2002年10月5日 土曜日 スズキとニシン
鯛が無く、スズキへ
ここのところ、毎週土曜の朝はサッカーの練習をしているので、ベルサイユ到着が少し早めになっています。今週も11時前に到着したので、品揃えもとても豊富です。
家内から、お昼のおかずに、イワシを買ってくるようにとの指令が出ていましたので、一品はイワシに決まっています。ここのところ、刺身はトロばかりが続いているので、今週は別のものを買いたいところです。先週買えなかった鯛があれば、それを買うつもりです。
イワシは、とても良いものが出ていました。カタクチイワシ(Anchois)も良いものが出ていたのでちょっと惹かれたのですが、マイワシにしました。1キロ買ったので、15匹ほどです。
鯛は今週もよい物が出ていませんでした。なぜでしょうね。この時期は鯛の端境期なのでしょうか。仕方が無いので、他に白身の魚で刺身になるものは無いかなと見て廻ると、スズキが目に入りました。結構安いのです。
日本ではスズキは安い魚ですが、パリではスズキは高級魚で、タイなどと値段が変わりません。でも、今日のスズキはちょっと安く、鮮度もまあまあでした。そこで、お刺身用にスズキを買うことにしました。
貝類の方は、ホタテが全盛期に入ってきました。値段も安くなっています。これを1キロ買います。側に活きランゴスチンがあったので、ついそれも買ってしまいましたが・・・これは失敗でした。大きかったので、高かったのです。ランゴスチン6匹で24ユーロ(キロ54ユーロ)もしました(笑)
ついでに、ウニも買いました。今日のウニは先週の倍以上(キロ24ユーロ)の値段でしたが、残りが6個ほどしかなかったので、総額的には先週と同じ程度でした。
さて、先週の日誌で、最近珍しいものを買っていないので、何か買うと宣言したこともあり、もう一品、何かないか探します。すると、鮮度の良いニシン(Hareng)があったので、これを買うことにしました。酢漬けにして食べてみるつもりです。
今日のウニは当たり
土曜のお昼はイワシの丸焼きでした。今日のイワシ、鮮度もよく、内蔵ごと焼いて、美味しく食べることができました。安いのに美味しい、これがイワシの良さですね。
「パパ、今日のウニはどう?」
「今日は良さそうだよ。高かったしね。」
「ほんとだ。美味しそうだね。」
「今日はホタテとイワシも刺身にするし、ランゴスチンもあるから、スズキは明日でいい?」
「え〜〜、スズキの刺身食べたい。私の分だけでいいから、刺身にして。」
ということで、結局全部刺身になることになりました。ただ、さすがにスズキ1匹は多すぎるので、半身にしました。
ホタテは、三個だけ貝柱と紐を刺身にし、残りは浜焼きにしました。ランゴスチンは胴体を刺身にし、頭はスープの具になりました。
忘れ去られていたニシン
さて、日曜の夜、残りの魚を料理します。スズキの半身は、家内が焼いてレモンソースを添えてくれることになりました。イワシは当然塩焼きです。
「パパ、冷蔵庫にもう一つ魚があるんだけど。このイワシのデカイやつみたいなの何?」
「あ、それニシンだ。酢漬けにしようと思って買ってきたんだよ。忘れてた。」
「早く作らないと駄目になるよ。」
「そうだね。すぐ作るよ。」
「今日食べられる?」
「一旦塩で締めてから酢漬けだから、今日は無理。明日だね。」
「じゃあ、明日のパパの誕生日のおかずはニシンの酢漬けね。」
「え〜〜それだけ? ひどいなあ・・・」
ということで、ニシンの酢漬けは作成中です。美味しくできるでしょうか・・・
ではでは。