魚屋が休みに・・・・

両親も帰り、普通の週末です。で、いつも通りベルサイユに行きますが・・・先週あたりから魚屋のお休みが増えてきました。

先週は朝早かったので、まだ開いてなかったのかと思ったのですが、どうも、左の写真のお店も夏期休暇中のようです。

さらに、私の大好きなお店は工事中だし、安売りで人気のお店も、7月30日から8月18日までお休みのようです。張り紙がしてありました。

魚の方も、珍しいものがほとんど無く、寂しい店頭になりつつあります。魚の痛みも早いので、刺身にしたい魚はあまりありません。

この時期、何故かいいものが手に入るのがイワシです。フランスの魚屋さん(魚市場?)は魚を冷やすことに対していいかげんなので、イワシ、サバ、アジの類は、店頭に到着したときに既に痛んでいることも多いのですが、夏はさすがに気を使うようで、イワシがきちんと氷詰にされて運ばれており、店頭まで新鮮な状態で届いているのです。但し、店頭で扱いがいいかげんだと、すぐに痛みますので、逆にすごく状態の悪いものも見られます。

魚が無いので甲殻類へ・・・

さて、今日魚屋の店頭で身をひいたのは、アンコウです。アンコウの丸物が売っていることはあまり無いので、ちょっと買ってみたい気になります。でも、この暑いのに鮟鱇鍋もないですよね。茹でアンコウを酢味噌で食べるのも美味しいのですが、今日はその気分でもありません。結局店頭で美味しそうな魚を見つけることは出来ませんでした。

そこで今日は、長年の懸案?であった、オマールエビ(ロブスター)を買ってみることにしました。ロブスターは今の時期が旬なのか、どの店頭にもたくさん売っています。茹でた状態のものもありますが、大抵は生きた状態で販売されています。

値段はキロ30ユーロ前後で、大きくなるほどキロ当たりの単価は何故か安くなります。そこは Langoustine とは違いますね。幾つかの店を廻って、一番安い店で買うことにしました。800g程度で、24ユーロ。日本円にすると3000円近いお値段ですから、やはり結構高級品ですね。

本当は一人1匹買いたいところですが、そんなにお金持ちではないので、三人で1匹です。

でも、これだけでは夕食のおかずには不足です。そこで、庶民の味方、ムール貝も一緒に買うことにしました。こちらは2リットルで5ユーロ弱ですから、リーズナブルです。それでも、日本のアサリと比べると、ちょっと高い気もしますが。

二リットルあれば、ほぼ2回、ムールのワイン蒸しを家族三人で楽しむことが出来ます。

ムールスパゲッティ

結局魚が買えなかったので、夕食はムールスパゲッティになることになりました。

ムールはまず白ワイン蒸しにして、殻から取り出します。ワイン蒸しでできたスープも保存しておきます。

ネギとエシャロットを刻んでバターで炒め、先ほどの剥きムールとスープを加え、さらに茹でたパスタと刻んだパセリを加えて出来上がりです。味は醤油で調えたようです。美味しくて安くできるので、お手軽です。

オマールは、単純に10分弱の塩茹でにしました。頭の中には味噌は少なく、代わりに黒いゼリー状のものが入っていましたが、あれは何でしょうね。胴体は張りが合って歯ごたえしっかりでした。腕の中の身は柔らかく、胴体とは全く違った食感でした。身は結構たくさん入っていたので、三人で1匹で十分でした。

ということで、念願のオマールを食べましたが・・・もう一度買うかどうかは微妙ですね。やっぱり高いわ。

さて、魚屋が休みがちになってきたので、この日誌もしばらく夏休みに入るかもしれません。でも、来週はまだ行くかな。

ではでは。