2002年8月16日 金曜日 久々の釣り

モン・サン・ミッシェル旅行

この週末は15日がフランスの休日でしたので、16日に休暇をとってモンサンミッシェルとサン・マロに遊びに行きました。15日の朝に出発し、15日はモンサンミッシェル観光です。久しぶりに海が見れたのが嬉しかったです。

16日の朝、知人に連れられて、サン・マロの魚市場近くにある卸問屋さんを覗きに行きました。ここは小売はほとんどしていないので、魚は少なかったのですが、モンサンミッシェル産のムールを大量に売っていました。

このあたりでは、ファーストフードの店に、ポテトの代わりにムールが置いてあり、みんながムールを食べているのです。確かにすごく美味しいムールでした。

知人宅では、とれたてのオマールの塩茹でもご馳走になりましたが、これもこの近海で獲れるそうで、すごく新鮮で美味しいオマールでした。

久々の釣りへ

さて、この旅行の目的の一つは、久々に釣りをすることです。この地域はフランスの中でも最も干満差の大きい地帯で、満潮と干潮の差が大潮のときは12メートルに達するそうです。今日は9メートル程度の差ですが、それでも釣りの出来る場所と時間は限られます。

私が目をつけたのは、サン・マロと、隣のディナーの町の間に流れるRance川の河口に築かれたダムの上です。ここなら、干満の状況に関係なく、いつでも釣りが出来そうです。

しかし、観光がメインのため、なかなか釣りをする時間が取れません。結局家内と娘をプールに行かせて、夕方7時から7時半まで、何とか30分だけ釣りをする時間を確保することができました。実は餌も1パック(10匹)しか手に入らなかったので、30分で十分なのです。

目指す場所に到着したところ、既に何人かが釣りをしていました。しばらくそれを見ますが、全く当たりは無いようです。釣れている様子もありません。でも、ポイントとしては悪くなさそうです。そこで、ダムの側の崖を降りて、海沿いの岩場で釣ることにしました。30分なので、竿を2本と仕掛けを数個、それに餌を持って崖を降ります。

仕掛けはジェット天秤に投げ釣り仕掛けという、シンプルな仕掛けにしました。餌をつけて投げ入れ、次の竿を準備します。すると、1本目の竿に小さな当たりがあります。

上げてみると、掛かっていたのは、小さなTacaud(タラの一種)です。去年ブルターニュでも釣りましたが、今年の第1匹目はTacaudでした。魚を入れるものは持ってこなかったので、とりあえず岩場の上に残っている潮溜まりに入れておきます。

次の竿を準備していると、また当たりです。今度はベラです。昨年釣ったPetite Vieilleに似ていますが、多分別種で、もしかするとVieilleの小型かもしれません。20センチほどですが、結構良く引くので楽しい相手です。

このベラ、このあたりにはいくらでもいるようで、あたりが頻発します。とても竿を2本使っている余裕はありません。1本竿の手持ちでも、ポイントさえ外さなければ、すぐにあたりが来るのです。ただ、使っていた針が大きかったためか、針掛りしにくく、なかなか釣れません。結局もう1匹釣ったところで時間切れになりました。

さて、釣り終わって、魚を持ち帰ろうと潮溜まりを見に行くと・・・・何故か最初に釣ったTacaudがいません。そういえば、私が釣っている間、潮溜まりの近くにカモメが来ていました。きっとあのカモメが獲っていったのでしょう。

結局カモメにTacaudを盗まれたので、今日の釣果はベラ2匹になりましたが、久しぶりの釣りで当たりも多く、楽しめました。

明日も釣りになりそうです(笑)