Lotte アンコウ アンコウ目アンコウ科 年間通じ供給(冬)
価格帯:10-40eur/kg

アンコウといえば日本の冬の鍋の主役です。茨城県には水を一切入れず、アンコウの肝と身、それに大根から出る水分だけで鮟鱇鍋を作るどぶ汁という料理があり、観光地の名産になっています。

パリの魚屋ではアンコウも一年中売られる魚です。日本のキアンコウに近い種で、日本のように冬の鍋物だけでなく、フランス料理の食材として様々に楽しまれているようです。でも、やっぱり旬は冬でしょう。

アンコウは、たいていの場合、左の写真のように頭と内臓を取り除いた形で売られていますので、最初はアンコウだと気づきにくい魚です。

値段もそれなりに高い魚で、1匹買うと鯛の尾頭付きより高くなります。正月時期には裁く前の形で売られていることもあります。

さらに高いものは、切り身で売られており、キロ40eurを超える価格が付けられている事もあります。

なお、アンキモはカルフールなどでは良く売られていますが、売っていない店も多いようです。値段は日本ほど高くはありません。酒蒸しなどにして食べると美味しいでしょう。

 

仏語名 英語名 日本語名 学名 分布 コメント
Baudroie Anglerfish キアンコウ Lophius piscatorius 大西洋北部・北海 Lotteの名で販売
Baudroie rousse Anglerfish キアンコウ Lophius budegassa 地中海・大西洋中東部 Lotteの名で販売
Lotte Anglerfish アンコウ Lophius spp. 全世界 日本のキアンコウはLophius litulon