Coryphène | シイラ | スズキ目シイラ科 | 主に秋(秋) |
価格帯:15-20eur/kg |
シイラは全世界に一属二種しかいません。シイラとエビスシイラです。ハワイではマヒマヒと呼ばれる高級魚ですが、日本での市場価値はあまり高くありません。これは、シイラが「マンビキ」と呼ばれるように大群で回遊するので、漁獲量が多いわりには、サイズが大きいこともあり、日本人が好んで食べないからです。
しかし、近年はルアー釣りの対象魚として大人気で、シイラ狙いのルアー船があちこちから出ています。
パリの魚屋では、大型のものが、7月頃から、小型のものが9月頃に特定の店で見ることが出来ます。大型のものは切り身になって売られていますので、シイラだと気づきにくいこともあります。いずれにせよ、魚屋ではあまり一般的な魚ではないようです。Dorade Coryphèneの名で売られていることもあります。
シイラが実際に泳ぐところを上から見ると、真っ青なマリンブルーの背中が光り、熱帯魚のように美しい魚です。釣り上げると、今度は体側の黄金色が光りこれもまた綺麗です。シイラの英語名のDoradoは、元々スペイン語のDoradoがもつ「黄金」という意味から来ているといわれる理由がよく分かります。
新鮮なものは刺身で食べても美味しいのですが、カツオと同じで虫がいるので生食は嫌う人も多いようです。パリに出回っているものを刺身で食べるのは無理かもしれません。身に水気が多い淡白魚なので、フライやバター焼きにすると美味しく食べられます。
仏語名 | 英語名 | 日本名 | 学名 | 分布 | コメント |
Coryphène | Dolphinfish Dorado |
シイラ | Coryphaena hippurus | 全世界 | エビスシイラ(Coryphaena equiselis)は米国で流通 |
シイラ(参考)