97年7月5日(土曜日) 久慈漁港

今日はインターネットのメイルグループで知り合った近藤さんが遠方から日立まで来られるので、筑波の木村さんと三人で日立港で釣りをすることになりました。待ち合わせは7:30だったのですが、ちょっと早く着いたので、まず1時間弱、一人で久慈川側でイシモチを狙ってみました。

いつものスパイク天秤仕掛けに青イソメを付けて投げると、やはり餌がすぐ無くなります。小さなアタリに合わせてみると、予想通りフグが上がってきました。投げる場所を沖にして、もう一度アタリに合わせると、今度は重い。上がってきたのはカニ。餌取りがフグとカニであることを証明してしまいました。しかし、結局本命は来ずにここは終了です。今日は波が静かで、水も澄んでいたのでイシモチ釣りには向かないようで、誰も釣れている様子はありませんでした。

日立フィッシングセンターに戻り沖堤の様子を聞くと、イシモチが真中内側、マゴチとヒラメが先端内側で釣れているが、キスはまだ釣れていないとのこと。カレイはやはり終わっているようです。気温の方はぐんぐん上がり、7時半の待ち合わせの時点で既に相当な暑さです。結局沖堤をやめ、久慈漁港行くことにしました。

久慈漁港では、まずAのポイントで岩場の隙間の砂地を狙って投げるアイナメ釣りをしました。ジェット天秤にセイゴ針の1本又は2本針仕掛けで投げ、糸を張って置き竿にしてアタリを待ちます。私は11号と14号の2種類の針を使いました。餌は赤イソメと青イソメのミックス掛けです。

釣り始めてすぐ、木村さんが29センチのダイナンギンポを釣ります。しかし私の竿に掛かるのはフグばかり。

竿を置いたまま、Bの場所まで見に行くと、こちらの方が水深があってよさそうです。この部分は一部テトラが入っていないのですが、そこには5センチほどの魚が大量に群れています。上からでは魚種が分からないので釣ってみることにしました。コマセアミの用意をしてなかったので、トリックサビキの針に青イソメを付けるという邪道釣りです。フグに邪魔をされながらも1匹釣り上げてみると7センチほどのムツの子供でした。

取りあえずAを諦め、私と木村さんはBに移動して釣り再開です。近藤さんは先端のCで10センチくらいのカマスを空針のサビキで狙っています。

しばらくして、Bの足元で木村さんが20センチ弱のクジメを釣ります。ほぼ同時に40メートルほど先に投げた私の竿にも同じサイズのクジメです。「時合だ」と気合いが入りますが、後が続きません。近藤さんが釣ってくれたハゼでマゴチ狙いもしてみますが、こちらも駄目です。仕方がないのでブラーを取り出しテトラの隙間を探ったところ、何とか15センチほどのアナハゼが釣れました。

12時頃になるともう暑さでダウン寸前です。休憩をかねてコマセを買ってきたのですが、戻ってみると先ほどまでいたムツの姿はありません。仕方ないので先端でのカマス釣りをしてみましたが、カマスはあまり餌を食わず1匹釣っただけでこれも止めました。

帰り際、車を止めていたDの船の間に小魚が沢山見えます。どうもアジとサバのようです。残ったコマセを撒くと食うのですが、サビキには掛かりません。結局小魚の正体は不明のまま3時に私は釣りを終了しました。近藤さんと木村さんは、その後マゴチ狙いに向かったはずです。

結局本日の釣果は、クジメ1匹、アナハゼ2匹、小カマス1匹、小ムツ1匹だけでした。あまりの暑さでまともな釣りにならなかったというのが正直なところです。他の釣り人も昼ごろには皆帰ってしまいました。ニュースでは記録的な暑さだったようで、やはり夏は夜釣りですね。