97年7月29日(火曜日) 鹿島港

御承知の通り、台風以降の数日、強い南風が入ったので、これはイシモチ釣りのチャンスに違いないと、夕方から鹿島港の南浜にイシモチ釣りに行ってきました。(実は家内が自宅を劇の練習に使うからと追い出されたのです)本当はサンマの切り身を持って行きたかったのですが、夕方仕事が終わってからサンマを解凍して切り身を作っている余裕がなかったので、鹿島釣り餌センターで青イソメを買って7時頃に南浜に着きました。着いてみると驚いたことにどの堤防も人で一杯です。突堤1つに車が4〜5台ずつくらい止まっており、堤防上にも沢山の釣り人が見えます。みんな南風が入って濁りが出るのを待っていたんですね。

私は混んでいるところで釣りをするのは嫌いなので、いつも入る堤防の隣に、唯一誰もいない堤防を見つけ、そこに入ることにしました。その堤防にはそこに入る為のハシゴがなかった(どの突堤が釣れるかは、ハシゴのある無しで判断するとよいと言われています。)のでちょっと不安でしたが、まあどこでも釣れるだろうという軽い気持ちでした。これが後々失敗につながります。

入ってみて直ぐ分かったのは、その堤防はテトラが崩れており、とても釣りにくいということです。4.5メートルの竿では、波を被らずにテトラの向こうまで届く釣り座がないのです。まあ、だからこそ誰も入っていないのだろうと判断し、そこで釣ることにしました。実はその判断も失敗だったのですが・・・・

取りあえず投げ竿を1本準備し投げてみます。割とすぐアタリがあり、上がってきたのは20センチ弱のイシモチです。しかし、やはり上げるときにテトラにぶつかってしまい落ちてしまいました。その後もポツポツアタリはあるのですが一向に針に乗りません。

暗くなったので投げ釣りを諦め、浮き釣りを開始しました。何とか5.3メートルの竿でテトラの向こうまで届く釣り座を見つけ、そこで浮き下を測って釣り開始です。しかし今日は波があってアタリが結構取りにくいのです。当たり自身も少なく、結局3時間で20センチクラス3匹しか釣れませんでした。やはり人のいない堤防には魚もいないようです。

10時頃から霧が出始めたと思ったら、11時頃に突然の強風で霧が晴れます。ラッキーと思ったのも束の間、突然夕立のような激しい雨が降り始めました。慌てて釣り道具も片付けずに車に避難しました。雨は10分ほど降り続け、小降りになり、結局30分ほどで止みました。

この雨で気勢を殺がれたので、釣りはもう止めようと道具を片づけて隣のいつもの堤防のハシゴまで戻ってきたのですが、その堤防の人も皆引き上げています。私の好きな釣り座にも誰もいません。で、ちょっとだけそこで釣ってみることにしました。浮き下の調整もいいかげんに投げ込んだところ、1分もしないうちにアタリです。20センチほどのイシモチが釣れました。その後も入れ食いに近い状態で釣れます。ただ少し小型なので、もしやと浮下を深くすると、これが大当たりで、30センチのイシモチが釣れました。その後も25センチサイズが続きます。

結局1時間ほどで20匹以上のイシモチを釣り、納竿としました。しかし今回ほど「釣りは場所が大事」ということを痛感したのは久しぶりです。

結局釣ったイシモチは全部で24匹で、サイズは30センチから15センチですが、小型の20センチ以下のものが3割くらい混じるようになってきました。30センチクラスはほとんど釣れません。やはりサイズは初期の方が良いのですね。でもイシモチの浮き釣りを堪能しました。大型は刺し身、中型は塩焼き、小型は干物になりました。

さて、今週末は家内の劇の発表があるので、私は木、金、土と夜自宅を追い出されます。木曜はあゆみさんと夕食ですが、金曜日は午後から北新堤に半夜釣りに行きます。土曜日は日立地区に半夜釣りに行く予定です。さてさて、体が持つでしょうか・・・・って、実は楽しみにしているのですが。狙いのものは釣れるかな・・・・