Éperlan | ワカサギ | キュウリウオ目キュウリウオ科 | 年間通じ供給(秋) |
価格帯:5-10eur/kg |
Éperlanはフランスでは非常に一般的な魚で、スーパーなどでもパック入りでよく販売されています。姿が似ているのでワカサギに近い魚だとすぐに分りますが、実際には降海型のワカサギ、つまりチカで、淡水系で採取されたものと海で採取されたものの二種類が流通しているようです。
Éperlanは、ボラ目トウゴロウイワシ科のPrêtreと一見区別しにくいのですが、キュウリウオ科の特徴である脂鰭で区別することができます。但し、魚屋では両者がÉperlanの名で販売されているようです。PrêtreもÉperlanも、から揚げにすると美味しく食べられます。
Éperlanは春から秋にかけて15cm程度のものが店頭に並びますが、秋には5センチ程度の幼生魚が大量に売られていることもあります。
どうもフランス人にとっては季節の食べ物として一般的な魚のようです。小エビなどと同じく、唐揚か素揚げにして食べると美味しいのではないでしょうか。
このÉperlanには、稀に淡水魚のPerchが混ざっていたり、逆に海水魚のイワシの仲間が混ざっていたりしますので、河口域などで採取されているのかもしれません。
さて、Éperlanに似た魚でCureという魚が販売されていることがありますが、この魚については今のところ不明です。Éperlanのような気もしますが、Prêtreにも見えます。ともかくこの手の小魚を全てCureという名前で売っている可能性もあります。
なお、まれに、Friture cureという名前が付いていることもありますが、多分これも同じ仲間でしょう。もしCureについて詳しい情報をお持ちの方がいらっしゃったら、お教えください。
仏語名 | 英語名 | 日本名 | 学名 | 分布 | コメント |
Cure | ワカサギ? | Prêtreかもしれない。 | |||
Éperlan | Smelt | キュウリウオ | OSMERIDAE | 欧州沿岸 | 降海型ワカサギなので、チカか。陸封型は欧州にはいないらしい。 |
Friture cure | 大型のワカサギ? | 今のところ正体不明。美味しいらしい。 |