99年4月9日(金曜日) 鹿島港

今期2度目のイシモチ挑戦

今週はきむさん家が体調不調?でお休みなので、私一人の釣行になります。実は私も月曜からずっと風邪気味で、声が出ない状況が続いていたのですが、どうもすっきりしないので、ついに逆療法に出ることにしました。イシモチ夜釣りと某堤防先端遠征の徹夜強行軍です????今週は土曜の午後から天気が悪くなりそうなので、それまでが勝負です。

実は金曜は出張だったので、夕方には仕事を終えることができました。そこで、夕方に、きむさんから、先週使い残した赤イソメ・青イソメの出資?を受け、これを原資にシーズンが始まったと噂されるイシモチに挑戦することにしました。

久々に平日に自宅で夕食を食べ、ゆっくり団欒した後、あゆみを寝かせてから筑波を出ます。出発は夜10:30過ぎです。きむさんから、今日は午前1時が満潮と聞いていたので、その前後を狙うつもりです。途中で青イソメを追加購入し、鹿島南浜到着は12時30頃でした。定石通り?各突堤の偵察です。まず北側に向かいますが車は一台も止まっていません。最北端まで行った後、今度は南下します。すると、南側にはポツポツと車があります。そして、先々週と同じく、最南端の突堤には多くの車が止まり、10人ほどの人がイシモチ釣りをしています。

ただ、それほど釣れてはいないようです。10分近く見ていたのですが、その間1匹も釣れませんでした。この状況なら、わざわざ混んでいるところに入らなくても、たいして変わらないような気がします。ご存知の通り、私は釣果よりもすいていることを優先するので、今日もこの混んでいる突堤に入るのは止め、北上して誰一人釣り人のいない突堤を選んで入ることにしました。釣り始めたのは1時頃です。

ところで、南浜のイシモチ釣りはご存知の通り、テトラの上からのウキ釣りです。夜釣りの場合、結構危険ですし、私のように、誰もいない突堤に夜一人ではいるのは、落ちたりしたときに誰も助けてくれないので、絶対に真似しないで下さいね。私もフローティングベストをしっかり着こんで、最も足場の良いテトラを選んでの参戦です。ここのイシモチは、昼間でも南風が吹けば濁りが入っつて結構釣れるので無理して夜釣りをしなくてもいいかもしれません。

ちなみに、夜釣りの場合は濁りはあまり関係無いと思うのですが、やはり南風の日が良く釣れます。今日は天気予報でも終夜南風の絶好の条件です。

まず第一投を投込み、さあ釣るぞ、というところで、電話が鳴ります。で、しばらく手間取っているうちに、浮きが沈んだようです。しかし、電話をしていたのであわせることができませんでした。ただ、このあたりで、俄然やる気が出ます。電話を片付けて、釣りに集中です。

今期初の入れ食いを堪能

1匹目はすぐに釣れます。25センチ弱のイシモチ(ニベ)です。2匹目も・・・ポイントさえ外さなければ結構入れ食いに近い状況です。しかし、3尾ほど釣ったところで、急にサイズが20cm弱になります。どこに投込んでもこのサイズです。場所を変わってみてもだめでした。そして、これを5〜6匹釣ったところで、今度は釣れなくなります。どうも、25センチ弱クラスのイシモチの群れと、20cm弱のイシモチの群れが廻っているようです。20cm弱であれば相当数も出ます。ウキ釣りとはいえ2本針仕掛けなので、時には2匹同時にかかります。(これはあわせを失敗している証拠ですよね(^^;;;;)

ともかく、この3パターン(25cm弱入れ食い、20cm弱入れ食い、当り無し)が繰り返されました。ただ、今日はシーズン初日のせいか、どうも合わせが上手く行きません。イシモチうき釣りの合わせは、早すぎても遅すぎてもだめなのですが、普通はすぐ慣れて結構簡単なのです。でも、今日はなぜか上手く行かず、すっぽ抜けがあいつぎます。どうも食い気がイマイチのようで、ウキに出るあたりもはっきりしないものが多いのです。餌だけ取られることも多く、悔しい思いを何度もしました。とは言いつつも、3時過ぎまでにかなりの数を確保しました。釣ったイシモチはたっぷり海水を入れたバッカンに活かしておいたのですが、弱り始めたので、車にクーラーを取りに行くついでにちょっと休憩します。

ちなみに、今日はきむさんから投資された赤イソメも使ってみたのですが、赤イソメはあまり食いませんでした。やはり食い気がイマイチの時期のイシモチには垂らしの長ーい青イソメが最適なようです。

ところで、今日は少し波が高いようで、時々大きな波がきて、水飛沫がかかります。これでは某堤防に行くのは無理だなあと思いましたので、できるだけここで釣果を確保することにしました。出資者?のきむさんからは、小型もキープするようにとの指令が出ていたので、釣れたイシモチは全てキープです。

大型登場

さて、明け方までこの状況が続いたのですが、まわりがあかるくなってきたところで 、少し様子が変わります。少しずつ釣れなくなってきたな、明るくなるとやっぱりだめだなあ・・・と思ったら、突然大型・・・・といっても30センチ弱ですが・・・が釣れ始めます。一度は一荷で釣れたりして、このサイズが数匹連続して釣れました。

確かに今日は南風なので、濁りは入っていますが、暗いときより明るくなってからのほうが大型が釣れるというのは知りませんでした。釣具屋さんが。「朝方がいいよ」と言っていた理由がわかりました。

さて、折角大型が釣れ始めたので、もっと釣っていたい気もしたのですが、明るくなって、もう一つ気づいたことがあります。それは、今日の海は結構凪で、波も低く、某堤防に行くのに最適ということです。どうも、昨年に比べ南浜の各突堤間の水深が浅くなっており、それで突堤周辺だけ波が高くなっているようです。(後存知の通り、水深が浅いと波が高くなります)。大型が少ないのはこれが理由かもしれません。もう少し調べてみる必要がありそうです。いずれにせよ、この波なら某堤防に行ってみようという気になり、ここでの釣りをおしまいにしました。朝5時頃です。

結局釣ったイシモチは全部で38匹でした。うち20cm弱が15匹、25cm弱が15匹で、25センチ以上は8匹でした。某堤防遠征後、帰りにきむさんに電話をして小型中心に30匹を引き取ってもらいました。きむさんはイシモチで干物を作るそうです。我が家には大きめの8匹だけを持ちかえり、刺身と塩焼きで食べました。久々に食べたイシモチの刺身はやっぱり最高でした。

ということで、完全徹夜のまま無謀にも某堤遠征に向かいます・・・